秋山は「UFC100」(現地11日、米・ラスベガス)のアラン・ベルチャー戦で米マットデビューを果たす。いよいよ大一番まで10日を切ったこの日は報道陣にトレーニングを公開。ミット打ちでは強化してきたという打撃を披露したほか、自身のジムに設置したオクタゴンで金網対策にも自信をつけたようで、順調ぶりをアピールした。
全米デビューに向けてUFCでの愛称も決まった。これまで「SEXY山」ないしは「ミスターハリウッド」の2つが浮上していたが、結局のところ「SEXY山」に最終決定。
この日の練習を視察したUFCのエドワード・マンシー副社長は「彼の考え方、ボディーはとっても魅力的。アキヤマはとってもセクシーさ」と、SEXY山に脱帽しきりだ。
この“評価”に当の本人は「自分で言うのは恥ずかしいですけど、(このニックネームが)向こうでは笑いになるのか、うなづいてくれるのか。ファンの方が決めることですから」と困惑気味。「自分の試合を見て全米の人たちに、本当にセクシーって言われたらいい」と照れ笑いするしかなかった。
秋山といえば、日本では「反骨の柔道王」と呼ばれてきたが、2007年の大みそか「Dynamite!!」桜庭和志戦でスキンクリームを使用して反則行為となったことから、近年は一部で「ヌル山」と不名誉なニックネームで称されることもあったが、米国では結果を残し「SEXY山」を浸透させられるか。今後の闘いに注目だ。