スポーツ
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スポーツ 2012年07月10日 11時00分
独占直撃90分 谷川貞治 K-1の裏舞台を全部話そう 〜曙スカウト裏、石井館長逮捕劇、負債30億円商標売却、ギャラ未払い問題…〜(2)
−−TBS系で放送された『K-1 PREMIUM 2003 Dynamite!!』のボブ・サップ対曙戦は、あの大晦日で一番注目されたイベントでした。 谷川「視聴率は最高43%です。だから、曙にはせめて2ラウンドまで頑張ってほしかった(笑)。曙はものすごく自信を持ってたんですよ。あんな自信家は見たことないっていうくらい自信満々だった。それであまり練習しなかった(笑)」 −−でも、興行的には大成功だったでしょう。 谷川「そうですね。大晦日は、だいたい5億から8億くらい売り上げてました。ほかの会場でも興行的な赤字はありませんでした。でも、脱税の追徴課税を支払ったり、高騰する選手のギャラを支払うと結果的には資金面で苦しかった。逮捕・収監されていた石井館長が'08年に出所して、その頃からK-1をどこかに売ろうという話になりました。実際に数十億で買いたいという話も当時はあった。でも、なぜかずるずると引っ張って、その間に資金面でどうにもならなくなったんです」 −−株式会社FEGの最終的な負債は…。 谷川「30億くらいか、それ以上でしょうね」 山本「それ、言わないほうがいいんじゃないの(笑)」 谷川「どのみち公表されることですから(笑)。'03年に曙を引っ張ってきたときは、過去最高の“3試合で1億円以上”っていう契約でしたが、その後はどんどん高い選手が何人も出てきたんです。それで、'10年ぐらいからギャラの未払いが起き始めた。最後の方は、前の試合のギャラが未払いだからって、試合直前になっても選手がホテルから出てこないときもありましたよ。前日になって選手の出場が危うくなるとか、そういうトラブルはしょっちゅうでした」 −−そういえば、ボブ・サップが試合直前に控え室から帰ってしまったことがありましたね。 谷川「'06年のホーストの引退試合ですね。試合直前になってギャラを上げろと言ってきたんだったかな。それを僕が断ったら帰ったんです。プロデューサーとしてお金で揉めたのはサップだけだったと思います。初めて会ってからの2年間はなんでも言うこと聞いてたんですけどねぇ。『イエッサー』ってサーが付いてましたから(笑)。でも、お金を稼ぎ始めてから言うことをきかなくなったし、弱くなりましたよね。逆にサップの代役として急遽出場してくれたピーター・アーツには感謝してます。あのときは解説者としてビールを飲んでいたところへ、僕が『ピーター、試合!』とオファーしました(笑)。2つ返事でOKしてくれた男気が素晴らしかった」 −−サップ以外の選手たちは、それほどお金に執着しなかったんですか? 谷川「魅力的なリングを用意すれば、選手たちは出てくれますよ。そのいい例が今回の『WARU』です。賞金こそありますが、出場選手はみんなノーギャラ。だからって適当に手を抜くなんてことは絶対にない。むしろプロよりも、がむしゃらにガチです。普段いきがってる不良だからこそ、カッコ悪いマネはできない。お金より大事なものを背負って戦うところが、地下格闘技の醍醐味ですから」 山本「刺青を入れてる街の不良たちですが、試合になると反則が非常に少ないんです。それは、反則してまで勝ってもカッコよくないという意識があるからでしょう」 谷川「プロでもそうですが、格闘技の魅力って“幻想”だと思うんですよ。たとえば、どこかの暴走族チームのリーダーと、どこかの街を仕切ってる番長はどっちが強いんだろうっていうね。それぞれのドラマをぶつけることで、試合は格段に盛り上がるんです。プロでも“因縁の対決”とかあるでしょう。そういうドラマチックな要素って、地下格闘技の方も濃いんですよ」 −−そうなると、今後の谷川さんは地下格闘技をメーンに活動するということですか? 谷川「というより、プロ格闘技の業界を一度“更地”にリセットしたいですね。メジャーがなくなって、選手たちはどこに目標を置いたらいいのかわからない。10年前のビジネススキームが通用しなくなってるのに、キツキツのままそれを続けてる団体が多すぎます。