スポーツ
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スポーツ 2021年11月27日 17時30分
ヤクルト・高橋、日シリ登板でメンタルが激変? 完封直前の異例表情は大ブレークの予兆か
まさに度肝を抜かれるほどの、大仕事と言って良いだろう。 11月21日の日本シリーズ第2戦、東京ヤクルトスワローズの高橋奎二がオリックスバファローズを相手に、2-0で完封勝利を挙げた。オリックス打線を5安打に抑え、クライマックスシリーズ(CS)対巨人戦に続いての価値ある白星となった。 また、この左腕の功績は、チームに今シリーズ初白星をもたらしただけではない。前日の初戦、3対1と盤石の展開の中、9回にマウンドに登ったマクガフが一つのアウトも取れずに3失点、まさかの逆転サヨナラ負けという悪夢を払拭するとともに、そのマクガフを始め、リリーフ陣に休息を与える結果にも繋がっている。 「(初戦の敗戦を受け)やり返すという気持ちでマウンドに立った。抑えられて良かった」と試合後の感想を述べている。まさにシリーズの流れを引き寄せるに、これ以上ない程のピッチングを披露した。 さらに、シリーズ初登板初完封は史上13人目の記録であり、加えて日本シリーズにおいて実に14試合振りとなるセ・リーグ球団の勝利(2018年広島対ソフトバンク第2戦以来)でもある。何より、シーズンを通しても完投数が激減したと言われる昨今のプロ野球、やはり重要な場面で先発投手が試合を投げ抜く姿は、感慨深いものがある。 高橋は今シーズン、8月以降から先発ローテに定着するも、優勝争いが熾烈を極めた終盤では思うような結果が残せなかった印象だ。それでも、ポストシーズンではCSファイナルステージで巨人の菅野智之に投げ勝つなど、舞台が大きくなるにつれ力を発揮。エース奥川恭伸に次ぐ存在にまで急成長し、日本シリーズのマウンドでも飛躍を遂げた。 第2戦の8回を投げ終えた後、ベンチでは伊藤智仁コーチが高橋に歩み寄り、何か言葉を交わしながら人差し指を立てる仕草を見せ、それに対し高橋はうなずきながら笑顔で応じている。最終回の「あと一回」を任せられたやり取りだったことは容易に想像できる。だが、日本シリーズの極限の場面としては似つかわしくない程、リラックスした表情であり、その後も見事に、託された最後の一回を3人で締めくくっている。 大舞台での過去最高のパフォーマンスは、まさに今シリーズでも主役級の働きと言っても過言では無いだろう。プロ6年目、若き左腕は、今後もスワローズの躍進を支える大きな存在となっていくはずだ。(佐藤文孝)
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スポーツ 2021年11月27日 11時00分
“大谷MVP無理”で炎上の石毛元監督、見る目の無さは昔から? オリ監督時代に物議を醸した助っ人の処遇とは
今季投手として「23登板・9勝2敗・防御率3.18」、野手として「155試合・.257・46本・100打点」といった数字を残し、19日(現地時間18日)にアメリカン・リーグのMVPに選出されたロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平。2001年のイチロー氏(元シアトル・マリナーズ他)以来となる日本人メジャーリーガーの受賞にネット上にも喜びの声が挙がる中、思わぬ話題を集めたのが野球解説者の石毛宏典氏だった。 石毛氏は大谷がMVPを受賞する前日の18日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。その中で、大谷のMVP受賞について「無理でしょ。みなさん何を期待しているのかよく分からん。『絶対獲ってほしいよね、日本人で初めて』っていう(のは)無理だと思いますよ」と断言した。 石毛氏は続けて、「ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ/.273・48本・121打点)だとかゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ/.311・48本・111打点)はもっともっと良い数字を残している」と、リーグ本塁打王を争ったライバル打者の方がいい成績を残していると指摘。さらに、「白人ナンバーワンというのも、まだ僕はあると思ってます」と、人種の壁に阻まれるのではという持論も展開した。 >>大谷MVPの裏で球界レジェンドが炎上?