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2000本安打目前で囁かれる「ホークス小久保の二軍落ち」

 偉業達成が目前に迫った福岡ソフトバンクホークスの小久保裕紀内野手(40)に“不穏な情報”が流れている。

 『2000本』まで「あと1本」と迫って臨んだ5月23日の対広島戦、小久保は『6番・一塁』で登場したが、3三振…。本拠地・福岡ヤフージャパンドームに集まった3万6000人強のファンの期待に応えられなかった。
 「前日の試合前の練習から、腰痛が悪化していたようです。記録達成のための強行出場と言っていいでしょう」(地元関係者)
 「あと1本が出なかったのは腰痛のため」とも報じられたが、本当はそれだけではないようだ。

 「今季前半の目玉はベテラン3人の『2000本達成』でした。日ハム・稲葉が4月中に、ヤクルト・宮本が5月GW中に記録を達成しています。小久保がこんなに遅れるとは思いませんでした」(プロ野球解説者)
 1999本目を放った22日時点での小久保の打率は2割6分6厘。一時は「記録達成の呪縛」からか、2割を切りそうになった。
 小久保は2000本安打達成まで「あと38本」でシーズンに入った。これに対し、稲葉篤紀(39)は、通算1966本。宮本慎也(41)は1975本。3人の差はそれほどでもなかったが、記録達成で2週間近くも違うとは誰も思わなかった。「開幕当初から腰痛を抱えていた」と小久保をかばう声も聞かれたが、首脳陣はそうは見ていない。もたついた原因は“打撃不振”だ。
 「記録達成に向け、秋山幸二(50)監督をはじめ、周囲も気を遣っていました。小久保のこれまでの実績、チーム貢献度を考えれば当然のことかもしれません。でも、秋山監督は指揮官として非情に徹しなければならない場面もあります」(前出・同)
 偉業達成後、「小久保が二軍落ちする」との情報も聞かれた。いつまでも小久保、松中の時代ではないのは分かるが…。
 「5月に入ったころでした。ホークスフロントは『2000本到達』の時期を逆算し、交流戦前の千葉ロッテ戦を有力視していました。でも、その後しばらく、小久保の不振が続き、千葉ロッテ戦期間に(会見用の)ホテルを抑えるのをやめてしまいました」(関係者)
 球団はロッテ側に球場内施設を借りる可能性を伝えただけ。つまり、このロッテ3連戦中に『2000本』に到達した場合、アウェイの球場内サロンで小久保は会見しなければならなかった。いや、フロントも「小久保の不振は深刻で、交流戦前の偉業達成はない」と“見限っていた”のである。
 福岡に帰ってからの球団の対応を見る限り、チーム功労者にふさわしい“セレモニー”を準備していたが…。

 「秋山監督が小久保の腰痛をわざわざ口に出すのもおかしな話です。『あと1本』が出なかった小久保をかばったというよりも、偉業達成後の二軍降格にむけ、小久保の名誉に配慮したのでしょう」(前出・同)
 偉業達成後、『即二軍落ち』とは…。腰痛が癒えても、今の打撃力では「一軍昇格は難しい」との厳しい声も聞かれた。栄誉を手にした後の小久保はどうなるのか? ホークスは世代交代の難題に直面する。 

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