もちろん、ファンも一から作り直さないといけないでしょう。破産したとはいえ、いつか皆さんに恩返ししなくちゃいけないと僕は考えています。そのためにも現状をリセットして、新しいイベントを立ち上げたいですね」 −−その構想に、目玉となる選手はいますか? 谷川「うーん、今度のオリンピックで活躍してくれる選手がいればいいんですが…。あとは朝青龍とか。でも選手云々じゃないんですよね。これからいかに新しいビジネススキームを格闘技界で確立するかが重要なんです。今のままではいずれ立ち行かなくなります。そういう意味では『WARU』みたいな地下格闘技イベントの人気が、いい刺激になるかもしれないですね」谷川貞治(たにがわ さだはる)1961年9月27日愛知県名古屋市生まれ。日大法学部卒業後、ベースボールマガジン社に入社。空手専門誌『近代空手』などの編集部を経て、『格闘技通信』の編集長に就任。'96年に退社し、CS格闘技専門チャンネルの立ち上げに参加。'03〜'12年までK-1プロデューサーを務めた。山本ほうゆう世界空手道連盟真樹道場海外部部長。映像プロデューサー。これまで手がけた作品は700本を超える。『WARU』の代表を務める。★『WARU 下剋上』ワル日本一決定トーナメント大会スケジュール・7月7日(土) ディファ有明・7月15日(日) 後楽園ホール・9月8日(土) ディファ有明・10月7日(日)※予定 さいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナ
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スポーツ 2012年07月09日 15時30分
“早稲田大三羽烏”は今… 6球団競合の西武・大石が2年目でようやくプロ初勝利
一昨年秋のドラフト会議で、大いなる注目を集めた“早稲田大三羽烏”。プロ2年目を迎え、その立場もそれぞれだ。 7月8日、そのうちの1人である西武・大石達也投手(23)がようやくプロ初勝利を挙げた。大石は西武ドームでの楽天戦で、3-5と2点ビハインドの5回一死一塁の場面で登板。1回2/3を無失点で抑えた。その後、自軍が6回裏に5点を取って逆転。救援投手がリードを守って、9-5で勝利。大石に白星が転がり込んだ。 大石は早大時代は抑え役で活躍。球速155キロを超える剛速球で鳴らし、ドラフト会議では斎藤佑樹投手(現日本ハム=24)の4球団(日本ハム、ヤクルト、ロッテ、ソフトバンク)を上回る、6球団(西武、阪神、横浜=現DeNA、広島、楽天、オリックス)から1位指名を受け、抽選の結果、西武に入団した。 1年目の昨季、開幕一軍メンバーに選ばれたものの、直後に右肩痛を訴え、二軍降格。1試合の一軍登板もなく、シーズンを終えた。プロ球界から最も注目を集めながら、結果を残せず、同期生の斎藤、福井優也投手(現広島=24)の後じんを排しただけに、初勝利には感慨ひとしおだろう。大石は「7、8、9回。どこでもいいので、勝ち試合に投げられるようになりたい」と、今後の抱負を語った。 一方、斎藤は昨季、19試合に登板、6勝(6敗)を挙げた。今季は開幕投手に指名され、8日現在、15試合に登板し、5勝(6敗)をマークしているものの、ここ最近はKOされるケースも増えており、伸び悩み気味だ。 ドラフトでは大石の外れ1位で広島に入団した福井は、その悔しさをバネに昨季、1年間ローテーション投手として奮闘。27試合に投げて、8勝(10敗)を挙げ、同期生3人の中で最高の成績を残した。しかし、今季は2年目のジンクスか、わずか5試合の登板で1勝(2敗)しただけ。現在は二軍で調整中だ。 1年目とは大きく立場が変わった早大三羽烏の面々。今シーズンが終わった際に、それぞれどんな成績を挙げているか注目されるところ。(落合一郎)
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スポーツ 2012年07月09日 11時45分
ダルビッシュが米球宴に滑り込んだ本当の理由