「白人女性捕まえてきて」「MVP獲れない」発言が物議<< 結果的に外れた石毛氏のこれらの見解を受け、ネット上には「イチローが過去に取ってること、ペレスが最終候補に入ってないこと知らない時点で論外」、「白人、アメリカ人以外でMVP獲った選手は過去にも大勢いるんだが…」などと苦言や批判が噴出。一方、「監督時代から見る目の無さが全く変わってない」、「オリの監督辞めて20年弱経っても選手を正しく評価できないのか…」と、オリックス監督時代(2002-2003)を絡めた呆れ声も数多く挙がった。 オリックス監督時代の石毛氏は、後に本塁打王に輝く助っ人打者・セギノールを干して物議となっていたことも。2002年に新助っ人としてチームに加入したセギノールは、同年5月終了時点で16本塁打を放つなど長打力を発揮したが、石毛監督は確実性の低さ(打率.245)を嫌ったのか、6月以降はしばしばセギノールをスタメン外に。当時のファンの間では「なぜ使わないのか」という不満も少なくなかった。 また、同月下旬には「なぜ干されているか分かっとらん。自分で気が付くまで使わん」、「いつもベンチでボーッとしとる」などと態度面にも苦言。これを聞いたセギノールから「言われたことをやってきた自負はある。チームの勝利を追求したときに(外国人を使わないのは)どうなのかな」と異議を唱えられても、「そうする(勝利を追求する)から彼らを外すんだよ。復帰して、いくつ三振食らってるんだよ」と態度を硬化させたまま。結局、セギノールは「89試合・.204・23本・47打点」という成績だった8月末に二軍落ちとなると、その後復帰できないまま9月末に球団から解雇されてしまった。 ただ、セギノールはその後1年の米マイナー暮らしを経て2004年に日本ハムに加入すると、4年間で計122本塁打をマークし、本塁打王も1回獲得するなど大活躍。この期間にAクラス3回、リーグ優勝2回、日本一1回を達成したチームを主砲として牽引したため、ファンの間では「石毛もオリックスも見る目が無かった」という声も少なからず挙がっていた。 セギノールが去り迎えた2003年、石毛氏はチームが開幕20試合で「7勝12敗1分」と負けが込んだことから途中解任に。セギノールの実力を正しく評価し起用していれば、開幕直後のタイミングで辞めさせられることもなかったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について石毛宏典氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC9uwO3E7TohCjf1X3zU_kOw
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スポーツ 2021年11月26日 20時30分
ロッテ・松永、育成打診発表に疑問 「言えない情報がある」里崎氏も過去に示唆、“音沙汰無し”が長引く事情は
14~25日にかけ、本拠地・ZOZOマリンスタジアムで秋季練習を行ったロッテ。練習終了翌日の26日、プロ15年目・33歳の大嶺祐太、9年目・33歳の松永昂大の2名に戦力外通告を行ったことを発表した。 >>ロッテ訴訟騒動の清田を助けたのは「許そうと思ったから」 G.G.佐藤氏が明かした理由に驚き、疑問の声も<< 球団公式サイトはこの日、「松永昂大投手、大嶺祐太投手に来季契約を結ばない旨を通知しましたのでお知らせします」と両名を戦力外としたことを発表。合わせて、松永には育成での再契約を打診している旨も記載している。 今季の両名は大嶺が「8登板・1勝1敗・防御率4.09」、松永が未登板(オープン戦では2試合登板)とどちらもほとんど成績は残せず。大嶺は6月22日・ソフトバンク戦を最後に一軍マウンドには戻れず、松永に至っては二軍でも未登板のままシーズンを終えている。 両名の戦力外発表を受け、ネット上には「個人的に応援してたから残念だけど、数字を考えたら大嶺のクビは致し方ない」、「ほとんど登板機会が無かった大嶺は切られても仕方ないな」、「大嶺は二軍でも防御率イマイチ(3.63)だったし、もう上がり目は無いって判断されたんだろう」と、大嶺の戦力外については納得の声が寄せられている。 一方、松永については「大嶺よりも投げてないのになぜ育成を打診したのか」、「表に出てない故障か何かがあって、それの回復を待つってことなのか?」、「FAの時に里崎が匂わせてたことも関係してたりするんだろうか」と、育成再打診への疑問や背景を推測するコメントが数多く挙がった。 