5月に5度目の防衛を果たした内藤は、WBCより、(前防衛戦の5月26日から)90日以内に暫定王者ポンサレック・ウォンジョンカム(タイ)との王座統一戦開催を、その後はさらに同級1位のポノムランクレック・クラティンデーンジム(タイ)との連続指名試合を指令されている。地道に防衛回数を伸ばしてきた内藤だが、相手に不足ありといわれ、評価はあまり高くないだけに宿敵で強敵のポンサレックとの統一戦については暗雲が立ち込めている。
ボクシング評論家は、「内藤は5度目の防衛戦も薄氷の勝利だったし、いまやメンタル的にもポンサレックに勝つ力はない。次戦で負けて引退という流れが容易に想像できる」とかなり辛口の解説をする。内藤自身も既に引退後の人生を設計しているというから驚きだ。
「引退後は、なんと紳助ファミリー入りを画策しているのです。内藤は亀田大毅戦以降、テレビ番組に数多く出演してきました。いきなりの奇行やおとぼけトークが“天然”ともてはやされ、“内藤ワールド”とも評され笑いをとった。これに気を良くした内藤は、紳助にいじってもらって上地雄輔的な立ち位置を目指しているというのです」(ジム関係者)
世界タイトルを長く防衛した王者が、おバカタレントに転じることを熱望しているというのはあまりにも志が低くて呆れるが、一方の紳助サイドはどうなのだろう?
「吉本興業は今年から”スポドル”を目玉にしているので、内藤は是非手に入れたい存在でしょうね…。でも、笑ってしまうことに、なんと宮田ジムまで一緒にマネジメントに入るというんですよ(苦笑)。何のためのボクシングジムでしょうか。もし、こんなことが実現されたら宮田ジムはボクシング業界からも総スカンでしょうね。亀田親子を笑えない事態ですよ」(週刊誌記者)
仮に吉本興業と内藤の両者の思惑が一致して、内藤の紳助ファミリー入りが実現したとしても一寸先は真っ暗闇だと指摘する声もある。
「内藤がバラエティー番組で見せる内藤ワールドは天然というより、単なるボクシング後遺症です。具志堅用高、ガッツ石松、輪島功一のようなシャレにならないお笑いキャラを目指すならそれも有りかもしれませんが、内藤は上地のようなアイドル的キャラを視野に入れている。吉本と内藤、両者の方向性の違いが明らかになって、思い違いをしている内藤がすぐにお払い箱になるでしょうね」(スポーツ紙芸能担当記者)亀田戦を機に無名→一躍時の人となって全国区のボクサーとなった内藤。王者の肩書きを失ったらタダの人に違いないのだが…。
上地のようなおバカアイドルを目指す内藤だが、女性からの評価は極めて低い傾向だ。
本紙取材によると、次のような辛らつな意見が出るわ出るわ…。
「ボクシングはよく知らないけど、いじめられっこを売りにするキャラ自体、男として好きじゃない。ああいう話を聞いているとボクシングが、価値の低いものと思えてきてしまう」(21歳・アルバイト)
「いくらおバカキャラとしてでも人気の出る顔立ちではないのでは? 既婚だし興味ないかな」(25歳・OL)
「母性本能も沸かないので上地くんキャラを目指すのは難しそう」(41歳・主婦)
女性に嫌われるようではタレント的価値に疑問が残る。タレントに色気を出さずに地味な第二の人生を考えた方が内藤には合っていそうだ。
WBC世界フライ級王者・内藤大助の6度目の防衛戦は今秋に日本で開催されることが有力になった。宮田博行会長が明らかにしたもので、相手は同級暫定王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)で王座統一戦となりそうだ。
WBCからは5月の防衛戦後、90日以内にポンサクレックとの対戦を義務づけられ、交渉決裂の場合は今月14日にメキシコ本部での入札を指定されていた。しかし宮田会長は「最終交渉は相手陣営が来日してからになりますが、早い時期にまとまると思います。開催地は基本的に日本で合意しています」と話している。
またV6戦の時期に関しては、内藤が前回の試合で両まぶた、口内を負傷したこともあり練習不足は否めないため8月から1か月の延期が見込まれ、WBC側も“不可効力”として理解を示しているといわれるだけに今秋が有力となっている。