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侍ジャパン、次の指揮官は原監督が決める? 噂される日米球界の大物、まさかの電撃復帰もあるか

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原辰徳監督

 開幕戦の日程を決められず、オーナー会議(5月12日)が空転していた時、NPB本部にこの難局をさらに混乱させるような一報が届けられた。2021年3月開催予定だった第5回ワールド・ベースボール・クラシック(以下=WBC)が23年に延期されるという。「想定範囲内。予測していた」と話す関係者もいたが、その対応策については何も決まっていない。いや、「決められない」と言った方が適切かもしれない。

 「稲葉篤紀代表監督の任期は、今夏の東京五輪まででした。五輪の延期に伴い、稲葉監督の任期も延長する方向でいましたが、23年のWBCまで引き延ばすことはできないでしょう。現役を終えた日本ハム球団には、今も『スポーツ・コミュニティ・オフィサー』の肩書で籍があります。次の日本ハム監督のウワサもあるようだし…」(関係者)

 次の代表監督の選出に、巨人・原辰徳監督も“強い影響力”を持つことになりそうだ。先の関係者が、稲葉監督の選出された経緯をこう説明する。

 「最終的なゴーサインを出したのは強化本部長だった山中正竹氏です。稲葉監督の名前は強化委員会内ですでに出ていました。山中氏らは原監督、王貞治ソフトバンク・ホークス会長など、国際大会の監督経験者に意見も聞き、『経験者のアドバイスから外れていない』ということで、最終決定が下されました」(前出・同)

 原監督たちは「誰がいいのか」とは聞かれなかった。また、特定の誰かを推薦したわけでもない。経験者から“参考意見”を聞き、その前段階で「強化委員会による合議制」で選出された何人かを絞り込むというやり方だ。つまり、侍ジャパンの強化・運営母体でもあるNPBエンタープライズの幹部と、強化委員会の意向が強く影響しているようだ。

 このWBCの延期と同時に、侍ジャパンに関連する重要な人事交代もされていた。

 「NPBエンタープライズがオーナー会議の前日に取締役会を開き、西原研志氏が6月1日付で新社長に就任すると発表しました」(スポーツ紙記者)

 新社長は読売新聞社から出向で、同社設立から要職を任されてきた。巨人OBが推されるなんてことにならないだろうか…。

 「原監督も09年のWBC(第2回)で代表監督を務めています。同大会に選出された他球団の選手、スタッフは、原監督に好印象を持っていました。当時の選手たちはベテランと呼ばれる年齢か、コーチなど指導者になっています。NPBエンタープライズのスタッフも、“原監督のファン”が他球団にも多いことを知っているので、最初に意見を聞くことになりそう」(前出・関係者)

 稲葉ジャパンの主砲は広島・鈴木誠也だが、まとめ役は巨人・坂本勇人だと言われている。稲葉監督が選ばれた経緯をさらに付け加えると、選手、コーチを経験した「内部昇格」でもあった。現コーチの中で、巨人関係者はバッテリーコーチの村田善則氏と内野守備・走塁コーチ・井端弘和氏の2人。村田氏は代表選手の経験がなく、井端氏も中日在籍期間の方が長い。巨人OBが後任に昇格する雰囲気はなさそうだ。

 「代表監督ですが、ペナントレースと国際試合を兼務するつらさもあり、現職の12球団の監督以外から選ぶようになりました。兼務のつらさを報告したのは原監督だと聞いています。その原監督が推す人物がいるとすれば、阿部慎之助二軍監督でしょう。ただ、WBCをイベントと捉えている米国と、世界一奪取の緊張感を常に持っている日本との温度差も問題です。アメリカを本気にさせるとしたら、米国での知名度も高いイチローか、ゴジラ松井、黒田博樹なんですが」(前出・同)

 原監督の任期は21年までの3年契約。原監督自身が侍ジャパンの指揮官に復帰する可能性もありそうだ。(一部敬称略/スポーツライター・飯山満)

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