スポーツ
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スポーツ 2021年12月03日 20時30分
日ハムノンテンダー3選手、一番の狙い目は秋吉? 高木氏の争奪戦予想に疑問の声「衰えてそうだし微妙」
野球解説者の高木豊氏(元横浜他)が2日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。動画内での発言がネット上で物議を醸している。 今回の動画で高木氏は、11月16日に日本ハムから来季の契約提示・保留手続きを行わない、いわゆる“ノンテンダー”とされたことが発表されたプロ11年目・29歳の西川遥輝、同13年目・31歳の大田泰示、同8年目・32歳の秋吉亮の移籍先をテーマにトーク。大田は広島・中日、西川は中日が獲得を検討してもいいのではと主張しそれぞれ理由などを説明した。 >>日本ハム・大田の意味深発言が憶測を呼ぶ 他球団からのオファーを匂わせ? 直近成績から冷ややかな見方も<< 一方、高木氏は残る1名の秋吉については「(年俸的には)失敗してもいい金額でしょ、球団とすれば。だから欲しいところはたくさんあると思う」、「秋吉が一番得するかもしれない。変則投手ってなかなかいないし割と重宝しやすい」と発言。ノンテンダー3名の中では唯一の投手で、現年俸も5000万円(推定)の秋吉は引く手あまたになるのではと予想した。 高木氏は続けて、「秋吉って結構思い切りのいい投手だから、玉砕されるときもあるんだよ。それにはちょっと(球場が)広い方がいいかな」とコメント。秋吉はフライを打たせてアウトを取るスタイルの投手であるため、本拠地が広い球団の方がフィットするのではと指摘した。 また、高木氏は自身が思う獲得に動く価値がある球団として、西武と楽天のパ2球団を挙げる。西武については「なんかしっくりくるんだよな」とだけしか語らなかったが、楽天については「結構オーソドックスな(投げ方の)投手が多くて、ああいう変則がいるとまたちょっといいのかな」と具体的な理由を語った。 高木氏の発言を受け、ネット上には「どっちも億超え年俸の大田(1億3000万円/同)、西川(2億4000万円/同)に比べたら、秋吉は確かに1番リーズナブルではあるな」、「リリーフの枚数は多ければ多いほどいいから、どの球団も検討自体はしてそうな気がする」、「秋吉は中継ぎ、抑えどちらもこなせるから、獲った後に使い道に困るなんてことも無さそうだしね」と同調の声が寄せられている。 一方、「秋吉そんな狙い目か? 獲っても安物買いの銭失いにしかならんだろ」、「低コストなのは確かに魅力だけど、それ以上に最近の数字がなあ…」、「勤続疲労で衰えてそうだし、いくら年俸安くても獲得するのは微妙な気がする」と否定的なコメントも多数挙がった。 秋吉はこれまでヤクルト(2014-2018)、日本ハム(2019-)でプレーし、「379登板・20勝24敗78ホールド71セーブ・防御率3.00」といった通算成績を残しているリリーフ右腕。ただ、日本ハムでは2019年こそ守護神として53試合に登板したが、翌2020年は33登板、今季は10登板と登板数が年々下落している。勤続疲労の影響で調子を落としている可能性もあることから、他球団が動く価値はそれほどないとみているファンも少なくないようだ。 2日に自由契約選手として公示され他球団との交渉が解禁されたが、3日19時時点では獲得に動いている球団があるとは特に伝えられていない秋吉。高木氏の見立てとは逆に、今後新天地探しに苦労することになるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2021年12月03日 19時30分
阪神・梅野、干され気味でもFA残留を決断したワケ 西武・森の存在も影響? 他球団は獲得メリット無しと判断か