松永は昨オフ国内FA権を行使するもチームに残留したが、この件について球団OBの里崎智也氏は昨年12月に自身のユーチューブチャンネルに投稿した動画内で「言えない情報がある」、「いろいろな話を聞く限り、松永のFAは仕方ない、この状況なら誰でもする」と、並大抵ではない事情があるという旨を匂わせ物議に。加えて、今季は各報道で松永の動向が全く伝えられていないことから、表に出せないような事情が絡んでいるのではとみているファンも少なくないようだ。 「球界では大きな故障・手術からの復帰をめざす選手を、球団が一度育成に落として回復を待つというケースは珍しくありません。松永は昨季左ひじの不調に苦しみ一軍5登板にとどまっているため、現在進行形でひじの治療・リハビリに努めている可能性は考えられるでしょう。ただ、球団発表や報道が全くない点や里崎氏の匂わせ発言を踏まえると、故障ではなくメンタル面の不調や重大な疾患と闘っている可能性も否定はできません。直近では2017年2月に阪神・横田慎太郎が頭痛で春季キャンプを離脱した後に続報が途絶え、同年9月になって脳腫瘍と診断を受け闘病していたことを球団が公表したケースがありますが、もしかしたら松永も同じような事態に陥っているのかもしれません」(野球ライター) ロッテではこれまでセットアッパーの一角として、「359登板・16勝15敗135ホールド1セーブ・防御率2.91」といった通算成績を残している松永。球団発表を受けた報道では左ひじ・肩痛に苦しんだという内容も伝えられているが、一部からは「イマイチ信用ならん、それぐらいの理由なら球団もとっくに公表してるはず」と疑問の声が挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について千葉ロッテマリーンズの公式サイトよりhttps://www.marines.co.jp/
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スポーツ 2021年11月26日 19時55分
元横綱・朝青龍氏が不甲斐ない甥っ子に激怒?「コノヤローって感じ」 生観戦後に不満吐露、“直接指導”に期待の声も
元横綱・朝青龍氏が25日、大相撲11月場所12日目の取組を現地観戦。観戦後に伝えられた甥っ子の平幕・豊昇龍についてのコメントがネット上で話題となっている。 >>元横綱・朝青龍氏が舞の海氏に激怒「顔じゃないよ!」 白鵬への「汚点」発言で思い出される過去の失言とは<< 10月4日に自身のツイッターに『九州場所見に行く』と今場所を観戦する旨を投稿し、場所初日の11月14日には豊昇龍が『25日に来るみたい』と具体的な日時を明かしたことが伝えられていた朝青龍氏。豊昇龍の予告通りにこの日会場に姿を見せ、幕内の取組をマス席で観戦した。 注目が集まっているのは、同日の全取組終了後に応じた囲み取材の中で語った豊昇龍に対しての発言。豊昇龍はこの日平幕・大栄翔に敗れ「5勝7敗」と負け越しにリーチがかかったが、朝青龍氏は「花咲かしてくれよコノヤローって感じですね。剣道部のあれ(竹刀)でケツに2、3発たたいてあげたい」と苦言。その後も「僕も期待も大きいので。なんていうのか、プライドを持ってほしいなと思う。プライドを本土俵で出してほしいと思う。きょうは勝ってくれると思ったけど残念です」と厳しい言葉を並べたという。 朝青龍氏の発言を受け、ネット上には、「ただでさえ黒星先行で、直接観戦でも負けたってなれば怒るのも無理はないな」、「今日は出足は良かったのに逆襲されて負けちゃったからなあ…」、「ファンの立場からしても、今日は勝っておじさんにいい所見せてほしかった」と理解を示す声が寄せられている。 一方、「それなら甥っ子に直接アドバイスしてくれ」、「今はちょうど部屋に行きやすくなったタイミングだし、自ら胸を出して教えてあげるのもアリなんじゃないか?」、「稽古が無理でも、一緒に飯食って色々話するとかはしてほしいな」と直接指導を望む声も数多く挙がった。 日本相撲協会は国内の新型コロナ感染者が減少傾向にあることを受け、今場所から後援会員ら関係者の稽古見学を解禁。23日には、26日の13日目以降は力士の外出を条件付きで許可することも発表している。これらの動きを踏まえ、朝青龍氏が直接、豊昇龍を指導する展開を期待しているファンも少なくないようだ。 「朝青龍氏が規制緩和について認識していたのかは不明ですが、同氏は26日に現役時代に所属していた高砂部屋を訪問。現在部屋を率いる高砂親方(元関脇・朝赤龍)や、不要不急の外出により7月場所から出場停止中の平幕・朝乃山との2ショット写真などを自身のツイッターに投稿しています。