スポーツ
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スポーツ 2019年01月30日 17時00分
“貴の二の舞”スター不在に
稀勢の里引退の影響がモロに出そうなのが営業面だ。発売と同時に売り切れていた入場券の売れ行きも、稀勢の里の不振や貴乃花親方(46)の退職などのいわゆる“貴の呪い”が重なってだんだん陰りが出ていた。「これからどうなるか。まったくの未知数で、稀勢の里がいなくなったのは本当に痛い」(協会幹部) つい数年前まで、大相撲界はトラブル、不祥事が相次ぎ、その影響で入場券の売れ行きもさっぱり、という冬の時代にあえいでいた。このままいけばまた不人気時代に逆戻りするのは必至。 いかに“稀勢ロス”を最小限にとどめるか…。八角理事長の手腕が問われることになりそうだ。 もう1つの心配は、稀勢の里の今後の身の振り方だ。引退して「荒磯」を襲名した稀勢の里は、しばらくは部屋付き親方として引退相撲などの準備に追われることになる。そして来年前半にも分家独立して荒磯部屋を興し“第二の稀勢の里作り”に乗り出すことになる。引退会見で「どんな力士を育てたいか」と問われた稀勢の里は、こう話した。「一生懸命相撲を取る力士、そして、けがに強い力士。そういう力士を育てたいと思います」 稽古一途で横綱に駆け上がり、ケガに泣いた稀勢の里らしい意気込みだが、問題は稽古場の外にある。「19年ぶりに日本人として横綱になり、カリスマ的な人気を誇っただけに、周りの親方たちが放ってはおきません。相撲協会の勢力争いに担ぎ出され、『やれ理事だ』『理事長を目指せ』となるに決まっています」(前出・担当記者) その前例が元貴乃花親方だった。中卒のたたき上げで絶大な人気を誇り、晩年はけがに泣き、多くのファンに惜しまれながら引退するなど、貴乃花と稀勢の里には共通点が多い。ともに二所ノ関一門でもあった。 このため、血気盛んな若手の親方たちにあと押しされて一門を飛び出し、若くして理事になった貴乃花。だが、その後は様々なトラブルを引き起こし、最後は相撲協会を退職したのは記憶に新しいところ。果たして、稀勢の里は大丈夫か。「そうでなくても、曙以降、9人中5人もの横綱が大相撲界を離れ、横綱経験者が極端に少なくなっているだけに、祭り上げられる可能性は高い。ジッとしていれば、次の次あたりの理事長にもなれる素材なんですがね」(協会関係者) 土俵を去っても、稀勢の里改め荒磯親方から目を離せない。
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スポーツ 2019年01月30日 12時00分
稀勢の里、貴乃花の呪い 大相撲人気「冬の時代」逆戻り
あのとき、稀勢の里は何を見ていたのだろうか…。 いきなり2連敗し、いよいよあとがない状態で迎えた初場所3日目の栃煌山戦。稀勢の里は「これがオレの相撲なんだ。こだわりすぎだと批判したいヤツは批判しろ」と言わんばかりに、これまで自分を支えてきた左差しを試みた。しかし、見事に空転…。逆に栃煌山にモロ差しを許してなす術なく追い詰められ、いよいよ土俵を割ろうとするとき、自らの敗戦を悟って力を抜き上空を仰ぎ見た。17年の現役生活にピリオドを打つ決意をした瞬間だった。 翌16日の朝、師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)が明かした。「もう(稀勢の里は)土俵に上がりません。今日で引退します」 そして同日午後、急きょ設定された引退会見に稀勢の里は薄グリーンの着物に袴の正装という姿で現れた。「私、稀勢の里は今場所をもちまして引退し、後進の指導に当たりたいと思います。横綱として皆様の期待にそえられないということは非常に悔いが残りますが、私の土俵人生に一片の悔いもございません」 稀勢の里は腹の底から声を絞り出して大粒の涙をこぼし、そのあとも涙が途切れることはなかった。 横綱在位期間はたった2年、12場所。その間、36勝36敗97休という散々な成績に終わり“最も勝率の低い横綱”“最も休場率の高い横綱”という不名誉な記録を残した。 