2014年のプロ入りから阪神でプレーし、今季までに「786試合・.235・40本・244打点・536安打」といった通算成績を残しているプロ8年目・30歳の梅野隆太郎。3日、今季取得した国内FA権を行使せず残留することが決まったと球団が発表した。 >>阪神・スアレスのメジャー流出をファンが応援? 絶対的守護神の挑戦が後押しされるワケ、球団も既に代役探しに本腰か<< 球団公式サイトはこの日、「梅野隆太郎選手が、FA権を行使せず阪神タイガースに残留することになりましたのでお知らせいたします」と梅野のFA残留を発表。また、「このメンバーとこれからも野球をしたい、みんなと優勝したいという思いで残留することを決めました」という梅野のコメントも掲載されている。 今季の梅野は正捕手として全143試合中130試合に出場し、シーズン成績は「.225・3本・33打点・91安打」と今ひとつだったが、得点圏打率はリーグ2位の「.321」と随所で勝負強さを発揮。しかし、今季最終盤の10月は全20試合中、出場が9試合と出場機会が激減したままシーズンが終了。オフに入ってからは、今季5月に取得したFA権の行使について熟考していることが報じられていた。 梅野のFA残留を受け、ネット上には「終盤干され気味だったのによく残留したな」、「矢野(燿大)監督も直接慰留はしてなかったし、もうこのまま出ていくものと思ってた」、「出るにしろ残るにしろ宣言自体はすると予想してたからビックリ」と驚きの声が寄せられている。 一方、「よそからオファーが無かったから出るに出れなかったのか?」、「調査報道がほとんど出てない中で宣言するのはリスクが高いって判断したんだろうか」、「近いうちに森(友哉)がFA市場に出るから梅野がスルーされたって説はない?」と、残留に至った背景を推測するコメントも数多く挙がった。 球界ではFA選手が交渉解禁日(今年は12月9日)以前に他球団と交渉を行うことは野球協約で禁止されている。よって、いざふたを開けるとどの球団からも声がかからないという展開はなくはない上、元球団が宣言残留NGなら行き場がなくなるリスクもある。 そのため、FA補強を狙う球団はお目当ての選手が宣言をちゅうちょすることがないよう、意図的にメディアに調査情報を流し、それを報じてもらうことで間接的に獲得の意思を伝えるやり方が一般的とされている。ただ、今回の梅野はこれまで調査報道がほとんど伝えられていなかったため、他球団からオファーがなかったことで残留に至ったのではとみているファンも少なくないようだ。 「他球団が梅野のFA獲得に目立った動きを見せなかったのには様々な要因が考えられますが、一部ファンの間では西武のプロ8年目・26歳の森友哉の存在があったのではという見方が挙がっています。森は2014年のプロ入りから今季までに『.294・94本・411打点』といった数字を残している強打の捕手ですが、順当にいけば2023年シーズンに国内FA権を取得。また、森は2017年3~8月にかけ左ひじ骨折で長期離脱を強いられていますが、この期間に故障者特例措置(出場登録日数を最大60日まで加算する措置)が適用されていると仮定すると、FA取得時期は1年早まり2022年シーズンとなります。そのため、来オフ、再来オフに森がFA市場に出る展開を見越して、ポジションが被る梅野に触手を伸ばさなかった球団があったとしても不思議ではないでしょう」(野球ライター) 様々な声が挙がる中、来季も阪神でプレーすることとなった梅野。出番が激減した今季終盤の悔しさを晴らすようなプレーを来季は見せることができるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について阪神タイガースの公式サイトよりhttps://hanshintigers.jp/
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スポーツ 2021年12月03日 15時30分
オリックス・ジョーンズの退団に「クビにしない方がおかしい」の声 代打の切り札で貢献も、残留には柳田級のカネが必要?