ダルビッシュ有(25=テキサスレンジャーズ)が両リーグ最後の『34番目の選手』として、インターネット投票によって米球宴出場が決定した。しかし、ダルビッシュ選出の経緯を振り返ってみると、米球界のインサイドワークの凄まじさを感じずにはいられない。ダルビッシュが当選会見を行った7月5日(現地時間)、次点落選したホワイトソックスのジェイク・ピービが、興味深い発言をしている。 「1つの国、以上の投票を集めるのが難しいことを、我々は知っているよ」 米スポーツ専門局・ESPN(電子版)はこの発言を“正当化”するように、この最後の1人枠となるインターネット投票で、04年に松井秀喜(ヤンキース/当時)が、07年に岡島秀樹(レッドソックス/同)が選出された経緯も紹介していた。「日本からの組織票」を暗に示していたが、今回はレンジャーズのインサイドワークが批難されるべきではないだろうか。 レンジャーズは今回の最終投票でダルビッシュに「25回以上投票したファンのなかから、抽選で本拠地ゲームのスイートルーム観戦チケットをプレゼントする」企画を発表した。また、メジャーリーグファンも「アレ!?」と思ったはずだが、先発ローテーション通りに行けば、7月6日はダルビッシュが登板する順番だった。主力先発投手の1人、コルビー・ルイス(元広島)がDL入り(故障者リスト)し、苦しい台所事情にあるにも関わらず、ダルビッシュの先発を回避させたということは、球宴に備えさせるためだろう。 米国人ライターは「チケットプレゼントはやりすぎ」としつつも、こう語っていた。 「レンジャーズの首脳陣はダルビッシュを大きく育てようとしています。こちらではダルビッシュが登板する度にノーラン・ライアン社長(通算324勝)が称賛コメントを出しており、米球宴出場でダルビッシュに箔付けをしてやりたいとの思いもあったのでしょう」 その米球宴出場の箔付けが今年は難しく、球団が総力を上げる理由にもなったようだ。 レンジャーズはファン投票で、エンドリアン・ベルトレ(三塁手部門)、マイク・ナポリ(捕手)、ジョシュ・ハミルトン(外野手)が選ばれた。次に選手間投票&監督推薦でマット・ハリソン、ジョー・ネイサンの2投手、エルヴィス・アンドラス、イアン・キンスラーの2内野手が選出された。 「先発のハリソンが今季は絶好調です」(前出・同) ハリソンは11勝4敗、防御率3.10、WHIP1.24、QS17回中12回(先発で6回を3失点以内に抑える)。奪三振数以外は全てダルビッシュを上回っていた。選ばれて当然の好成績をおさめていたわけだが、注目度、話題性ではダルビッシュの方が上。ア・リーグの指揮を取るのはレンジャーズのロン・ワシントン監督であり、ダルビッシュを選んでやりたいという親心と同時に、「他球団の選出選手との人数バランス」も考えていた。 「絶好調のハリソンを選べば、まず他球団から文句は出ないでしょう」(同) 最終選出選手は両リーグともノミネートされた5人のうちから選ばれる。ここに、ピービもボヤいた「日本からの組織票」が目論まれ、スイートルーム観戦チケットというプレゼント攻勢まで仕掛けられたわけだ。 先の先発回避は「球宴に合わせて調整しろ」という指示も含まれていたのだろう。 米球界ではファン投票に限らず、オールスター戦に選ばれることは大変な栄誉だという。ダルビッシュは“花相撲”のような日本の球宴しか経験していないせいか、「自分は相応しくない」なんて言い方をしたのだろう。 「ダルビッシュは後半戦で調子を落とせば、レンジャーズの観戦チケットプレゼントの件は物議を醸し出すでしょう」(同) 米球界の投票操作は日本とスケールが違うようだ。
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スポーツ 2012年07月09日 11時00分
独占直撃90分 谷川貞治 K-1の裏舞台を全部話そう 〜曙スカウト裏、石井館長逮捕劇、負債30億円商標売却、ギャラ未払い問題…〜(1)