しかし、相撲協会に対する貢献度は抜群。このことは稀勢の里が横綱になって以降、連日、大入り満員が続いたことや、引退会見の翌日に八角理事長をはじめ各所に挨拶するため国技館内を回った際、稀勢の里の行く先々に大勢のファンが群れ、「ありがとう」「ご苦労さん」などの声が乱れ飛んだことでも証明されている。 この集客能力の高い人気横綱を失った大相撲界は今後どうなるのか。気になることが2つある。 1つ目は、その穴を埋める人材が見当たらないことだ。稀勢の里が引退した日、北勝富士に辛勝しなんとか初日からの連勝を4に伸ばした白鵬は心境を明かした。「(横綱は)つらい、大変なものなんです。見た目はよくても、勝たないとダメ。(稀勢の里に)あとを託された感じになりますね」 とはいえ、白鵬もすでに33歳。そう長くは託せない。「大関陣も、もう30歳前後のとうの立った顔ぶればかり。先場所優勝した貴景勝をはじめ御嶽海、逸ノ城、阿武咲らの若手が伸びてきてはいますが、ポスト稀勢の里に名乗りを上げるにはまだ時間がかかる。しばらくは稀勢の里がいなくなった寂しさを噛み締める場所が続くでしょう」(担当記者)
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スポーツ 2019年01月30日 06時00分
WWE中邑真輔、アスカが王者でレッスルマニア出場濃厚!他の日本人選手は敗戦!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間28日、アリゾナ州フェニックスのチェイス・フィールドでPPV『ロイヤルランブル』を開催。昨年12月にルセフに敗れ、US王座から陥落した中邑真輔がルセフとのリターンマッチに挑んだ。 ゴング前からルセフを睨みつけた中邑がアームバーから三角締めと得意の関節技で攻め込むと、パワーで勝るルセフは強引に中邑を持ち上げてスープレックス。試合終盤にはランドスライドを決めた中邑が突如コーナーのターンバックルカバーを外すと、それを見つけたラナと口論に発展した。 その隙に襲い掛かるルセフだったが、中邑が避けたためラナに誤爆。このチャンスに中邑は動揺したルセフの背後から、必殺のキンシャサを叩き込んで3カウント。王座陥落から約1ヶ月、US王座をルセフから取り戻した。中邑はメインイベントで行われた男子のロイヤルランブルにも2番手で出場し、2年連続優勝を狙ったが敗退。世界最大のビッグマッチ『レッスルマニア』でWWE王座への挑戦は厳しくなったが、今年はUS王者として『レッスルマニア』で防衛戦に臨むことが濃厚となった。 昨年12月のPPV『TLC』で、ロウ女子王者ロンダ・ラウジーの試合介入から、棚ボタ式に日本人初のスマックダウン女子王座を戴冠したアスカは、前王者“ザ・マン”ことベッキー・リンチのリターンマッチを受けた。 アスカがドロップキックで先制して「ワシがチャンピオンじゃ」と大阪弁で叫べば、挑戦者ベッキーも「カモーン!」と挑発してアッパーカットで反撃するなど、激しい攻防を展開。試合終盤にはベッキーのディスアーマーをかろうじてかわしたアスカがアスカロックで捕まえ、ブリッジしながら変型アスカロックを極めるとベッキーはたまらずギブアップ。アスカは最強の挑戦者ベッキーを相手に王座防衛に成功した。 しかし、ベッキーはその後行われた女子ロイヤルランブルに急遽出場し、なんと優勝を収め『レッスルマニア』での挑戦権を強奪。アスカに関しては、昨年の『レッスルマニア』で戦ったシャーロット・フレアーも狙いを定めており、まだ予断を許さない状況だが、今年はスマックダウン女子王者として防衛戦に臨む可能性が高まっている。 キックオフショーでは、軽量級ブランド205 Liveで活躍する日本人スーパースター、ヒデオ・イタミと戸澤陽が、カリストとともに、クルーザー級王者バディ・マーフィーにフェイタル4ウェイマッチで挑戦した。 試合序盤からヒデオと戸澤は試合を優勢に進めるが、終盤に形勢が逆転。最後はヒデオがマーフィーのマーフィーズ・ローを食らって3カウントを許した。ヒデオにとってはようやくつかんだチャンスだっただけに、悔しい結果になってしまった。また、女子ロイヤルランブルに出場したファームブランドNXTのカイリ・セイン、紫雷イオはともに敗退。こちらも『レッスルマニア』出場のチャンスを逃す結果となってしまった。文・どら増田写真・©2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2019年01月29日 22時10分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「飯塚高史」技巧派の過去を封印した“クレイジー坊主”