NPBでは2020年からオリックスでプレーし、今季までに「159試合・.250・16本・66打点」といった通算成績を残している来日2年目・36歳のジョーンズ。3日、森川秀樹球団本部長が今季限りでの退団を示唆したと複数メディアが報じた。 >>オリックスバッテリーの配球に球界OBが「本当に解せない」 裏目に出たスライダー多投に苦言、選手擁護の声も<< オリックスとジョーンズは2019年12月に2年800万ドル(約9億円)プラス出来高200万ドル(約2億2600万円)の契約を結んだが、同契約では球団が3年目の契約選択権を保有。ただ、報道によると森川本部長は「現時点で(契約の)更新予定はない」と、球団は選択権を行使せず放出する方針であることを明かしたという。 今季のジョーンズはスタメンが35試合、途中出場が37試合と代打が主な役割だったが、代打打率は「.429」と4割超の数字をマーク。また、昨季から熱心にアドバイスを送っていた同僚・杉本裕太郎が今季「.301・32本・83打点」で本塁打王に輝くなど、コーチ的な役割でもチームに貢献した。 ジョーンズの退団報道を受け、ネット上には「代打の神様としてリーグ優勝に貢献してくれたジョーンズがいなくなるのは辛い」、「今季はジョーンズ、T-岡田(.462)以外の選手は代打打率2割台以下だから、手放したら勝負どころで点取りにくくなるのでは」、「打棒に加えて、杉本をブレークに導いた指導力も失われるのは残念でならない」と惜しむ声が寄せられている。 一方、「ジョーンズのことは好きだけど明らかにコスパが悪すぎるからクビにしない方がおかしい」、「大減俸が可能なら球団は残しただろうけど、過去のニュース見る限りそれはできないっぽいしなあ」、「残るなら追加で6億以上かかるみたいだし、それよりは新助っ人を何人か獲る方がよっぽど合理的だろ」と、球団の判断に理解を示すコメントも数多く挙がった。 「ジョーンズのオリックス入りを伝えた当時の報道では、球団が3年目選択権を行使した場合は3年1550万ドル(約17億5300万円)の契約になると伝えられています。ここから2年契約分、出来高分の1000万ドルを引くと、3年目の年俸は550万ドル(約6億2200万円)になる計算。つまり、オリックスは今オフ、ジョーンズと契約を延長するためには、過去に首位打者2回、リーグMVP2回など数々の実績を持つソフトバンク・柳田悠岐の現年俸(約6億1000万円)と同程度の金額を払う必要があるということになります。ジョーンズは在籍2年で好成績を残したとは到底言い難い上、外国人枠を割く必要もあるため、球団がこれらの要素を踏まえて放出方針を固めた可能性は十分考えられるでしょう」(野球ライター) 2日の報道では「できることなら来年、今年果たせなかった日本一をもう一度、みんなと一緒につかみにいきたい」と、残留を熱望していることが伝えられていたジョーンズ。このコメントもあってか、退団を惜しむファンの間からは「球団は現契約を一旦破棄して、条件を見直した新契約を提示できないのか?」という声も挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年12月03日 11時15分
阪神・梅野、GG賞落選でとうとうFA決意? 投手データ流出危機も、矢野監督は直接慰留の意向ナシか
落選。この受賞結果がきっかけになるかもしれない。 12月2日、守備の名手に贈られる「第50回三井ゴールデン・グラブ賞」の受賞者が発表された。セ・リーグの捕手は、東京ヤクルトの中村悠平が選ばれた。中村の受賞は6年ぶり、2度目。今季の活躍は素晴らしいものがあったが、同時に聞こえてきたのは、「梅野はショックだろう…」の声。阪神・梅野隆太郎は、昨季まで同賞を3年連続で受賞していた。侍ジャパンメンバーにも選出されたメンツ、プライドもあったはずだ。 梅野と言えば、今季取得した国内フリーエージェント権(以下=FA)を行使するか否かで、迷っている。球団は慰留説得を続けているが、同賞が発表された時点では“結論”を出せなかった。 >>阪神・矢野監督、梅野へのコメントに「冷た過ぎる」の声 助っ人陣には残留熱望も、球団への“慰留丸投げ”意向が物議<< 話は、11月26日に遡る。阪神・矢野燿大監督が地元TV局のタイガースを応援する番組に生出演した。梅野のFAに質問が及ぶと、 「僕が監督になってから一番多くキャッチャーで(試合に)出ていますし、もちろん、来年も一番レギュラーに近いのは間違いない」 と答えた。 日本シリーズ第6戦(同27日)の舞台が「ほっともっとフィールド神戸」だったため、関東圏のメディアも大阪、神戸に集まりつつあった。同番組を視聴した取材陣も多かったからか、後日、こんな指摘も出始めた。 「矢野監督が直接梅野に会って、説得すればいいのに」 慰留交渉の説得に動いているのは主に嶌村聡球団本部長であって、矢野監督ではない。FA慰留は現場指揮官の役目ではないが、要は“人間関係”だ。直接の上司である矢野監督が面と向かって「オマエが必要なんだ」とひと言伝えれば、フロント幹部の説得よりも心に響くはず。その辺について聞いてみると、矢野監督の出馬は今のところ、予定されていないという。 「権利行使を示すFA宣言の受付が始まったのは、11月29日。同日から土、日曜日を除いた7日間が宣言期間です。12月7日がリミット、梅野はFA宣言し、その後、阪神が改めて慰留交渉を行うと見られています」(在阪記者) ゴールデン・グラブ賞が発表された時点で、阪神は“宣言残留”をめざすしかないと目されている。 「梅野に限らず、FA取得選手が権利行使するか否かで『迷う』のは、球団に何かしらの不満があるか、現状に物足りなさを感じているからです」(プロ野球解説者) シーズン最後の11試合はスタメンマスクを坂本誠志郎に奪われている。 今季の梅野だが、得点圏打率では3割2分1厘(リーグ2位)と勝負強さを見せていた。しかし、トータルでの打率は2割2分5厘と低く、盗塁阻止率も2割8分8厘と芳しくなかった。「もっと上をめざして」という気持ちがFA権取得と重なって、必要以上に考え込んでいるのかもしれない。 「球種を伝えるバッテリー間のサインは毎年変更しますが、投手が勝負どころで投げたいと思う球種、クセ、弱点は変えられません。同一リーグに梅野が移籍することになったら、トラ投手陣はどうなるのか…」(前出・同) 直接の上司、矢野監督はどう動くのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年12月02日 20時30分
ソフトB助っ人のメジャー流出が日本ハムに飛び火?「今年も手出してきたら悪夢」引き抜き説が浮上している選手は
NPBではこれまで日本ハム(2018-2020)、ソフトバンク(2021)でプレーし、今季までに「63登板・21勝22敗1ホールド・防御率3.02」といった通算成績を残している来日4年目・31歳のマルティネス。2日、メジャー球団のサンディエゴ・パドレスとの契約に合意したと複数メディアが報じた。 >>ソフトB・リチャードが小久保二軍監督に造反? 秋季キャンプでの問題行動が物議、「舐めてもいいと思ってるのか」呆れ声も<< 報道によると、マルティネスとパドレスは4年2000万ドル(約22億6000万円)の条件で契約に合意。また、2022、2023年シーズンの終了後には、それぞれオプトアウト(選手側が契約を途中破棄しFAになること)の権利も付与されているという。 今季のマルティネスは「21登板・9勝4敗・防御率1.60」とわずかに2ケタ勝利には届かなかったものの、クオリティ・スタート(QS/6回以上を投げ自責点3以下)回数でリーグ3位の数字(20回)をマークするなど安定感を発揮。球団もこれらの成績を高く評価し、オフシーズンは残留に全力を注いでいることが伝えられていた。 マルティネスの移籍報道を受け、ネット上には「今季は1番信頼できる先発だったマルティネスの流出は痛すぎる」、「単年5億超の契約ならホークスも出せただろうけど、4年間5億超保証はさすがに無理だったのか…」、「去年はムーア(フィラデルフィア・フィリーズFA)、今年はマルティネス。2年連続で助っ人先発退団するのはキツい」と落胆の声が寄せられている。 