豊昇龍は高砂部屋ではなく立浪部屋の所属ですが、師匠・立浪親方(元小結・旭豊)の許可次第では直接稽古を視察することは十分可能だといえます。なお、朝青龍氏はこれまで豊昇龍に電話で助言していることはたびたび報じられている一方、過去に直接稽古を行ったことがあるとは報じられていません」(相撲ライター) 今年はここまでの5場所で勝ち越し3回、負け越し2回と調子のムラが目立っている豊昇龍。朝青龍氏がその甥っ子のために一肌脱ぐ展開は果たしてあるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について朝青龍氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/Asashoryu
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スポーツ 2021年11月26日 17時30分
東京女子プロレス来年1.4後楽園大会でプリプリ王者、山下実優に瑞希が挑戦「東京女子を背負っていきたい」
東京女子プロレスが25日、東京・後楽園ホールで「ALL RISE '21」を開催。坂崎ユカ、瑞希のマジカルシュガーラビッツ(以下、マジラビ)が、山下実優、伊藤麻希の「121000000(ワン・トゥー・ミリオン)」の挑戦を退けてプリンセスタッグ王座初防衛に成功。瑞希が22年イッテンヨン(1月4日)、後楽園で、山下が保持するプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑むことが決まった。 マジラビが合体式のクロスアームバスターを伊藤に決めれば、「121000000」は山下のニーリフトと伊藤のヘッドバットの合体技を瑞希に繰り出すなど一進一退の激しい攻防が続いた。あっという間に20分が経過し、山下が瑞希に雪崩式アティテュード・アジャストメントを決め、伊藤がダイビング・ビッグヘッド、山下がジャーマンへとつなぐも、坂崎がカット。坂崎は山下にスワンダイブ式ドロップキック、伊藤にマジカルメリーゴーランドを決め逆襲。山下はハイキックからクラッシュ・ラビットヒートを狙うも、瑞希は丸め込んで阻止。なんとか脱出した山下はSkull Kickを見舞おうとするも、回避した瑞希はキューティースペシャルで投げた。さらにキューティースペシャルを繰り出すと、そのままホールドして3カウントを奪取。 退場しようとする山下を呼び止めた瑞希は「東京女子に所属して約1年が経ちました。東京女子が大好きやからこそ、東京女子を背負っていきたいと思いました。そろそろその白いベルトを持ちたいから、瑞希の挑戦を受けてほしい」とアピール。山下は「断るわけないでしょ。やってやるよ。このベルトはそんなに簡単じゃない。メチャクチャに蹴り倒してやる。このベルトは放しません。イッテンヨンでやりましょう」と受諾し、決戦の場を来年のイッテンヨンに指定した。 バックステージで瑞希は「ユカっちがいたから、タッグっていいなって思った。(ワン・トゥー・ミリオンに)勝てたことは大きい。みぃちゃんと闘うのって、ボコボコにされるし、一人じゃつらいなって思うことが多いけど。瑞希も東京女子を背負っていきたいと思ったから、勝ったこのタイミングじゃないとって思って。東京女子が始まってから、ずっとイッテンヨンを大事にしてるのも知ってる。絶対にいい大会にしたいし、最後に白いベルトを持ってるのは瑞希でありたいと思う」とプリプリ王座獲りを宣言した。(どら増田)
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スポーツ 2021年11月26日 15時35分
中日・又吉のFA流出は「逆に補強になる」? ソフトB調査報道に期待の声、投打で狙い目になり得る選手は
2014年から中日でプレーし、今季までに「400登板・41勝26敗143ホールド10セーブ・防御率2.86」といった通算成績を残しているプロ8年目・31歳の又吉克樹。26日、ソフトバンクが今オフのFA獲得調査に乗り出していると複数メディアが報じた。 >>中日・平田、電子タバコPR投稿が物議「吸って大丈夫なの?」 先月公表の大病から心配の声、グラウンド内での悪影響指摘も<< 報道によると、今季リーグ4位に沈んだソフトバンクはセットアッパー・モイネロ、守護神・森唯斗らの離脱などもありリリーフ運用に苦しんだことなどから、どちらの役割もこなせる又吉に着目。又吉が今季7月に取得した国内FA権を行使した場合は即アタックする方針だという。 