スキンヘッド&あごひげの異様な面相でアイアン・フィンガー・フロム・ヘルを繰り出す。そんな悪役スタイルで会場を沸かせてきた飯塚高史が、1・4東京ドーム大会直後の1月7日に引退を発表した。2月21日の後楽園ホール大会がその引退記念興行となる。 2008年4月に突如として悪役に転向し、現在の容貌となったが、もともと飯塚はクールなイケメンで、むしろ技巧派として売り出された。 「’85年の入門だから闘魂三銃士の1年下。同年にジャパンプロレスへ入団した馳浩がいて、ロス五輪出場の実績からグルジアでのサンボ修行に派遣された際は、飯塚もそれに同行しており、技術の高さを早い時期から見込まれていました」(プロレスライター) 帰国後には長州力のパートナーに抜擢されて、IWGPタッグ王座を戴冠した。その長州が’98年に“引退試合”として行った5人掛けでは、ただ1人、飯塚だけがアキレス腱固めで1本を奪っている。 「5人掛けにおける他のメンバーは、新人の藤田和之と吉江豊に、ジュニアヘビーの高岩竜二と獣神サンダー・ライガー。ヘビー級でそれなりに実績のある飯塚が勝っても不思議ではないが、それでもやっぱり長州が1本を譲るというのは、期待の表れだったことに違いありません」(同) 飯塚にとっての不運は直上の三銃士それぞれが、個性あふれるスター候補生であったことだろう。そのため、どうしても後塵を拝すことになり、また、会社からは先輩たちにないキャラクターを押し付けられることとなった。 その最たるものが、野上彰と組んで’93年に結成されたJ・J・JACKSだ。正式には“ジャパニーズ・ジョリー・ジャックス”で、意味は「日本の陽気な男たち」というもの。その名にちなんでフリフリの付いたコスチュームをまとったりしたが、北海道出身で地味な性格の飯塚にとって、こうした演出は絶望的なまでに似合わず、結局、タイトル獲得に至らぬまま2年半ほどで解散となった。 だが、’99年の小川直也vs橋本真也戦において、試合後の乱闘でセコンドの村上和成を病院送りにしたことにより、潮目が変わってくる。飯塚は村上との因縁マッチで名を上げ、対格闘技用の秘密兵器と目されるようになったのだ。 ’00年にはIWGP王者・佐々木健介への挑戦、さらにはG1タッグリーグ戦に優勝(パートナーは永田裕志)と、ようやく主役の座が巡ってきたかに見えた。 また、同年の大みそかに『イノキ・ボンバイエ』(大阪ドーム)で組まれた飯塚&永田vsマーク・コールマン&マーク・ケアー戦は、ファンから“格闘プロレスの最高峰”と称されもした。 しかし、ようやくブレイクした飯塚を悲劇が見舞う。’01年6月、長井満也との対戦で大けがを負い、長期欠場を余儀なくされたのだ。 「コーナーに詰められた際、長井に蹴りを連発された飯塚はガチ失神。このときの首の故障は深刻で、それまで得意技としてきたサンボ由来のブリザード・スープレックスや裏投げなども、首への負担が大きいことから思うように使えなくなってしまいました」(同)★狂乱ファイトを見守る温かい目 だが、災い転じて福となすというべきか。長い雌伏のときを経て、’08年にそれまでと180度異なる悪役に振り切れたのは、華麗な投げ技を封じられたことが一因としてあったのだろう。故障欠場のため、流行していたPRIDEなどの格闘技戦に駆り出されなかったことも、ある意味で幸運だったかもしれない。 ヒール転向後の飯塚人気は、まさにうなぎのぼり。なぜか「ウガー」としか言わないキャラクター設定も、アイアン・フィンガー・フロム・ヘルなる鉄製グローブによる地獄突きも、実況の野上慎平アナとの抗争劇も、やることなすことファンに支持された。 