一方、「日ハム産の代わりは日ハム産で補おうって感じでここからバーヘイゲンを狙う説はない?」、「バーヘイゲンは残留難航してるらしいから狙えるといえば狙えるな」、「マルティネスに味占めて、今年もバーヘイゲンに手出してきたら日本ハムにとっては悪夢でしかない」と、日本ハムの助っ人・バーヘイゲンを絡めたコメントも数多く挙がった。 マルティネスはもともと日本ハムでプレーし2018年には10勝を挙げたが、翌年以降は故障・不振が続いたこともあり、残留の話がまとまらず2020年12月に退団。その後2021年1月にソフトバンクからムーアの代役として獲得し、迎えたシーズンでは一定の結果を残している。この経緯を踏まえ、今オフ残留交渉が難航していると伝えられているバーヘイゲンの獲得を画策するのではと勘繰っているファンも少なからずいるようだ。 「マルティネスとバーヘイゲンはどちらも、150キロ超の速球と鋭く変化するカーブを持ち味とする選手。また、日本ハム時代の成績もマルティネスが『42登板・12勝18敗・防御率3.86』、バーヘイゲンが『38登板・13勝14敗・防御率3.51』と数字が似通っています。そのため、ソフトバンク側がこれらの要素を踏まえて、“二匹目のどじょう”としてバーヘイゲンの獲得に動いたとしても不思議ではないでしょう」(野球ライター) 今季は計算の立つ先発がマルティネス、千賀滉大(13登板・10勝3敗・防御率2.66)以外に見当たらなかったこともあり、8年ぶりにBクラスに沈んだソフトバンク。来季の巻き返しに向け先発助っ人の補強は急務といえるが、今後バーヘイゲンの獲得に動くことは果たしてあるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年12月02日 17時30分
DeNA、宮崎に続き大和も残留決定!「どんどん教えていきたい」 若いチームに必要なベテランの経験値
師走に入った12月1日、ベイスターズからうれしい知らせが届いた。今シーズン中の9月中旬に海外FA権を獲得し、去就が注目されていた大和が会見を開き「FA権を行使し、残留することを決めました」と発表した。 FAでタイガースからベイスターズへ出場機会を求めて移籍を決断。当時の高田繁GMからは「守備だけで打率3割の価値がある」、アレックス・ラミレス前監督からは「優勝するための最後のピース」と高評価を与えられ、2018年シーズンから卓越した守備力を武器に、主にショートのレギュラーとして活躍。今シーズンの打率は.252と、昨年の.281から数字を下げたが、得点圏打率は.359と昨年の.293よりもアップと勝負強さを発揮した。特にベイスターズ史上最高といえる戦いを見せた今年の交流戦では「恐怖の9番バッター」として、6月6日のマリーンズ戦ではサヨナラヒットを放ち、得点圏打率は驚異の.600と打ちまくるなどチームに勢いをつける立役者となった。 また経験豊富なベテランとして、同じショートでありベイスターズのホープ・森敬斗にも「能力の高い選手ですし、ベイスターズを背負っていかないといけない選手」と認め「自分にできるアドバイスはどんどん教えていきたい。成長してほしいの思いが一番」とシーズン中も明かしていたように、ライバルにも献身的なサポートを送る懐の深さも見せた。 今年日本一に輝いたスワローズも、他球団から移籍してきた嶋基宏、メジャー帰りの青木宣親、代打の切り札・川端慎吾らの力が最下位からチームを引き上げる原動力となったことからも、ベンチ内でのベテランの経験は大きいことは明らか。ベイスターズでも、すでに発表されているように、今シーズンFA権を取得した宮崎敏郎は、三浦大輔監督が選手時代に結んだのと同じ6年の大型契約を締結し、事実上“生涯ハマのプーさん”となることが確定。大和も34歳から2年契約を結んだことで、横浜で骨を埋める可能性が高くなってきた。昨年石川雄洋氏やホセ・ロペス氏などと契約しなかったスタンスから一転、ベテランへの高待遇が目立つこのオフシーズン。来シーズンからは、若さと経験をミックスした結束力の強いチームへと変貌していきそうだ。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年12月02日 15時35分