今季の又吉はセットアッパー・抑えとしてフル回転し、「66登板・3勝2敗33ホールド8セーブ・防御率1.28」と安定した数字をマーク。オフシーズンの報道では球団と複数回FA残留交渉を行い、その中では複数年契約も提示されたが権利行使の意志は固いと伝えられている。 ソフトバンクの又吉調査報道を受け、ネット上には「ソフトバンクが狙ってきたか…資金力ある球団だし引き留めは厳しくなったかな」、「札束攻勢で強引に引き抜かれる未来しか見えない」、「立浪(和義)新監督は今の内から又吉の穴埋め策を考えた方がいいな」と流出を心配する声が寄せられている。 一方、「人的補償取れるなら逆に補強になると思う」、「ホークスに獲られるならまだ救いがある、見込みのある選手が何人かプロテクト漏れしそうだし」、「投打どちらも人的の選択肢は広そうだし、引き抜かれるのは損ばかりでは無いのでは」と、流出後の展開を期待する声も多数挙がった。 又吉は権利取得当初の報道では人的補償が不要なCランク選手と伝えられていたが、オフシーズンに入ってからは一転して補償が得られるBランク選手であると報じられている。そのため、中日は仮に又吉がソフトバンクに流出しても、人的補償選手の選択次第では戦力アップも見込めると考えているファンは少なからずいるようだ。 「今季の中日はチーム打率(.237)、本塁打数(69本)がどちらもリーグ最下位と打力不足に苦しんだチーム。打線のテコ入れを図りたいのであれば、ポテンシャルはありながらも一軍に定着できていない打者が28名のプロテクト枠から漏れていれば狙う価値はあるでしょう。ファンの間では、2018年に22本塁打を放ちながら翌年以降はくすぶっている上林誠知などはプロテクト外ならかなり魅力的な人材だと期待する声も多数挙がっています。一方、又吉の代役としてリリーフをもらいたいと考えた場合は高橋純平(通算56登板)や松本裕樹(同87登板)など、一軍の実績はありつつも絶対的な存在ではない投手がプロテクト漏れしていれば獲得を検討する価値もあるのではないでしょうか」(野球ライター) ソフトバンクだけでなく、阪神やDeNAも獲得調査に動いていると伝えられている又吉。一部からは「移籍するなら1番補償が期待できるソフトバンクを選んでほしい」という声も挙がっているが、今後の又吉の動向にも注目が集まりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年11月26日 11時00分
オリックス・中嶋監督、ヤクルト守護神の攻略法を掴んだ? 選手らが打席で見せた気になる動きとは
新型コロナウイルスの影響だろう。両監督の脳裏に「延長戦」の選手起用のシミュレーションはできていなかったようだ。 日本シリーズ第5戦(11月25日)は、9回表、代打・ジョーンズの一発でオリックスが勝利した。星勘定では先に3勝を挙げているヤクルトがまだ有利だが、中嶋聡監督は「次(第6戦)は山本(由伸)!」と先発投手を堂々と明かしたところから、「シリーズ制覇できる」と思っているのだろう。 >>オリックスバッテリーの配球に球界OBが「本当に解せない」 裏目に出たスライダー多投に苦言、選手擁護の声も<< 「ヤクルトは5対5の同点で迎えた9回に、守護神のマクガフを投入しました。オリックスも代打の切り札と言っていいジョーンズを使いました。奇しくも、両監督とも『ここで決着をつける』と同じことを考えていたのかもしれません。延長戦のことは考えていなかったのでは」(プロ野球解説者) 今季のペナントレースは新型コロナウイルスの感染防止の観点から、「延長戦ナシ」の特別ルールで行われた。 しかし、日本シリーズは違う。例年通り、「12回まで」の延長戦が行われる。 9回で決着がつかなかった場合の投手継投策、代打策などを考えていなかったのでは? ヤクルト・高津臣吾監督はディフェンスの切り札であるマクガフを9回に投入した。すでに先発の原樹理を含め、5人の投手を使っていた。6人目のマクガフを出した時点で、ベンチ登録している残りのピッチャーは3人。前日に好投した清水昇と、スアレス、金久保優斗だ。金久保は今シリーズでまだ登板がない。スアレスはともかく、未登板の若い投手を一球が命取りになる延長戦の場面では使いたくないはずだ。 オリックスサイドにも「延長戦突入後の不安」はあった。 「9回の同点の場面でジョーンズを代打で起用しました。その9回表の攻撃が無得点に終わっていたら、すでにモヤも代打で使ってしまい……」(前出・プロ野球解説者) 両チームとも“9回総力戦”の雰囲気が染みついていた。 延長戦対策ではないが、こんな情報も聞かれた。 「オリックス側はマクガフに対し、何か攻略法のようなものを掴んでいるのかもしれません。