−−K-1で数々の名勝負をプロデュースしてきた谷川さんが、新たに格闘技イベントを手がけると聞きましたが? 谷川「『WARU下剋上』という地下格闘技のイベントのことですね。これは、1月に亡くなられた真樹日佐夫先生の追悼でもあるので、何かご協力したいなと思い、アドバイスをしているだけです」 −−今日は『WARU』の代表である山本ほうゆうさんにも参加していただいています。まず基本的な質問からですが、地下格闘技とはどのようなものでしょうか。そして、真樹先生の追悼イベントを地下格闘技にしたのはなぜでしょうか? 谷川「地下格闘技という言葉があまり適切じゃないとも思うんですが、力を持て余してる街の不良やらなんやらが集まって、一番強い奴を決めるというイベントです。プロの世界でメジャーなイベントがなくなり、中途半端になってる今、この地下格闘技はかなりキテる感じがする。若い人たちがやってるから、イベント全体のセンスもいいんですよ。真樹先生は30年くらい前に『腕っ節日本一決定戦』っていうイベントをやってます。これは面白かった。山本さん、あれ映画にもなりましたよね?」 山本「なってますね。そして『格闘技の祭典』に移っていきました。その流れを汲みたいというのが今回の『WARU』なんです」 −−つまり、ケンカのイベントですか? 山本「違います。腕自慢大会ですが、ルールがあるからケンカじゃない。しっかり安全面に配慮したうえで思い切りやり合うんです。これまでの地下格闘技イベントのように、客席で乱闘騒ぎが起きない配慮もします。暴力団などは会場に入れないし、参加も認めてません」 谷川「驚いたんですが、地下格闘技の団体は今、50くらいあるらしいです。それが自分たちで大会を開いて、300〜1000人くらいの会場を確実に満員にしてる。実際に観てみると面白いんですよ。街の腕自慢たちが地元を背負って戦う。絶対に負けられない剥き出しの人間味みたいなものがすごいんです。プロに比べて稚拙なところはあります。でも、それ以上に生々しい迫力がある。真樹先生は高度な技術よりもこういう試合の方が大好きでしたね」 山本「K-1に憧れて、やりたいけど今はやる場所がないっていう若者たちに場所を提供したという面もありますね」 −−谷川さんは現在、K-1にまったくタッチしていないんですか? 谷川「してないですね。'03年から株式会社FEGがK-1のイベントを運営していました。そこで僕はプロデューサーと代表取締役をしていたんですが、資金面で立ち行かなくなり、現在は破産申請を開始しているところです。K-1の商標は、石井館長からエムコムという会社に売られました。今年5月には魔裟斗がエグゼクティブ・プロデューサーに就任して、スペインで復活イベントを開催しています。僕はエムコムの会長さんとも仲良くさせてもらっていますが、こんな状況ですので今のK-1イベントにはまったくタッチしていません」 −−正道会館の創設者であり、K-1を立ち上げた初代プロデューサーが石井館長です。しかし、石井館長が法人税法違反で逮捕され、谷川さんが就任しましたね。 谷川「それが'03年ですね。それまで僕はK-1だけじゃなく、『PRIDE』のマッチメークやテレビ局との交渉もやってたんですよ。でも石井館長が逮捕されて、フジテレビがこのままでは付き合えないと。でも僕が新しい会社を作って立てば、これまでみたいに放映するよということで、やらざるを得なくなったんです。そしたら『PRIDE』が怒ってミルコ(・クロコップ)を引き抜いた」 −−就任早々からトラブルですね。 「あの年は本当に大変でした。石井館長は逮捕、『PRIDE』の森下(直人)社長は自殺、ミルコが引き抜かれて、(ボブ・)サップとジェロム(・レ・バンナ)は怪我をして選手もいない。そこで急遽、曙を引っ張ったんです」 −−どうやって引退直後の元横綱をスカウトしたんですか? 谷川「九州場所の曙をアポなしで直撃したんです。スポーツ紙の記者から『曙がグローブで練習してる』と聞きましたから。夜に着いて朝に捕まえて、昼は夢を語り合って夜に飲ませて…。翌日には契約してました。人って、誰かに相談すると余計に迷うんですよ。だから誰にも相談させず、一気に契約させました。場所中の親方ですが、会って2日後には『いつ夜逃げしますか?』っていう話をしてましたね(笑)。たまたま東関部屋が出稽古に行く日があったから、『じゃあ、この日に荷物を出しましょう』って。そして2カ月後にはサップと対戦してました」
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スポーツ 2012年07月07日 17時59分
DeNAトホホの事態 まだ75試合も残っているのに早くも自力V消滅!
