社会
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社会 2025年08月18日 20時00分
「撮り鉄」集団の無賃乗車&万引き事件……背景にマニア故の金銭事情が
8月15日、大阪府警は大阪・関西万博会場内のオフィシャルストアでグッズを万引きしたとして東京都在住の20歳の男性を逮捕したと発表。関連逮捕者は計6人となった。逮捕された男性達は20~22歳の大学生らで、全員が「撮り鉄(撮影専門の鉄道ファン)」仲間だったといい、東京から新幹線を利用した無賃乗車で大阪の万博会場まで移動し、転売目的で万博会場へ入場。7万4000円相当の万博グッズの万引きを画策したという。報道によると、逮捕されたうちの数人は「撮り鉄の間では無賃乗車は当たり前」という供述も行っており余罪がないか調べているという。無賃乗車、万引き、そしてグッズの転売と、同じ趣味を持つ者同士の組織的とも言える犯行に世間の注目を集めた。また、「撮り鉄の間では無賃乗車は当たり前」と供述した件については、撮り鉄内でも異論の声があがり「撮り鉄全員が無賃乗車をしている訳ではない」「犯罪行為をしている撮り鉄はごく一部」といった声が相次いでいる。撮り鉄はファンの間でも、「金のかかる趣味」として知られている。乗車専門の乗り鉄、全国の駅を巡る駅鉄、車両の歴史を研究する車両鉄など無数のジャンルが存在するが、撮り鉄は鉄道ファンとカメラファンを兼ねているケースが多い。特にカメラはカメラ本体に加えて、レンズや三脚など基本的に高価なものが多く、特にレンズは遠くを撮影できる望遠レンズなどは一本10万円以上するものもあるなど、良い機材を揃えようとすると機材だけで数十万単位での投資が必要になってくる。現在ではスマートフォンなどは機能が発展し、スマホカメラで撮影を行うファンも多いが、やはり高画質のカメラやレンズで撮影した写真はスマホカメラ以上の魅力を出すため「なんとしても一眼レフカメラが欲しい」と考えるファンは多いようだ。これらに加え遠征費は別であるため、撮り鉄は他の○○鉄に比べて数倍の資金が必要なのだ。無賃乗車などの犯罪行為は言語道断であるが、「撮り鉄」であるがゆえの金銭的苦労とどう向き合うかが趣味を継続していく焦点となりそうだ。
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社会 2025年08月18日 13時00分
クマ駆除の自治体に苦情相次ぐ SNS「クマの命と人命をてんびんにかけて前者に傾くのは理解に苦しむ」
クマによる被害が相次いでいる。8月14日、北海道知床半島の羅臼岳で登山に来ていた男性がヒグマに襲われ遺体で見つかった事故は、多くの人に衝撃を与えた。男性が発見された場所のそばでは、ハンターが3頭のヒグマを駆除している。しかし、クマの駆除をめぐっては、多くの苦情が上がっているという。7月12日に新聞配達中の男性が襲われ死亡した北海道福島町では、事件から6日後にハンターがクマを発見、駆除。その後、北海道庁や福島町役場に、「動物の命を何だと思っているのか」「クマ殺し」「無能集団が」など、200件以上の抗議や苦情が寄せられた。なかには、2時間以上に及ぶものもあったそうだ。鈴木直道知事は「北海道民から電話が来るというよりも、むしろ道外の人からじゃんじゃん電話が来てですね」「これはもう仕事になりません」と述べている。駆除への抗議や苦情が集中していることについて、浅尾慶一郎環境大臣は「過度な苦情は、職員数が限られる中で対応する自治体の活動を制限し、自治体職員やハンターの活動を萎縮させ新たな事故につながりかねないものであります」と指摘し、「節度ある行動をお願いしたい」と呼びかけている。ネット上では、「このままでは職員がかわいそう」「相手にする必要ない」「人命が最優先」「クマの命と人命をてんびんにかけて前者に傾くのは理解に苦しむ」など、苦情に対して否定的な意見が数多く並んだ。各地で続々と目撃情報が出る中、クマを放置したままでは被害が拡大する恐れがある。苦情を送る前に、まずは人命を第一に考えていただきたい。
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社会 2025年08月18日 12時00分
コミケ臭い対策で「消臭ゲート」登場 えなこも風呂啓発 SNS「そんなに臭いんだぁ、恐ろしいね」
