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WWE中邑真輔、アスカが王者でレッスルマニア出場濃厚!他の日本人選手は敗戦!

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中邑真輔

 世界最大のプロレス団体WWEは日本時間28日、アリゾナ州フェニックスのチェイス・フィールドでPPV『ロイヤルランブル』を開催。昨年12月にルセフに敗れ、US王座から陥落した中邑真輔がルセフとのリターンマッチに挑んだ。

 ゴング前からルセフを睨みつけた中邑がアームバーから三角締めと得意の関節技で攻め込むと、パワーで勝るルセフは強引に中邑を持ち上げてスープレックス。試合終盤にはランドスライドを決めた中邑が突如コーナーのターンバックルカバーを外すと、それを見つけたラナと口論に発展した。

 その隙に襲い掛かるルセフだったが、中邑が避けたためラナに誤爆。このチャンスに中邑は動揺したルセフの背後から、必殺のキンシャサを叩き込んで3カウント。王座陥落から約1ヶ月、US王座をルセフから取り戻した。中邑はメインイベントで行われた男子のロイヤルランブルにも2番手で出場し、2年連続優勝を狙ったが敗退。世界最大のビッグマッチ『レッスルマニア』でWWE王座への挑戦は厳しくなったが、今年はUS王者として『レッスルマニア』で防衛戦に臨むことが濃厚となった。

 昨年12月のPPV『TLC』で、ロウ女子王者ロンダ・ラウジーの試合介入から、棚ボタ式に日本人初のスマックダウン女子王座を戴冠したアスカは、前王者“ザ・マン”ことベッキー・リンチのリターンマッチを受けた。

 アスカがドロップキックで先制して「ワシがチャンピオンじゃ」と大阪弁で叫べば、挑戦者ベッキーも「カモーン!」と挑発してアッパーカットで反撃するなど、激しい攻防を展開。試合終盤にはベッキーのディスアーマーをかろうじてかわしたアスカがアスカロックで捕まえ、ブリッジしながら変型アスカロックを極めるとベッキーはたまらずギブアップ。アスカは最強の挑戦者ベッキーを相手に王座防衛に成功した。

 しかし、ベッキーはその後行われた女子ロイヤルランブルに急遽出場し、なんと優勝を収め『レッスルマニア』での挑戦権を強奪。アスカに関しては、昨年の『レッスルマニア』で戦ったシャーロット・フレアーも狙いを定めており、まだ予断を許さない状況だが、今年はスマックダウン女子王者として防衛戦に臨む可能性が高まっている。

 キックオフショーでは、軽量級ブランド205 Liveで活躍する日本人スーパースター、ヒデオ・イタミと戸澤陽が、カリストとともに、クルーザー級王者バディ・マーフィーにフェイタル4ウェイマッチで挑戦した。

 試合序盤からヒデオと戸澤は試合を優勢に進めるが、終盤に形勢が逆転。最後はヒデオがマーフィーのマーフィーズ・ローを食らって3カウントを許した。ヒデオにとってはようやくつかんだチャンスだっただけに、悔しい結果になってしまった。また、女子ロイヤルランブルに出場したファームブランドNXTのカイリ・セイン、紫雷イオはともに敗退。こちらも『レッスルマニア』出場のチャンスを逃す結果となってしまった。

文・どら増田
写真・©2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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