巨人・坂本の主将続投報道に心配の声 不安抱く原監督に「やります」、異例の8年目突入を志願したワケは
2007年から巨人でプレーし、今季までに「1902試合・.291・261本・911打点」といった通算成績を残しているプロ15年目・32歳の坂本勇人。2日、来季も主将を続投すると複数メディアが報じた。 坂本は2015年に阿部慎之助(現巨人一軍作戦兼ディフェンスチーフコーチ)の後任として主将に就任し、今季まで7年連続で主将を務め続けている選手。報道によると、原辰徳監督は「少し楽な状態で野球をやらせるのもいいかな」という思いから、今季終了後に坂本に続投可否の意思を確認。すると、坂本が「もう1年、僕やります」と続投を希望したことから、来季も引き続き主将を任せることを決めたという。 今季の坂本は5月に右手親指を骨折した影響もあり「117試合・.271・19本・46打点」と、打撃3部門全てが前年(.289・19本・65打点)以下の数字に。また、クライマックスシリーズ(CS)ではファースト・ファイナル合わせて「.118・0本・1打点」とほとんど結果を残せなかった。 >>巨人・坂本、原監督の敬遠策に失笑? マウンド集合後に見せた表情が物議、「状況考えたら仕方ない」と同情も<< 坂本の主将続投報道を受け、ネット上には「返答次第では辞めれただろうによく自分から志願したな」、「故障もあったとはいえ、成績落としてるのに主将続投して大丈夫なのか」、「7年間も重責担ってるんだし、そろそろ肩の荷を降ろすのもアリだと思うんだけど」と驚きの声が寄せられている。 一方、「主将期間に日本一獲れてないことに負い目感じてるのか?」、「チームを頂点に導いてから後を託したいって思ってるのかも」、「日本一ゼロのまま辞めるわけにはいかないって責任感もあるんだろうな」と、続投を希望した背景を推測するコメントも数多く挙がった。 坂本が主将を務めた今季までの7年間、チームはAクラス6回、リーグ優勝2回を記録した一方で日本一はゼロ。日本シリーズには2019~2020年にかけ2年連続で出場したが、どちらの年もソフトバンクに4連敗を喫し敗退している。これらの結果を踏まえ、主将在任中にチームを日本一に導けていないことも続投志願の一因になったのではとみているファンは少なくないようだ。 「坂本は今季CSファイナルでヤクルトに敗れ日本一への道が閉ざされた後、『選手個々がもう1ランク、2ランク、ランクアップしないと同じ結果になる』と、自身を含め選手がより一層、奮起しなければ来季も日本一には届かないという旨を語ったことが伝えられています。そのため、主将の立場なら練習・試合中に他選手にげきを飛ばしやすいと考え、来季の続投を希望した可能性も考えられるのではないでしょうか。なお、主将は他選手への鼓舞に加え成績面でもチームを引っ張る数字が求められる過酷な役割ですが、坂本は2007~2014年は平均で『.281・14.4本・54.4打点』、2015年~2021年は同『.303・20.9本・68打点』と主将就任後の方が数字が良くなっています」(野球ライター) 来季は前任者の阿部と並び、球団史上最長となる主将8年目を迎える坂本。2012年の日本一を経験している唯一の現役野手として、チームを10年ぶりの頂点に導くことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年12月02日 11時30分
大仁田厚年内最後は地獄の電流爆破ハードコアランブル!最大11発の爆破合戦