「飯塚の場合、根本的に“いい人”という共通認識がファンの間にあるところが、いわゆる一般的なヒール人気との大きな違い。急所打ちや噛みつき、凶器攻撃など悪役ファイトに徹していても、どこか“あの飯塚さんがスキンヘッドにまでなって頑張っている”と、温かい目で見守るような雰囲気がありましたね」(同) 野上アナを襲ってドラえもん風やブラジャー風のペイントを施すときも、それが妙にうまいあたりに生真面目さが感じられた。 ちなみに、かつてのパートナーである野上は「決して飯塚はいい人ではない」「スカした性格だった」と証言している。しかし、これは飯塚のヒールターン後の発言であり、いい人と言っては商売の邪魔になるとの配慮かもしれず、決して鵜のみにはできない。 引退発表から数日後の深夜番組で、ももいろクローバーZのメンバーを追い回す飯塚の姿があった。昔ながらのヒールらしいヒールが少なくなった昨今、異色のレスラー人生を歩んだ飯塚の雄姿を胸に刻んでおきたい。飯塚高史***************************************PROFILE●1966年8月2日生まれ、北海道室蘭市出身。身長181㎝、体重107㎏。得意技/アイアン・フィンガー・フロム・ヘル(地獄突き)、噛みつき。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年01月29日 17時45分
巨人 原監督が長嶋派一掃 阿部へ下す「引退勧告」
1月16日、コーチ会議を行った巨人が、2月1日からスタートする宮崎キャンプのスケジュールを発表。それは3日に早くも紅白戦を敢行するというのだ。 キャンプ序盤は走り込みを中心に体力づくりを行うのが球界の“常識”だ。その後、キャンプ中盤から紅白戦を始め、3月のオープン戦に向けた実戦練習と一、二軍の振り分けを行うのだが、それが今季から一変する。変革の理由とは? 「紅白戦は一軍の若手と二軍選手中心となっているが、ベテラン陣の方が気を揉んでいる。内海哲也、長野久義がFAの人的補償で放逐された今、『次は自分の番か』と…。とりわけ、控え捕手の阿部慎之助は心中穏やかではないだろう。紅白戦の早期実施は、実は中日時代、落合博満監督の『オレ流』を真似た“ロートル狩り”。阿部に引導を渡すのが狙いという情報もある」(スポーツ紙デスク) 中日の監督に就任した当時の落合氏と、今季巨人の監督に就任した原辰徳氏(60)は、チーム状況が酷似している。ともに前年まで4年連続V逸。どん底にあるチームの再建を託され監督に就任したからだ。 そんな当時の落合氏が実施したのが、キャンプ序盤からの紅白戦だった。ベテランも若手も分け隔てなくガチンコ勝負させ、必要な戦力をふるいにかけた。 結果、不満分子になりかねないロートル選手はベンチに追いやられ、監督在任8年でリーグ優勝4回、2位3回。クライマックスシリーズでリーグ優勝した原巨人を打ち負かし、日本一に輝いたこともあった。 当時、敵将として身をもって「オレ流」を体感した原監督。思い切った血の入れ替えと選手の若返りでV奪還を目論んでいるのだ。 それを窺わせたのが、大相撲初場所で初日から3連敗を喫し、引退した横綱稀勢の里への、原監督からのコメントだ。「燃え尽きたんでしょうね。ご苦労様ですね。相撲の世界の厳しさでしょう」 昨年の秋場所千秋楽から8連敗で、横綱としてはワースト記録を更新。それを考えれば、稀勢の里の引退はしごく当然なのだが、「聞きようによっては、ポジションがないまま巨人ベンチのボスに君臨し続けるベテラン、阿部への当てつけとも取れる」とは、前出のスポーツ紙デスクだ。 阿部は、’00年のドラフト会議で1位指名され、’01年の開幕戦からスタメンの座に座り、正捕手として長嶋巨人、原巨人を牽引してきた功労者だ。しかし、近年は故障続きで、’16年からは一塁手に転向。その一塁にも、昨季から新四番の岡本和真(22)が定着した。今季から捕手に復帰し小林誠司(29)から正妻の座を取り戻す心づもりのようだが、原監督に「捕手・阿部」というプランはない。 「目立たないが、小林は3年連続セ盗塁阻止率1位で投手陣の信頼も厚い。