8月16、17日に東京ビッグサイトでコミックマーケット106(以下コミケ)が開催され、25万人が来場した。夏場のイベントということもあり、熱中症の注意喚起が毎年のように行われている。今年は、“臭い”についても注意喚起が行われた。イベント会場は夏場ということもあり、人がひしめきあっている。熱気もさることながら、臭いも充満する。無臭であれば特に問題はないが、汗や体臭が空気の流れが悪い会場では、流れない。最近では、風呂に入らない“風呂キャンセル”という人たちもおり、悪臭は大変なものだという。人気コスプレイヤーのえなこは自身のX(旧Twitter)で「夏なのでお風呂啓発ポスター作りました コミケで頒布するのでお風呂に入ってから来てね!」と呼びかけていた。今回はブースの入口に「消臭ゲート」を設けた企業も登場。ゲートを通る際に、消臭スプレーが吹き付けられるというものだ。イベントでの臭い対策ということで注目も集めている。ネット上では「そんなに臭いんだぁ、恐ろしいね」「少なくとも1週間前から毎日入りましょう」「すごくいい取り組みをされてますね」「そこまでしないとダメなくらい臭いヤツらが来てんのがヤバい」といった声が上がっている。一方で、「キレられないか心配」「スプレーの臭いで逆に気分悪くなりそうだな」「消臭スプレーで健康被害も出ているので止めてほしい」といった反対意見も上がっている。臭いの原因は体臭によるものか、服やカバンによるものかで対策も変わってくる。消臭も他の匂いをつけるというものであれば、混ざりあって新たな異臭となることもあるので注意が必要だ。何はともあれ、空気が流れにくく、人が密集した会場、一人一人が清潔に気を使わなければいけない。
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社会 2025年08月18日 09時00分
シニア世代のリゾートバイトが急増、魅力はお金より“新しい挑戦”
最近、シニア世代の「リゾートバイト」が増えているという。全国の観光地にあるホテルやレジャー施設などに住み込みで、数か月程度の期間限定で働くのがリゾートバイトだ。13日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」では活躍するシニアの現場をレポートした。1人目は北海道利尻島のホテルで働く66歳の元自衛隊指揮官。接客業は初めてだというが、物腰は柔らかく敬語もしっかりしていることから宿泊客の評判は上々。朝7時から夜20時まで、中休み5時間をはさんでフロント業務や送迎が中心だ。仕事がない時間には大自然の中でジョギングを楽しんでいる。2人目は美容師歴35年、60歳で静岡県下田の温泉リゾートバイトを始めた男性。食器洗いや配膳が主な業務で、1カ月約25万円になる。「美容師のときは仕事に追われるのがイヤで新しい挑戦がしたかった」と話す。3人目は客船のホールスタッフを務めるなど接客業に従事し、6年前からリゾートバイトを始めた女性。全国15カ所を渡り歩くベテランだ。「子育てが終わり自分の人生に戻ってきた感じ」とやりがいを語り、北海道に夫を残して自分の人生を謳歌している様子だ。観光地を旅しながら働くことができ、生活費を大幅に抑えられるのが魅力だという。シニア向け求人が増えている最大の理由は、人手不足だ。リゾートバイトと聞くと、20代若者が多いイメージもあるが、若者だけでは枠が埋まらない。観光地の多くは繁忙期と閑散期がはっきりしており、繁忙期にはいわゆる“季節労働者”が大量に必要となる。そして、雇用側も人生経験豊富なシニアに期待している部分は大きく、とくに子育てが一段落した主婦層のニーズが高いという。体力勝負の力仕事であれば若者に分があるが、ホテル・旅館にとって落ち着きあるシニアの接客は貴重な戦力だ。現在、高年齢者雇用安定法により、企業には65歳までの雇用確保が義務付けられている。60歳定年でその後は嘱託勤務などの再雇用制をとっている会社が多い。だが、第二の人生として新しい挑戦に踏み出すのも一つの手だ。シニアにとって、リゾートバイトの仕事は新しい環境を体験し、他の人々と交流する絶好の機会となる。金を出して旅行に来る人たちがたくさんいるような素晴らしい環境で働き、暮らすことができて給料までもらえるのは特別な体験だ。なお、仕事を選ぶ際は、雇用条件や福利厚生にも注意を払う必要がある。宿泊費や食事の提供はあるか、勤務時間や給与はどのようになっているかなどを確認しよう。
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社会 2025年08月17日 09時00分