大仁田厚が率いるFMW-Eの年内最終戦「CARNIVAL」(12月19日、神奈川・鶴見爆破アリーナ=鶴見青果市場)のメインイベントで、史上初の“地獄の電流爆破ハードコアランブル”が開催されることが決まった。前回大会では、アメリカ大会で初披露となった蛍光灯電流爆破バットを逆輸入。あまりの衝撃に消防が駆けつける事態となっている。 この試合は、同団体が7月4日に同所で旗揚げして以降、使用してきた数々の電流爆破アイテムの集大成となる。ただし、11月21日の鶴見大会で国内初使用となった蛍光灯電流爆破バットは、破片が飛散し、観客の身体に危険が及ぶ可能性があるため外されるという。 試合形式は、ロープ1面に有刺鉄線電流爆破が巻かれ、有刺鉄線電流爆破バットが5本、電流爆破イスが2脚、電流爆破テーブルが1台用意され、1面のリングサイドに有刺鉄線バリケードマット地雷爆破が置かれる。さらに、10月24日の鶴見大会で度肝を抜いた邪道ロケットも設置され、まさに“地獄のデスマッチ”のロイヤルランブル版となる。邪道ロケットを含めると最大11発の爆破が行われる。ロイヤルランブルだけに敵、味方を問わず目まぐるしい爆破合戦になるのは必至だ。 出場選手は大仁田を始め、雷神矢口、ミスター・ポーゴ、アブドーラ・小林、リッキー・フジ、バラモンシュウ、バラモンケイ、佐藤光留、魔苦・怒鳴門、佐野直、HASEGAWA、谷口裕一、櫻井匠、Mr.アトミック、外崎幸作、Theよっちゃん、江野澤和樹ら総勢20名を超える選手が参加する。追加参戦選手は後日、発表される。 また、藤田あかねと鈴季すずによる「女子電流爆破プリンセストーナメント」決勝戦は、電流爆破バットが2本使用されることが決定。女子プロレス史上最大級の電流爆破マッチになるのは必至の情勢だ。 なお、同団体は本拠地の鶴見爆破アリーナが屋根があるとは言え、実質的に野外同然で冬季は寒さで観客に負担をかけることから“冬眠”し、来年3月に活動を再開する予定だという。(どら増田)
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スポーツ 2021年12月02日 11時00分
広島・鈴木のメジャー移籍、オファー殺到も交渉は難航? 夫人の意向も移籍先を左右か
契約が遅れるという、単純な話ではないようだ。広島・鈴木誠也外野手のメジャーリーグ各球団との交渉が暗礁に乗り上げてしまった。 >>広島・鈴木のメジャー流出に「悲観することではない」の声も FA交渉の行方も左右か、ファンが期待する最後の“置き土産”とは<< 米TV局NESNはMLB機構と選手会の新・労使協定の話し合いが決裂すれば、「鈴木は大きな影響を被る。大リーグ挑戦を遅らせるだけでは済まないかも」(11月30日/現地時間)とも報じていた。 「MLB機構と選手会が新・労使協定を結ぶため、話し合いを続けています。主な議案は、年俸調停、FA権取得年数、チーム総年俸に対する課徴金制度(贅沢税)の見直し、最低年俸の引き上げなどですが、ここまで対面しての話し合いは2度。2度とも30分で決裂しました」(米国人ライター) 鈴木はポスティング・システムを使って、米球界挑戦に向けて動き始めた。代理人を務めるジョエル・ウルフ氏によれば、「15球団が交渉を申し出た」とのこと。就職・転職活動に例えるなら、“売り手市場”だが、新・労使協定の話し合いが日本時間12月2日にまとまらなければ、MLB30球団は全ての業務を停止し、練習施設なども閉鎖するロックアウト状態に突入する。 「ロックアウトに突入すれば、鈴木との交渉もいったん停止となります。その停止された日数は、ポスティング・システムが定める30日間の交渉日数にはカウントしないとの申し合わせもされていましたが」(スポーツ紙記者) 交渉が遅れるだけではなく、“ロックアウトに突入の後遺症”も被ってしまいそうだ。 USAトゥデー、地元紙ジ・アスレチックなどによると、日本人を含む外国籍の選手は、就労ビザの取得も遅延する可能性も伝えていた。ロックアウトとなり、その後、新・労使協定が結ばれたとしても、鈴木はチーム合流が遅れてしまうだろう。 広島球団の関係者によれば、「鈴木はロックアウト突入も覚悟していた」という。駆け込みで交渉をまとめることはなさそうだが、米球団選出のポイントは意外なところにあった。「優勝争いのできるチームを希望している」との情報も交錯しているが、 「メジャー各球団はピーアール映像やプレゼン資料などを作成しています。すでに複数球団とオンラインで質疑応答もされたそうです。でも、主に質問しているのは夫人の畠山愛理さんの方です」(関係者) と“女性優位”で進められているそうだ。 