しかもこのオフ、西武から捕手の炭谷銀仁朗(31)を獲得した。若手捕手の大城卓三、宇佐見真吾らも成長しており、これだけライバルが多くては、紅白戦の出番さえないのが現実だ」(同) とはいえ、阿部は巨人で10年以上にわたってレギュラーを張った選手であり、2000本安打を放った功労者だ。そんな阿部になぜ引導を渡そうと急ぐのかというと、絶対的な権力を手にした原監督が「長嶋人脈」を巨人から一掃したいからだという。 「内海、長野の移籍でミスターゆかりの選手は阿部だけ。仕上げの段階に入ってきている。原監督には、甥の菅野智之と『原・菅野王朝』を築き上げる野望がある」(同) 長嶋派の一掃は、唯一のライバル松井秀喜氏の巨人監督就任を封じることにも通じる。さらに阿部が巨人軍の本流から外れれば、「菅野監督」も見えてくる。 そんな原監督を牽制する巨人の山口寿一オーナーはコーチ会議から2日後の18日、長嶋茂雄終身名誉監督(82)の様子を明かしている。胆石の治療のため昨年7月に入院していたが、昨年末に退院し現在は自宅でリハビリテーションを行っているという。 巨人のキャンプを訪問する可能性については「そこまでは分からない。入院が長かったですから」と言葉を濁したが、健在ぶりを示している。 阿部には「ミットがだめならバットで」と期待する声もある。しかし、今季の巨人はFAで丸佳浩、炭谷を獲得。オリックスから自由契約となった中島裕之も加わり、内外野とも選手層がさらに厚みを増した。 「その移籍組に加えて昨秋から調整を続けている若い吉川尚輝、松原聖弥、和田恋、田中俊太、重信慎之介が完全に仕上がっています。グアムでゆったり調整する阿部が、彼らを打ち負かすことは難しい。キャンプ途中で二軍降格もありそう」(巨人OBの野球解説者) 巨人は一、二軍が同じ宮崎でキャンプを張るのは11日まで。その間に一軍対二軍の“下克上マッチ”を随時組み込み、13日からの一軍沖縄キャンプのメンバーを決める。 阿部は現在、通算本塁打399本と現役選手でトップ。あと1本で史上19人目の400号に到達するが、3月20日で40歳を迎えることを考えれば、正妻獲りどころか、引退の危機に瀕しているのは明らかだ。
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スポーツ 2019年01月29日 17時30分
今年次第ではジンクスに?5年後のブレークが続くソフトバンクのドラフト1位投手
各球団が補強に勤しんだ今オフに、全くといっていいほど補強に動かなかったソフトバンク。今季は補強に頼らず育成でチームを構築し、2年ぶりのリーグ優勝、3年連続の日本一を目指すという姿勢を明確にしている。 昨年は大竹耕太郎や牧原大成といった成長株が一軍に定着し、続出した故障者を穴埋めしたことも記憶に新しいソフトバンク。当然、今季も多くの選手がブレークを期待されているが、筆者はその中でも2014年ドラフト1位の松本裕樹の台頭を期待している。 なぜ、松本の名前を挙げるに至ったのか。それは近年ソフトバンクのドラフト1位投手に起きている“5年後のブレーク”が大いに関係している。今後を見据えたドラフト戦略を繰り出す年も多いソフトバンクだが、その目論見通りこの3年は、5年後に戦力となったケースが相次いでいる。■2016年:武田翔太(14勝8敗・防御率2.95) 2011年のドラフトで1位指名を受けた武田は、ルーキーイヤーにいきなり8勝をマーク。その後の2年は思うように成績は残せなかったが、2015年に13勝をマークすると、その翌年は現時点でキャリアハイとなる白星を稼ぎ出している。■2017年:東浜巨(16勝5敗・防御率2.64) 2012年ドラフトで3球団競合の末ソフトバンクに入団した東浜だが、その後4年間でわずか15勝。期待に応えられないシーズンが続いていたが、2017年はそれまでの勝星を上回る成績でブレークを果たし、自身初の最多勝にも輝いた。■2018年:加治屋蓮(72試合・4勝3敗31ホールド・防御率3.38) 2013年のドラフトで1位指名を受けたものの、その後2年間で4試合しか一軍で登板していなかった加治屋。しかし、迎えた2018年はそれまでのうっぷんを晴らすかのように登板回数を重ね、岩嵜翔、デニス・サファテを欠いたブルペン陣の救世主となった。 以上のように、ここ3年続いているソフトバンクドラ1投手の“5年後のブレーク”。果たして今季の松本は彼らのようなブレークを果たし、これを幸運のジンクスへと昇華させることができるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年01月29日 12時40分