「夏の風物詩」花火大会、経済効果約2兆2590億円でも人手不足や高齢化など業界の裏事情
淡路島(3日)と横浜港(4日)の花火大会、2日連続で事故が起きた。札幌市は安全性への懸念を理由に、23日に予定していた大会の中止を決めるなど、事故の余波は続く。夏の風物詩である花火大会の最新事情について、14日放送のテレビ朝日系の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」が解説した。花火研究家・冴木一馬氏によれば、全国で行われる花火大会やイベントの数は増えているそうで、年間1万1000回だという。しかし、花火師になる若手が減り、どこの業界もそうだが、花火業界も人手不足が最大の課題。コロナ禍で花火大会が激減したときに廃業した花火師が多かったそうだ。また、「競技会などで賞を取るような花火屋さんは人気で応募もあるが、そうでないところには応募がない」(冴木氏)と業界の高齢化が進んでいる。花火師になるには:、花火製造会社などに就職し、見習いとして経験を積むのが一般的だ。一人前の花火師になるには、10年以上の修業が必要と言われるほど、高度な技術と知識が求められる。花火師の年収は全国平均で536.5万円だそうだ。花火会社の正社員は月給制だが、季節労働者としてアルバイト的にやっている人もいる。花火大会はお祭りとの連携や宿泊・飲食代への波及効果など、大きな経済効果が見込める。2023年の経済効果は約2兆2590億円にも上る。しかし、資金・人材確保の問題などで、岩手の三陸花火大会(5月4日)や大阪と兵庫をまたぐ猪名川花火大会(例年8月)などが中止となっている。「花火玉の単価は5年前の約2倍。昔は大会総予算の6割は火薬代だったが、今は警備費が6割で火薬代が約3割。安全上の理由から配置する警備員の数が増え、人件費も高騰している」(冴木氏)直径800メートル×高さ800メートルの世界最大級の花火(4尺玉)は1発で数百万円するとのことで、大きな花火大会だと総予算で10億円にも達する。三大花火大会の1つ、「長岡まつり花火大会」の総経費は約18億円で、内訳は花火打ち上げ3億、会場設営4億5000万、安全対策・交通対策4億6000万、人件費1億となっている。花火大会でもっとも楽しんでいるのは一般の観客だが、河原に行けば無料で見物できるものだと思っている人も少なくない。ただ、全国の主要な花火大会が106大会のうち、有料席を導入しているのはすでに83大会あるそうで、一般席の平均価格は5227円、プレミアム席の平均が3万6193円となっている。運営経費高騰で有料化は必然の流れだが、最近はスポンサー集めを改善するためにドローンショー上演を組み合わせるなど最新技術を取り入れた工夫もなされている。インバウンドで富裕層の顧客が増えれば、今後はますます有料席の価格上昇が予想される。
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社会 2025年08月15日 20時00分
「オールナイト万博」トラブルは1970年にも……4000人が野宿を選択
8月13日、開催中の「EXPO 2025 大阪・関西万博」にて同日深夜から翌14日朝にかけて多くの人間が帰宅困難になるトラブルが発生した。事の発端は13日21時頃に発生した地下鉄・大阪メトロ中央線の運行停止であった。大阪・関西万博の最寄り駅は中央線「夢洲駅」であり、公共交通機関を利用して万博へやってきた人たちの一部は復旧までの間、万博会場内で待機せざるを得なかったのだ。そのため、一部のパビリオンでは深夜後も施設を開放し待機客を受け入れていた。一連の出来事はネット上で「オールナイト万博」とも呼ばれ世間の注目を集めていた。実は大阪で開催された万博で多くの帰宅困難者が出た事件は今回だけではない。実は1970年に開催された大阪万博(日本万国博覧会)でも帰宅困難者が続出し4000人あまりが会場内に野宿するという出来事があったのだ。9月5日、以前より大盛況であった大阪万博は来場客数のピークを迎えており期間中最多となる83万5832人を収容していた。そのため鉄道をはじめとする交通機関が麻痺してしまい、帰宅の足を失った4000人が会場内で野宿する道を選んだのだ。当時の映像などを確認すると、万博会場内で野宿した人達は老若男女問わずコンクリートの床や階段に座り込み寝転がって休んでいる。昭和時代はスマホなどもないため取り残された人たちは寝る以外の事はできず、ただひたすらに朝が来るのを待ったようだ。また、翌朝には新規来場客とのバッティングもあり、駅員が「危険なのでお子様連れの方はお帰り下さい!」と叫ぶ様子などが記録されている。55年後に開催された「EXPO 2025 大阪・関西万博」は1970年の時とは、時代も状況も大きく異なっているが、交通機関のトラブルはいつの時代も突然発生するものなのである。