セ・リーグ最下位を独走するDeNAが、まさにトホホの事態に陥った。 7月6日、ナゴヤドームでの中日戦で、DeNAは先発・高崎健太郎投手(27)が8回無失点と好投しながらも援護できず。10回裏、5番手の藤江均投手(26)が中日・和田一浩外野手(40)にソロホームランを打たれて、0-1でサヨナラ負けを喫した。 これで、DeNAは69試合を消化、22勝42敗5分けで、勝率.344となり、借金は今季ワーストの20。5位阪神とは6.5ゲーム差、首位巨人とは17.5ゲームの差が付いた。 同日、首位巨人が勝ったため、DeNAはまだ半分以上の75試合を残していながら、早くも自力Vが消滅してしまったのだ。DeNAは残り75試合を全勝で、97勝42敗5分けで、勝率.698となる。巨人はDeNAとの残り16試合に全敗しても、他のカードで全勝すれば、97勝41敗6分けで、勝率.703となり、DeNAは巨人に及ばない。 中畑清監督(58)は「頑張れば(自力Vは)復活するんでしょ。闘えるチームになっている。上を向いていく」と前向き発言。確かに今後、上位陣が勝率を落とし、DeNAが勝率を上げていけば、自力Vは復活する可能性はある。 DeNAも無策でいるわけではない。クレイトン・ハミルトン投手(30)を解雇して、メキシカン・リーグのボビー・クレイマー投手(32)を獲得。打線のテコ入れとして、元楽天のランディ・ルイーズ内野手(34)を補強。藤田一也内野手(30)を放出して、楽天とのトレードで内村賢介内野手(26)を獲得した。 ところが、この一連の補強もチグハグとの説がもっぱらだ。 某スポーツ紙記者は「楽天で大した働きをしていないルイーズの獲得は疑問です。ルイーズのポジションは一塁であるため、一塁を守っていたノリ(中村紀洋)が三塁に回り、巨人に移籍した村田(修一)の後継者として三塁にコンバートした筒香(嘉智)は、経験のない右翼に回されてしまいました。これじゃ、『筒香のコンバートは何だったの?』ということになります。本人のモチベーションも下がるでしょう。外国人を獲得するなら、外野手にすべきでしたね。貴重な内野のスーパーサブとして活躍してきた藤田のトレードには、横浜のファンも落胆しています。手薄な投手とのトレードなら話は分かりますが、内野手同士なら、藤田を放出する必要はなかったのではないでしょうか。補強がチグハグで何をやりたいのか分かりません」と分析する。 果たして、DeNAがダントツ最下位から脱出して、自力Vが復活する日は来るのだろうか?(落合一郎)
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スポーツ 2012年07月06日 16時30分
ダルビッシュが野茂以来17年ぶり快挙! 日本人先発投手で2人目の球宴出場
まさに、球団挙げての大プッシュ作戦が功を奏した。 米メジャーのオールスター戦(7月10日=日本時間11日)に出場する最後の1人を決める「ファイナル・ボート」(34番目の男)と呼ばれるインターネット投票が、5日(日本時間6日)に締め切られ、レンジャーズのダルビッシュ有投手(25)が約730万票を獲得。ジェイク・ピービ投手(ホワイトソックス)の猛追をかわして、所属するア・リーグのトップとなり、1年目での球宴出場を決めた。 日本人での球宴出場はダルビッシュが2年ぶり9人目で、「ファイナル・ボート」で選ばれたのは04年の松井秀喜(当時ヤンキース=現レイズ)、07年の岡島秀樹(当時レッドソックス=現ソフトバンク)に次ぎ3人目。 特筆すべきは、日本人先発投手として球宴に選ばれたのは、95年のメジャー1年目の野茂英雄(当時ドジャース=引退)以来、実に17年ぶり2人目であること。