波乱含みのハンデ戦で予断を許さない。道悪馬場が予想され、道悪の巧拙も勝敗を左右しそう。実績では昨年の天皇賞・春優勝馬マイネルキッツが最右翼。
しかし、トップハンデ58.5キロ、馬場状態などマイナス材料を考えると、実力を額面通り評価できない。対抗まで。狙って面白いのは、奥手の血が開花したケイアイドウソジン。
前走のメトロポリタンS勝ちがその証し。スローな流れを好位でスムーズに折り合ったセンスの良さは光った。内容は着差(3/4馬身)以上に強い印象を与えた。
「蹄鉄の減り方が以前より速くなった」と、パワーアップの跡を強調する馬場調教きゅう務員。スピードよりパワーが身上のこの馬にとって、道悪馬場も天の味方といえる。まさに、千載一遇のチャンス到来。先行抜け出しの勝ちパターンが決まる。
天皇賞・春4着のマカニビスティーが惑星。連穴には、シャイニータイガー、トレイルブレイザー、ハートビートソングの上がり馬3頭を指名する。
◎2ケイアイドウソジン
○7マイネルキッツ
▲4マカニビスティー
△11シャイニータイガー、14トレイルブレイザー、17ハートビートソング
☆東京10R「鎌倉ステークス」(ダ1400メートル)
全3勝をダ千四で挙げている、エキスパートのアンヴァルトをイチ押し。
休み明け、出遅れる不利が重なった前走の立夏S12着は度外視して大丈夫。すべての条件が好転したここで、本領を発揮する。
◎7アンヴァルト
○11アデュラリア
▲8ゴールドバシリスク
△1サウンドアクシス、10ギンザナイト、13ドリームスカイラブ
☆東京12R・サ4歳上1000万下(ダ1600メートル)
今度こそ、ナイトフッドが決める。
期待した前走は4着に終わっているが、引っ掛かって折り合いを欠き、直線は前が詰まり力を出し切れずに終わったもの。それで0秒1差だから、まともなら勝てる。
前走まで連続2着しており、実力は確かだ。
◎6ナイトフッド
○9ドクターラオウ
▲1サイレントメロディ
△11ドラゴンアルテマ、12テクニカルラン、15トップオブパンチ
☆新潟11R「驀進特別」(芝1000メートル)
休み明け2戦目の鏑矢特別でガラリ一変、ハナ差2着と好走したメイショウナナボシにチャンス到来。
直千競馬も二度目で、プラスアルファは大きい。差し切りが決まる。
◎11メイショウナナボシ
○15サアドウゾ
▲14グラスピュア
△3リネンパズル、10ビラゴーティアラ、12ジニオマッジョーレ
☆京都11R「金鯱賞」(芝2000メートル)
良血馬のルーラーシップが順当にチャンスをつかむ。
海外初遠征の「ドバイシーマクラシック」は6着と不完全燃焼に終わっているが、ここでは役者が違う。馬体の立て直しに成功し、反撃態勢は整ったと力説する陣営を信頼して大丈夫。
勝って宝塚記念に名乗りをあげる。
◎13ルーラーシップ
○5キャプテントゥーレ
▲8ネオヴァンドーム
△6フミノイマージン、9アーネストリー、15トップカミング
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。