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阪神が一気に優勝候補となるペナントレース「6月開幕」

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提供:週刊実話

 新型コロナウイルスの影響で開幕を延期しているプロ野球の臨時オーナー会議が、5月12日に開催された。その前日にはJリーグとの対策連絡会議と「12球団代表者会議」も行われており、“最短で6月19日が開幕戦”との方向で、調整が続けられている。

「通常の143試合のペナントレースを消化するのは、もう無理です。120試合を行い、交流戦、クライマックスシリーズはナシ。オールスター戦も同様です。それでも、タイトスケジュールになるのは避けられないでしょう」(球界関係者)

 緊急事態宣言の解除が大前提だが、五輪で休止するはずだった7月21日から8月13日が連戦に次ぐ連戦となりそうだ。この“夏のフル稼働”により、なぜか矢野阪神がⅤ候補に躍り出た。

「通常の公式戦は週6日。これを『休みナシ』としますが、台風などによる中止が重なれば、9月以降はダブルヘッダーもあり得るでしょう。それを乗り切る対策として今季に限り、『外国人選手の一軍出場枠の撤廃』という意見が出ています」(同)

 阪神は8人の外国人選手を抱えている。V候補に挙げられる理由は、単に人数が多いからではない。

「阪神の弱点だった先発投手難が解消されます。来日3年目のガルシアと期待の新外国人ガンケルを先発させ、リリーフのエドワード、スアレスもベンチから外さずに済みます。野手では2年目のマルテ、バース二世のボーア、昨季の韓国球界の打点王であるサンズの3人を同時にスタメン出場させられる」(在阪記者)

 ボーアはオープン戦、本塁打0に終わり、サンズにしても「同じ韓国の本塁打王のロサリオも通用しなかった」と批判的な声ばかり。しかし、それは「一軍戦4人まで」という出場登録枠を争う上での話だ。

 この外国人野手3人に、大山悠輔、近本光司、福留孝介、糸井嘉男らが合体した打線は破壊力バツグンだ。

 しかし、予算の都合上、外国人選手の補強に熱心ではなかった球団は、一軍出場枠撤廃に難色を示しているが、こんな情報もある。

「オーナー会議の議長は輪番制で、今年は三木谷浩史オーナーです。三木谷氏は外国人枠の撤廃論者として有名で、Jリーグ・ヴィッセル神戸でも何人もの大物外国人選手を獲得し、出場枠の撤廃を訴えてきました」(ベテラン記者)

 また、良識派も味方してくれそうだ。ソフトバンクの王貞治球団会長は新春のTV出演で16球団構想をぶちまけた。球団数が増えれば、選手のレベル低下を招く。それを外国人選手でカバーできるからで、「少子化=競技者人口の減少」という切実な問題もある。

 阪神に追い風が吹いている。矢野燿大監督の高笑いが聞こえてきそうだ。

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