過去に、日本人投手で球宴に出場したのは野茂の他、01、02年の佐々木主浩(当時マリナーズ=引退)、03年の長谷川滋利(当時マリナーズ=引退)、07年の斎藤隆(当時ドジャース=現ダイヤモンドバックス)、岡島とおり、ダルビッシュが6人目(野手ではイチロー、松井秀、福留孝介の3人)となる。 ただ、先発となると、伊良部秀輝(故人)、松坂大輔(レッドソックス)、石井一久(現西武)、黒田博樹(現ヤンキース)、大家友和(元横浜)らですら出場できておらず、ダルビッシュは野茂以来の快挙を1年目であっさり成し遂げた。 夢の舞台への登場にダルビッシュは「投票していただいた方に感謝して楽しみたい。ファンに喜んでもらえるパフォーマンスをしないと、と思っています。どういう空気でやるのか分からない。ストレートばかりなのか、普通に変化球も使っていいのか。周りの投手を見ながら、あまり打たれないようにしたい」と抱負を語った。 ダルビッシュの「ファイナル・ボート」での選出を期待して、監督推薦からはずした自軍のロン・ワシントン監督は「ダルビッシュがオールスター選手だというのを、ファンが投票で証明した。とても喜ばしい。厳しい環境でも練習をよくするし、オールスターにふさわしい選手だ」と胸をなでおろした。 ダルビッシュは当初、6日か7日のツインズ戦に先発予定だったが、開幕からの蓄積疲労を考慮して登板を回避。万全の態勢で、初の球宴に臨む。(落合一郎)
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スポーツ 2012年07月06日 11時00分
香川真司マンU移籍の次は「オレ様」本田圭佑リバプール入りへ(2)
これまでリバプール入りが叶わなかったのは、CSKAへの移籍金がクリアされなかったからだ。 '10年1月、本田はCSKAと「年俸3億円で4年契約」を結んだ。CSKAはVVVフェンロ(オランダ)に移籍金900万ユーロ(当時のレートで12億円)を支払って獲得したのだが、本田との契約には「他クラブへ移籍する際は最低移籍金1600万ユーロ(16億円)」という条項が盛り込まれているという。 これまでリバプールは16億円が用意出来ず、断念せざるを得なかったのだが、事情が変わってきた。 現在のサッカー界はマンチェスター・シティーがUAEの投資会社の経営権を獲得し、プレミア優勝につなげた。バルセロナ(スペイン)やパリ・サンジェルマン(フランス)もカタールの投資会社が経営に参画、最強チームを堅持している。いずれも年間補強費は100億円を超す。 リバプールの経営陣もまた中東の投資家にクラブの売却を考えており、本田獲得の資金繰りの裏付けを得たというのだ。 一方、今年1月に「移籍金14億円」で契約寸前まで交渉が進んだセリエAのラツィオ(イタリア)は事実上消滅。セリエAは昨年来の八百長疑惑で逮捕者が50人を超え、業を煮やしたイタリアのモンティ首相は「完全に膿を出し切るには、リーグを2〜3年休んだ方がいいのでは」と話すなど、今季は開催さえ不透明。とても移籍話どころじゃないのが実情だ。 その点、リバプールは今季からロジャース新監督を迎え、これも追い風になっている。ロジャース氏は名将モウリーニョ(レアル・マドリード監督)の秘蔵っ子で、モウリーニョ監督時代のチェルシーでコーチを務めた側近。そして本田の究極の目標は「レアル・マドリードの10番」。 本田がリバプールで活躍すれば、ロジャース−モウリーニョのラインに乗ってレアル移籍への道が拓ける、という構図である。 全国紙ベテランサッカー担当記者が話す。 「マンチェスターとリバプールは、1970年代から'80年代にかけて三菱ダイヤモンド・サッカー(東京12チャンネル)で欧州サッカーを知った私たち団塊の世代にとっては、まさしく雲上のクラブ。わずか50キロしか離れていない両クラブの対戦はテレビ画面で観ていてもサポーター同士のライバル心が強く、最も燃えたぎるカード。日本のツートップがそこでプレーするようなことになれば、熟年層のサッカーブームが沸騰する。金子勝彦アナの名調子でマンU香川×リバプール本田の対決をみてみたい、というオールドサッカーファンはかなりの数がいると思います」