第4戦も投げ、この時は無失点に抑えてくれましたが、彼の武器であるカットボールを簡単に見逃していました。直球に対しても、どのバッターも前方の足を踏み込んで打っています」(球界関係者) 昨年の日本シリーズは、11月25日に決着がついた。新型コロナウイルスの影響でペナントレースの開幕が大幅に遅れたためだが、今年の11月25日は「第6戦へ」を告げる日となった。1点を争う攻防を続いており、見応えのある試合ばかりだが、「寒い」。ドーム球場でも試合中盤以降になると、「もう一枚着ておけば…」という肌寒さだ。これも、新型コロナの影響でスケジュールが遅れたためである。 第6、7戦は屋外の「ほっともっとフィールド神戸」が舞台となる。勝敗のカギは“防寒”かもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年11月25日 22時30分
K-1 参戦の才賀紀左衛門「年齢もアラサーのオッサンとしての見せ方をしっかり出来たらいい」
東京・PURGE TOKYOにて、12月4日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)で開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~スーパー・ウェルター級&フェザー級ダブルタイトルマッチ~」大会の[スーパーファイト/K-1フェザー級/3分3R・延長1R]で玖村修平と対戦する才賀紀左衛門が、公開練習を行った。 公開練習では矢口哲雄トレーナーが見守る中、1分間のシャドーとサンドバッグへのパンチを披露した才賀。昨年、電撃的にK-1に復帰を宣言し、今回試合をする玖村とは3月の「K’FESTA.4 Day.2」日本武道館大会で一度試合が組まれていたが、自身の拳の負傷のために欠場。仕切り直しの一戦に向け調整を続けている最中だ。 練習を再開してまだ間がないということだが、「やっぱり先生(矢口哲雄トレーナー)の指導が凄くいいんで変わっていくのが分かりますね」と成長の手応えも掴めているという。「PURGE TOKYOに来て前と同じやったら意味がないんで、以前の自分との違いをドンドン見せられたらいいなと思います」と以前とは違う成長した姿を見せようと張り切っている様子。 また、「1年ぶりに試合が出来るようになって、自分の状況がちょっとずつ落ち着いてきたんで、今回試合が終わって体調が良かったら、月1とか2か月に1回とかのペースで試合をしたいなっていう気持ちはありますね」と試合へのモチベーションも高まっているほど、充実した日々を送っている。 こうして調整を進めている才賀だが、今回の試合に向けて対戦相手の玖村をそれほど研究しているわけでもない。「バランスが良くて何でもできる子っていうか、フェザー級やったら玖村くんも強いと言われてますもんね。フェザー級の激戦区の中にいる一人っていうのが、なんとなくそうなんやなっていうぐらいですかね」とその印象もふんわりしたもの。本人の中では相手云々よりも、試合は「自分との戦い」という認識があるようで、「相手っていうよりは昔の自分を乗り越えていくことですよね。昔のK-1に出ていた時の自分をドンドン越えていくために、新しいジムで新しい仲間と新しい自分を作っている最中ですかね」と己を磨くことに集中しているという。 「年齢的にもそうですけど、こっから自分を進化させる、こっから自分の見せ方を作っていかないとダメなんで、相手が云々というよりも自分との戦いというか、この試合で自分がどう変われるかなんですよ。僕はコンスタントに試合をやっていきたいと思っているし、今回の試合、次の試合、次の次の試合ってやっていって、自分の進化を見て分かってもらえるような形を作れたらいいなと思っています」と才賀。 現在のK-1は若い選手たちが台頭して、リングを盛り上げている。しかし、「強いから有名になれるわけじゃないと思っていて、一人の人として、ファイターとしていろんな見せ方を出来ないとダメやなと思っているんです。自分は父親として、年齢もアラサーのオッサンとしての見せ方をしっかり出来たらいいかなと思っていますね」と若い選手には出来ないリング上での自分の表現にこだわっていく。(どら増田 / 写真©︎K-1)
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スポーツ 2021年11月25日 18時30分
平幕・豊昇龍、取組後の表情が物議「朝青龍みたい」 土俵下に落ちた相手を睨みつけ、威嚇行為ではない可能性も?