もっとも、夫人が質問しているのは、住宅のことや物価、治安などの生活環境、球団内の家族サークルのことで、野球のことには口を挟んでいないそうだが…。 「球団業務は止まりますが、見方を変えれば、各球団とも『考え直す時間』ができるわけです。オンラインによる質疑で鈴木側が求めているものが分かったので、提示する条件、年俸額を上乗せしてくるかもしれません」(前出・米国人ライター) 鈴木はさらに悩み、決められなくなりそうだ。しかし、好条件で迎えられれば、その分、ファンの眼も厳しくなる。新生活のことは夫人に任せ、チーム合流と練習施設の確保を一番に考えるべきだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年12月02日 10時50分
オリックスD4位、慶大・渡部遼人が仮契約「将来的にはゴールデングラブ賞、盗塁王を獲得できるような選手に」
オリックス・バファローズは1日までにドラフト1位から5位の指名選手との仮契約を結んだ。各選手のコメントは以下の通り。 ドラフト1位の椋木蓮投手(東北福祉大学)「仮契約を終えて、プロ野球選手になったんだなという実感が強くなりました。これからは自分の行動一つ一つを見られると思うので、プロとしての自覚をしっかり持ってやっていきたいと思います。また、15という素晴らしい背番号をいただきましたので、15といったら椋木と言われるように、そして、椋木がつけているから15をつけたいと子どもたちから言われるように頑張っていきます!1年目から任された役割をしっかりとこなし、2年連続の優勝に少しでも貢献できるようにやっていきたいと思っています。素晴らしいチームメイトと早く喜びを分かち合えることを楽しみにしています」 ドラフト2位の野口智哉内野手(関西大学)「仮契約を終えて、改めて“プロの世界に入るんだ”という実感が湧きました。これからは勝負の世界なので、やるしかないぞという気持ちです。自分のアピールポイントは肩の強さだと思いますので、まずは肩は負けないというのを見せていきたいです。一年目の目標は開幕一軍に入ることです。そこへ向けてやるべきことはたくさんあると思いますが、将来的にも打って、走って、守れるショートというのをめざして頑張っていきたいと思います」 ドラフト3位の福永奨捕手(國學院大学)「仮契約を終えて、改めてプロ野球選手になったと実感できました。オリックスは今年優勝しましたし、素晴らしいチームの一員になれることを光栄に思っています。自分のアピールポイントは勝負強い打撃とスローイングです。“勝たせられる捕手”を目標に、チーム合流後はしっかりとアピールして頑張っていきます。中学から大学までずっとキャプテンをやらせてもらっていたので、そういった良さも出していきたいと思っています!」 ドラフト4位の渡部遼人外野手(慶應義塾大学)「(仮契約を終えて)プロ野球選手になるんだなという実感と、これから自分の立場をしっかり考えて行動していこうという気持ちになりました。オリックスはベテラン、若手を問わず、チームワークが素晴らしいチームという印象がありますので、その中に一日でも早く馴染めるようにやっていきたいと思っています。自分は足に自信がありますので、そういった面で、守備と走塁に重きを置いてやっていきます。将来的にはゴールデングラブ賞、盗塁王を獲得できるような選手になれるように頑張ります!」 ドラフト5位の池田陵真外野手(大阪桐蔭高校)「(仮契約を終えて)プロ野球選手になったんだなと、改めて実感しました。オリックスは日本シリーズに進出して、そこでも勝って日本一になると思いますので、自分もその強い集団の一員になれるように、これからも必死に努力していきたいと思います。若い選手も多いですし、1年目からチームに貢献する活躍ができるように頑張ります!」 椋木以外の選手の背番号は、今月行われる新入団選手合同会見で明らかになるという。(どら増田 / 写真・球団提供)
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