監督に体罰発覚、「指導の一環」と説明しセンバツ出場へ 甲子園出場決定チームの不祥事相次ぐ
28日、今年3月に行われる選抜高等学校野球大会に出場する愛媛・松山聖陵高校野球部監督(37)が、部員を小突くような仕草をする動画がTwitter上にアップされ、騒動に発展した。 問題の動画は、何者かがTwitterにアップしたもので、階段の下で監督が部員に対し何事か注意を与えながら、肩のあたりを小突く様子が映っていた。撮影者は階段の上に隠れるような形で潜んでおり、故意に怒らせ撮影した疑いも浮上している。 また、投稿日も松山聖陵が選抜出場を決めた夜であり、撮影日時も昨年9月と見られることから、「同校を陥れようとする意図があったのではないか」と囁かれている状況だ。 事態を受けた松山聖陵高校は、26日に監督に聞き取り調査を実施。そして、28日に県高野連に報告した。さらに、同校は事態について「暴力ではなく、指導の一環」と説明。監督はルール違反を繰り返す生徒に対し、「厳しい指導をしていた」のだと説明。学校の処分は監督の指導自粛にとどめ、高野連の判断を待つ方針だ。 高校野球甲子園大会については昨今、出場を決めたチームが、予選終了後に不祥事が発覚するケースが相次いでいる。今年の出場校では、春日部共栄高校が昨年の関東大会で準優勝を収め、選抜出場を決めた後の12月、監督が練習試合の際、部員に暴力を振るっていたことが発覚し、当該監督は謹慎処分となり、出場が危ぶまれた。 結局、春日部共栄は無事予選の結果が尊重され、出場校に選ばれ出場する方向だが、監督については高野連の処分を待って人選する模様で、更迭の可能性もあるようだ。 また、2006年には春夏連覇を達成し、最強の名を欲しいままにしていた駒大苫小牧高校が部員の喫煙と飲酒を理由に、出場が決まっていた選抜高等学校野球大会を辞退し、当時の監督香田誉士史氏(現・西部ガス硬式野球部監督)が辞任に追い込まれている。また、2005年にも明徳義塾高校が夏の高知予選に優勝したものの、部員の喫煙と暴力で出場を辞退している。 一方で、部員の強制わいせつ事件や、加熱式タバコの所持が発覚した高校が辞退にせずにそのまま大会に出場するケースもあり、その「判断の違い」について議論になっている状況だ。 「甲子園大会には不祥事について明確な基準がありません。本来部員が犯罪をすれば出場辞退が妥当であると思われますが、『既に退部した』『レギュラーとは関係ない』という理由で辞退しない場合もあります。これでは、真面目に出場辞退をした高校がバカを見ていると言わざるを得ません。 また、監督の体罰についても、基本的には禁止となっていますが、体罰に至る状況次第では許されることもある。ともかく、高野連が明確な線引きしていないことが、混乱の原因ではないかと。日本学生野球憲章に沿って判断すると言っていますが、その憲章に曖昧な点が多すぎます。 SNS時代になり、これからも監督の体罰や部員の不祥事などが次々に明るみに出ることが予想されます。高野連が何かしら明確な基準を設けるべきでしょう」(野球関係者) 日本トップリーグ連携機構の川淵三郎氏から、「頭の中身は明治時代から変わっていない」と痛烈に批判されるなど、その運営体制が時代に追いついていない感がある高野連。不祥事を起こした高校についてどのような措置を取るかについて、明確な基準を示してもらいたいものだ。文・櫻井哲夫
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スポーツ 2019年01月29日 11時50分
アジアの頂点まであと1つ!日本が“アジア最強”イランを下し決勝進出!