24日に行われた大相撲11月場所11日目。今場所5勝目を挙げた平幕・豊昇龍が取組後に見せた表情がネット上で物議を醸している。 前日まで「4勝6敗」の豊昇龍はこの日、同「5勝5敗」の平幕・翔猿と対戦。立ち合い、やや左に体をかわした翔猿の動きについていった豊昇龍は、そこから体を入れ替えながらたたき・突き押しを繰り出す翔猿の攻めをいなしつつ両まわしをつかむ。その後は一気に翔猿を土俵外へ寄り切り勝利した。 問題となっているのはこの直後の豊昇龍の表情。豊昇龍は寄り切られた勢いで土俵下に落下し、伊勢ケ濱審判部長(元横綱・旭富士)に覆いかぶさるようにぶつかった翔猿をその場で3秒ほどにらむように凝視。その後はゆっくりと歩いて西の徳俵前に戻り勝ち名乗りを受けた。 >>平幕・豊昇龍、敗戦後の無礼な振る舞いに怒りの声 「やっぱり血は争えないのか」朝青龍の悪癖が影響?<< 豊昇龍の表情を受け、ネット上には「勝負ついたのにさらに相手を睨みつけるなんて気合入り過ぎだろ」、「おじさんの朝青龍(元横綱)みたいな厳しい視線だ」、「個人的には目でダメ押ししてるようにも見えた」と驚きの声が寄せられている。 一方、「落ち方が落ち方だから、翔猿や伊勢ケ濱親方のことを心配してたのでは」、「衝突のせいで怪我してないか気にして凝視してたように見えた」、「翔猿が体起こすの見てから目を離してるし、内心では『大丈夫かな』って思ってたんじゃない?」と、心配のまなざしだったのではというコメントも多数挙がった。 「角界では土俵下で取組を判定する勝負審判が、取組中に土俵下へ落下した力士と激突し負傷したケースは少なからず存在します。2016年3月場所では、横綱・白鵬(現間垣親方)にダメ押しで土俵外へ投げられた関脇・嘉風(現中村親方)が土俵下の井筒審判部副部長(元関脇・逆鉾)が激突。これにより井筒審判長は全治3カ月の骨折を負い、伊勢ケ濱審判部長が白鵬に厳重注意を与える事態にも発展しました。今回豊昇龍が翔猿を凝視した理由は不明ですが、自らの相撲で重大なアクシデントにつながってしまったのではと内心危惧していた可能性もゼロではないのではないでしょうか」(相撲ライター) 今回激突した翔猿、激突された伊勢ケ濱親方はどちらも25日午後3時時点では怪我をしたとは特に伝えられていない。激突のきっかけとなった豊昇龍も、ひょっとすると胸をなで下ろしているのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年11月25日 17時30分
DeNA・石井コーチの帰還にオールドファン歓喜! 他球団を渡り歩いた“リビングレジェンド”の手腕に期待
横須賀の追浜で22日まで行われていたベイスターズの秋季トレーニング。13日に正式にコーチ就任が発表された石井琢朗コーチは15日には早速合流し、勢力的に動き回った。 オールドファン中心に、石井復帰に歓喜するのには理由がある。石井は1988年にドラフト外で足利工業高校から横浜大洋ホエールズにピッチャーとして入団し、ルーキーイヤーに初勝利を挙げ幸先の良いプロ生活をスタート。しかし3年目には野手転向を決意し、名前も忠徳から琢朗へ変更するとその年にサードのポジションをゲットした。 93年に横浜ベイスターズに球団名が変更されてからは俊足巧打・攻守のプレーヤーとしてサード、ショートのポジションをこなし、打順も1、2番として存在感を発揮した。98年には選手会長に就任し、不動のリードオフマンとして優勝に貢献。2006年には2000本安打を達成するなど“ミスター・ベイスターズ”と呼ぶのにふさわしい活躍を見せた。しかし2008年にベイスターズは無情にも戦力外を通告し、カープに移籍。2012年に引退するまで赤いユニフォームを着て戦った。 若い時期から中心選手として活躍し、決して強くないチームを牽引し、優勝時の日本シリーズではもはや伝説となっている初打席でのセーフティバントヒットを鮮やかに決め、チームに勢いをつけることに成功。その後佐々木主浩氏、谷繁元信氏ら優勝メンバーが次々とチームを離れ、TBS時代の暗黒期にもチームを鼓舞した石井にもあっさりと戦力外を通告する球団にファンはじくじたる思いを抱いていた。 それでもカープに移籍する際、ベイスターズファンに対し感謝イベントを自腹で開催。カープも同じ応援歌を継承し、横浜スタジアムでの引退試合での360度の大合唱は、いまでも語り草となっている。 そんな特別なスターが14シーズンぶりに帰ってきた。トレーニング合流初日には「ここにいた時は、成績やファンの声援など、与えられたものを与えられたまま出ていってしまった。逆に今度は自分がチームに対して与えられればなと、すごく思います」と、当時の不遇を知るファンにとって、さらに泣かせるセリフを発した石井琢朗新コーチ。他球団を渡り歩いたエキスを元に、ようやくたどり着いた横浜の地でその手腕を存分に発揮してくれるだろう。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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カネやん、「血も涙もない」?『珍プレー・好プレー大賞』にも登場、倒れた選手の額を蹴飛ばした伝説の大乱闘劇