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スポーツ 2012年07月05日 17時58分
香川真司マンU移籍の次は「オレ様」本田圭佑リバプール入りへ(1)
ブラジルW杯アジア最終予選の6月3番勝負を2勝1分けで終えたサッカー日本代表。背番号10を背負う香川真司(23)は「自分にとって大きなチャレンジ。最初にインパクトを残す結果を出したい」とマンチェスター・ユナイテッド(マンU)入りを明言した。 そんな僚友に「自分もビッグクラブにふさわしい選手。メッシやクリスティアーノ(ロナウド)のように年間40〜50点とれるストライカーになるのが目標」とライバル心をむき出しにしているのが、CSKAモスクワの本田圭佑(26)だ。 「あれだけ強気な言葉を口にしているのは、本田のもとにもビッグクラブからオファーが届いているから。4年に一度の欧州選手権(ユーロ2012)が始まり、代理人たちはポーランドとウクライナに集結していますが、豪州戦が行われたブリスベーンにも欧州の有力代理人が来ていた。香川がプレミア・リーグに移籍するのに合わせて、イングランドのライバルクラブが本田獲得に乗り出しているのです。プレミアでは宮市亮(アーセナル)と李忠成(サウサンプトン)もプレーしており、これに日本のツートップが参戦すれば、ブンデスリーガ(ドイツ)以上の市場が出来上がる。その商品価値を誰よりも計算しているのが本田なのです」(大手広告代理店) では、本田の移籍先はどこか。本誌が入手した情報によれば、マンUと最大のライバル関係にある古豪リバプールだという。 ビートルズの出身地として知られるリバプールはロンドンから鉄道で2時間半の距離にあるイングランド北西部の港湾都市。香川が移籍するマンチェスターとは切っても切り離せない関係にある。 マンチェスターは産業革命で中心的役割を果たした都市として知られ、リバプールはその外港。マンチェスターで生産された工業製品はリバプール港から世界中に送り出されてきたのだ。経済の発展に伴い、両クラブはサッカーにおいてもイングランドをけん引してきた。 国内リーグ最多の優勝19回を誇るマンUに対し、それに次ぐのがリバプールの18回。ここ20年こそマンUに後れを取っているものの、1980年代まではリバプールがナンバー1クラブ。ただ、サポーターが国内外で暴動を起こし、フーリガン問題などがもとでマンUに主役の座を奪われていたのである。 本田のリバプール移籍情報は今回が初めてではない。「冬の移籍市場」を控えた'10年12月と、昨年12月にも「本田リバプール入り?」として英国の新聞などが報じている。 「意外かもしれませんが、リバプールではホンダの名はベッカム級の知名度があるのです。というのも、'11年5月から日本の本田技研がリバプールと3年契約でパートナーシップ契約を結んだからです。F-1を撤退しても英国ではHONDAのネームバリューはいまなお抜群で、近隣に英国工場もある。同じ名前の本田にリバプールが着目したことで本田技研はパートナーシップ契約を結んだのでしょう。HONDAのロゴ入りユニホームで本田がプレーすれば、スポンサー的にもメリットがある。まして香川が宿敵マンU入りし、相乗効果も狙える。そんな背景もあって本田のリバプール移籍が再燃しているのです」(ロンドン在中のサッカージャーナリスト)
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スポーツ 2012年07月05日 15時30分
ヤル気ないのに… 亀田興毅が井岡を挑発!
