西村徳文監督は「最初は無観客試合ということですが、日程が決まるということは、我々にとってはもちろんですが、ファンのみなさんにとっても、とてもいいことだと思います。“やっと始められる”“やっとファンのみなさんに見てもらえるんだ”そういう気持ちですね。しかし、完全に終息したわけではないので、油断せずに気を引き締めて、そこへ向けて準備していかなければいけないと思います」と語る。
また、当初開幕投手に指名されていた山岡泰輔投手は「開幕の日程が決まったということで、自分達はそこに向けてしっかりと調整していくだけですね。練習試合の日程も決まりましたし、しっかりと逆算して開幕に合わせていきたいと思います。ファンのみなさんの声援が聞こえない状態でのスタートとなりますが、テレビや映像で喜んで頂けるようなピッチングを見せたいです。ファンのみなさんには、プロ野球が開幕するその時を楽しみに待っていて欲しいと思います」と意気込む。
そして、吉田正尚選手は「開幕が6月19日に決まったことは、僕たちもそうですが、プロ野球を楽しみにしてくれていたファンの方々にとっても、本当に嬉しいことだと思います。6月2日から練習試合も始まるということですし、少ない時間の中でいかに自分の状態を上げていけるかが大事になってきます。実戦を重ねながら調整していきたいと思います」と喜びの声。
オリックスは25日から実戦形式の紅白戦をスタートさせており、26日にはダブルエースの山岡と山本由伸も登板予定。開幕に向けて着々と準備を進めている。不安視されているのは、ピッチャーの球をしばらくバッターボックスで見られてない野手陣だが、これは各球団同じこと。オリックスは6月19日から楽天との3連戦が、本拠地である京セラドーム大阪で行われる予定となっており、本拠地での開幕でスタートダッシュに成功したいところ。
まずは無観客試合からのスタートとなるが、今年のプロ野球がついに開幕する。
(どら増田)