2020年05月17日 11時00分
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一度は使ってみたいプロレスの言霊 「俺の人生にも一度くらい、こんなことがあってもいいだろう」発言者・長州力
2020年05月17日 08時00分
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新時代のスターが下克上を果たす! 全プロ野球ファンが注目した世紀の対決、松坂は結果に納得せず?
2020年05月16日 11時00分
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全国夏の甲子園中止か 高校野球に「地方分離論」が浮上
2020年05月16日 11時00分
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スポーツ
阪神が一気に優勝候補となるペナントレース「6月開幕」
2020年05月16日 06時00分
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スポーツ
「ダルビッシュさん」が突然のTwitterトレンド入り! ファンから投稿が殺到したワケは? 本人からは不満も
2020年05月15日 20時50分
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スポーツ
開幕延期で過熱する 中日・大野雄大投手「FA争奪戦」
2020年05月15日 18時00分
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スポーツ
「デブは治せるけどハゲは治せねえんだよ!」 元楽天監督・大久保氏が激怒、原監督がそそのかした? 阪神ファンとの舌戦に賛否
2020年05月15日 17時40分
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スポーツ
東京五輪絶望的 新国立競技場メーン会場の遠隔地開催案
2020年05月15日 15時00分
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スポーツ
ダルビッシュも「開催するのは非現実的」 高校野球・夏の甲子園中止報道に、選手・OBからも反応相次ぐ
2020年05月15日 13時15分
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スポーツ
ヤクルト・奥川、マー君以上のルーキーイヤーに? 元女房役の意味深な言葉、チーム状況も追い風か
2020年05月15日 11時45分
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スポーツ
ダルビッシュ、先輩のYouTube登録者数を倍増させる? ルーキー時代の恩人への心遣いに本人も感激
2020年05月14日 19時30分
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ヤクルト本拠地移転が再燃! 静岡、新潟に絞り込み
2020年05月14日 18時00分
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自主練習でパワーアップ! DeNA・神里はおうち時間を有効活用!
2020年05月14日 17時30分
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元中日・川上氏がユーチューバー宣言! SNSには既にお宝動画も? 通算125勝の元エースが満を持して参戦
2020年05月14日 17時00分
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侍ジャパン、次の指揮官は原監督が決める? 噂される日米球界の大物、まさかの電撃復帰もあるか
2020年05月14日 11時45分
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新日本メイ社長「興行再開は無観客から」再開のロードマップを発表!
2020年05月14日 11時00分
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RISE6月大会中止も那須川天心「僕は変わらず元気です」と前を向く!
2020年05月13日 22時30分
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コロナによる現役力士の死去に悲しみの声 2014年から糖尿病を発症、“初っ切り”で根強い人気も
2020年05月13日 20時50分