28日に行われたアジアカップ準決勝。この日イランと対戦した日本は、スコア3−0で見事に勝利を収め、遂に決勝の舞台へと駒を進めることとなった。 トルクメニスタン戦を最後にスタメン落ちが続いていた大迫勇也が、5試合ぶりに復帰を果たした日本。“アジア最強国”と目される強豪イラン相手に、一進一退の攻防を見せつつ、前半をスコアレスドローで折り返した。 お互いに譲らない勝負が動いたのは、エンドが変わった後半11分。柴崎岳のパスを受けた南野拓実が、一度は相手DFに倒されつつも、ゴール前へクロス。これを大迫が頭で流し込み、日本に待望の先制点がもたらされた。 決勝進出を狙う日本の攻勢は、これだけには留まらない。後半22分、南野のパスが相手DFのハンドを招きPKを獲得。これを大迫が確実に決め、そのリードは2点に広がった。さらに、後半終了間際の47分には、原口元気が相手DFを振り切り、ダメ押しの3点目を奪取した。 最後までイラン相手に失点を許さなかった日本は、スコア3−0でこの大一番に勝利。来月1日に行われる決勝への切符を手にし、いよいよ2大会ぶりのアジア王者まであと1つとなった。 対アジア勢39戦無敗だったイランに、3点差をつけての完勝を収めた日本。今回の試合を受けたネット上には、「今日の日本は最高の試合をしたと思う」、「やっぱり大迫って半端ないわ」、「今後を考えても経験値の大きな試合になったはず」、「あと1つなんとか勝ってくれ!優勝するぞ!」といった称賛の声が数多く寄せられている。 準決勝を突破した日本は、決勝でカタール対UAEの勝者と激突する。なお、アジアカップでの対戦成績は、カタールが「1勝1敗2分」、そしてUAEが「1勝2敗1分」と、どちらに対しても白星を先行させてはいない。 李忠成の劇的ボレーでオーストラリアを下し、アジア王者に輝いた大会からはや8年。アジア最強と目されていたイランを撃破した今の日本ならば、必ずや2大会ぶりの栄光を掴み取ってくれることだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年01月29日 06時00分
議論を呼ぶ貴景勝の大関“お預け” 致し方ない面もあるのでは?
今月1日配信記事の中で、次期大関候補として名前を挙げさせてもらった貴景勝。9月場所で「9勝6敗」、11月場所で「13勝2敗」(初優勝)をマークした気鋭の22歳は、新関脇として迎えた今場所「11勝4敗」。2場所連続優勝とはならなかったが、最後まで優勝争いを盛り上げた。 これにより、「三役で直近3場所33勝」という大関昇進目安を、ちょうどクリアする星勘定となった貴景勝の3場所。ただ、昇進を預かる審判部が場所後の昇進に“待った”をかけたことで、ネット上には疑問を呈する声が数多く寄せられている。 場所後の新大関誕生を期待していたファンが、今回の判断に異を唱えたくなるのも理解はできる。しかし、筆者個人としては、昇進“お預け”には致し方ない面もあるのでは、という思いもある。 今回の登場人物である貴景勝は、冒頭の通り今場所で初めて関脇となった力士である。これ以前は2018年1月、9月、11月の3場所で小結を務め、11月場所では賜杯を手にしてもいるが、その三役経験はまだまだ乏しい。焦って昇進させるよりは、じっくりとその力量を見極めた方が、今後のためにもなるだろう。 初めての番付で残した「11勝4敗」は、もちろん素晴らしい成績ではある。ただ、対戦のあった豪栄道(千秋楽)、高安(10日目)の2大関には共に敗れており、対高安に関してはこれで3連敗。2大関が決して好調ではなかったことを考えると、どうしても印象が悪くなってしまうのは否めない。現に審判部は今回の判断の理由として、千秋楽の敗戦を挙げてもいる。 そもそも、先に書いた昇進目安はあくまで“目安”であり、協会や審判部が公式に設ける“基準”ではない。今回の判断も数字だけでなく、以上に記したような内容も含めた総合的な判断であることは疑いようがないだろう。 ただ、審判部は見送りの判断と共に、「来場所は大関獲りの場所」と明言してもいる。求められる成績は恐らく2ケタの白星だが、悔しさをバネにした貴景勝ならきっとやってくれるはずだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年01月28日 17時30分