WBA世界バンタム級休養王者・亀田興毅(25=亀田)が、統一王者となったWBA世界ミニマム級王者の井岡一翔(23=井岡)を挑発した。 事の発端は井岡陣営の発言だった。6月30日、報道陣から、亀田との対戦を聞かれた井岡は「見たいと望んでもらえるカードなら、階級とタイミングさえあえば、誰とでもやりたい」とコメント。これはあくまでも、対マスコミ用のリップサービスにすぎなかったが、父でプロモーターの一法氏が「その時がくれば、うちはやりますが、相手(亀田陣営)が嫌がるのでは」と発言。 この一法氏のコメントが、一部報道に掲載されたのを知った興毅が、これに過敏に反応した。兵庫県淡路島で合宿中の興毅は、7月2日、井岡について、「いつでもやってやる。あんなレベルに負けるわけない。オレは誰もしてない日本初の3階級制覇をしてるんや。オレが一番」と激怒。興毅は「スーパーフライ級に落としてチャンピオンになって、ベルトを持って待ったるよ。そして返り討ちにしたるわ。亀田亀田って名前を出すな」と続けた。 現在、両者の階級は実に4階級もの差がある。井岡は次戦で1階級上のライトフライ級に上げることを決めているが、それでも3階級も差があり、対戦するには現実味があまりにもなさすぎる。 仮に闘うとしたならば、中間のフライ級が公平なところか。もともと、興毅はフライ級からスーパーフライ級を飛ばして、バンタム級に2階級上げており、スーパーフライ級はいわば本来の階級。ただ、その階級で、対戦の提案をしても、井岡陣営にはとても乗れない話。 そもそも、ヤル気があれば、もっと実現性ある発言になるはず。ヤル気もないのに挑発されても、井岡陣営としては困るだろう。こういった発言は、いたずらにファンの混乱を招くだけだ。(落合一郎)
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スポーツ 2012年07月04日 15時30分
ダルビッシュを何としても球宴へ! レンジャーズが異例のバックアップ大作戦
7月10日(日本時間11日)に開催される米メジャーリーグのオールスター戦。その出場選手が1日(同2日)に発表され、所属するア・リーグ33人のメンバーのなかに、ダルビッシュ有投手(25=レンジャーズ)の名はなかった。 監督推薦選手を選んだのは自軍のロン・ワシントン監督だが、ダルビッシュを選ばなかった背景には、ポジションや他の球団とのバランス等の理由があった。しかし、ワシントン監督には別の思惑もあったようだ。 ダルビッシュが球宴に出るためのラストチャンスが、「ファイナル・ボート」(34番目の男)と呼ばれるインターネットによるファン投票。候補選手は同リーグでは、ダルビッシュの他に、ジョナサン・ブロクストン(ロイヤルズ)、エルネスト・フリエリ(エンゼルス)、ジェイソン・ハメル(オリオールズ)、ジェイク・ピービ(ホワイトソックス)の4投手。このファン投票で1位になれば、球宴に出場できるが、ワシントン監督は「ダルビッシュなら、『ファイナル・ボート』で選ばれる」と確信して、監督推薦からはずしたとも言われている。 そこで、レンジャーズはダルビッシュの球宴出場に向け、異例のバックアップ大作戦を敢行。同軍はツイッターで大々的に「VOTE YU(有に投票しよう!)」と呼び掛け、全世界への拡散をもくろむ。同軍では投票したファンの中から抽選で、本拠地のレンジャーズ・ボールパークのスイート席に招待するプランも掲げた。 また、ナ・リーグのダイヤモンド・バックスと協力関係を敷いたことも発表。同軍からは「ファイナル・ボート」候補にアーロン・ヒル内野手が選ばれているが、両軍のファンにダルビッシュとの相互投票を呼び掛けた。 3日(同4日)、米メジャーリーグは「ファイナル・ボート」の中間結果を発表。ダルビッシュがア・リーグのトップに立っていることが分かった。投票は残すところ、あと2日で、5日(同6日)に締め切られる。ダルビッシュが自軍の大きな支援を受けて、“34番目の男”に選ばれるか、大いに注目されるところだ。(落合一郎)
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ハッスル消滅!? 小川H軍休止宣言
2006年12月27日 15時00分
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スポーツ
大みそかボビー弟と対戦 金子賢 前田道場入り
2006年12月14日 15時00分
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珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
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スポーツ
生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
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スポーツ
猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
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スポーツ
1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
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スポーツ
復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
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スポーツ
来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
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スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分
特集
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分