”日本人”ラミレス監督が狙う侍ジャパンの掌握
”ラミレスジャパン”は、本当に実現するのか――。 野球・日本代表「侍ジャパン」のスタッフ会議が開催されたのは、1月24日だった。3月9、10日に行われるメキシコ選抜チームとの強化試合に向け、「どんな選手を招集するのか」について、話し合った。 「若手中心のチーム編成になりそうです。ペナントレース開幕も近く、各チームの主力選手は実戦を想定した調整の真っ最中なので、代表試合に難色を示すでしょうし」(スポーツ紙記者) 会議後、稲葉篤紀監督(46)は清宮幸太郎内野手(19)の初招集も示唆した。目下、清宮は右手首の故障で自主トレでの調整も遅れているという。「回復」が大前提となるが、昨季、二軍ながら好成績を残したヤクルトの村上宗隆内野手の名前も挙げており、メキシコ戦を若手に国際試合の経験を積ませる機会に変えたいのだろう。 侍ジャパンの方向性が見えてきたのと時期を同じくして、DeNAのラミレス監督(44)も”猛アピール”を始めていた。 <昨日から日本人です!> 球団公式ツイッターを介し、1月23日に日本人国籍を取得したことを発表したのだ。 「ラミレス監督は侍ジャパンの指揮官になりたいと話してきました。どの球団もそうですが、DeNAの監督職は成績いかんでいつクビを切られるか分かりません。日本の国籍を取得することで、NPBにも『代表チームの監督をやりたい。そのための準備も怠っていない』とアピールしたかったんでしょう」(球界関係者) 親日家で日本人女性とも結婚したラミレス監督は、現役時代から”永住”への思いを口にしていた。ヤクルト、巨人時代を知るプロ野球解説者はこう話す。 「食生活も日本人そのもの。お箸の使い方も上手だし、納豆以外はみんな食べられると話していました。遠征中のホテルで朝食に焼き魚をリクエストしたこともあったし、たこ焼きや手羽先などの行きつけの店もあったり」 私生活でも日本人になりきっているようだ。 侍ジャパンの監督という目標だが、ラミレス監督にはNPB関係者も一目置いている点があるという。短期決戦の巧みな戦い方だ。一昨年のクライマックスシリーズでは劣勢を耐え忍んで広島を破り、日本シリーズでもソフトバンクを苦しめた。シーズン中も「8番・投手」の変則打順で臨むことが多い。先発投手を救援登板させる奇襲を用いる一方で、調子の上がらない選手を我慢して使う場面もある。DeNAスタッフによれば、「データを頭に入れ、数字を元に戦略を練るタイプ」という。 要するに、思いつきやヒラメキによる奇をてらった作戦ではなく、「根拠のある奇襲」を用いる指揮官なのだ。 「侍ジャパンの指揮官に選ばれることは名誉なことですが、そのプレッシャーは並大抵のものではありません。負けたときのバッシングは相当なもの。故・星野仙一氏が北京五輪で敗退したとき、二度はやりたくないとこぼしたほど。闘将の異名も持つ星野氏が弱気になるくらいですから」(前出・関係者) ラミレス監督はこうした重圧について、どう考えているのか…。 12球団の監督経験者は代表指揮官を敬遠する傾向にある。稲葉代表監督の次を検討するときが来たら、”立候補”しているラミレス監督にスンナリ決まるのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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