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社会 2025年08月14日 20時00分
「いったい誰が……」失ったはずの「アイアンキング」のフィルムが偶然発見
8月12日、映像業界に近年、稀に見る「珍事件」が発生。映像制作プロダクション「宣弘社」が、同社が1970年代に制作した特撮ドラマ「アイアンキング」の所在不明だったネガフィルム計3話分が発見されたと発表した。このフィルムの発見の経緯だが相当に変わっていた。今年7月頃、東京都渋谷区にある同社の玄関前にフィルムが置かれており、関係者が確認したところ、これまで所在が不明であった「アイアンキング」4話~6話のネガフィルムであったことが明らかになったのだ。一度、紛失したはずのフィルムが発見されること、および何者かの手によって制作会社へ届けられる事は珍しく「一体誰がフィルムを届けたのか」と世間の関心を集め、フィルム発見を報告した同社のXは1万件以上のリポストを記録している。フィルムの紛失は近年では聞かれなくなったが、以前はさまざまな形でフィルムの紛失が相次いでいた。例えば、NHKは1980年代頃まで放送用テープを保存しないという慣習が続いていたため、大河ドラマやNHK連続テレビ小説は初期作品の多くが失われている。これらは視聴者や関係者が個人的に家庭用テープで録画していたものが奇跡的に発掘され視聴可能となった作品も少なくない。また、物理的要因以外にも「借りたフィルムを返却せずに行方不明になった」「関係者が自ら封印した」「マニアやコレクターに盗まれた」といった人的要因も多く存在するという。なお、前述の「アイアンキング」はネガフィルムこそ行方不明であったが、現存するテープ素材があったため画質などが劣化した素材をDVD等に収録していた。そういう意味では「視聴不可」な作品ではなかったが、今回オリジナルに近いフィルムが出てきたのは非常にめでたい事である。今回の出来事を機に今後も未発見のフィルムが見つかる日が来るかもしれない。
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社会 2025年08月14日 12時30分
万博、運転見合わせで開場時間変更も長蛇の列 ポルトガル館・オランダ館が神対応 一方でSNS「動線が切れた時の対策をしていなかったんですね」と批判も
大阪・関西万博は、地下鉄中央線の運転を見合わせた影響で、開場時間を10時に変更した。しかし、うまく伝わっていなかったのか、会場には長蛇の列ができている。13日の夜、万博会場の最寄り駅・大阪メトロ夢洲駅とつながる地下鉄中央線が運転を見合わせた。夜帯だったこともあり、大勢の帰宅困難者を出すこととなった。X(旧Twitter)では、帰宅困難がトレンド入り。大阪メトロは14日に記者会見を開き、運転見合わせについて謝罪した。運転見合わせとなった原因は、車両に電気を供給する「サードレール」が停電となったこと。レールの継ぎ目を補う部分にあるシートを撤去すると、送電ができるようになったと話している。地下鉄の運転再開は14日の5時25分だった。帰宅困難者のため、ポルトガル館やオランダ館は一部施設を開放し受け入れたとのことで、来場者からは「神対応」と称賛されている。一部のバスやタクシーも帰宅困難者のため、現地に駆け付けたというポストも見られた。SNSでは「防災計画があるはずなんだけど計画通りに進行できているとは思えない」「対応路線が一つしかないとこうなるのか。やはりバックアップは大事」「動線が貧弱なのを承知の上で開催したはずなのに、動線が切れた時の対策をしていなかったんですね」といった批判も上がっている。イベントもので、動線が少ないと代替が難しくなる。開催前にこういう事態について考慮していなかったのだろうか。トラブルの際の柔軟対応は称賛するべきだが、リスクヘッジとしては、甘かったのではないか。避難経路とは違うが、移動できるラインは極力作っておいたほうが、災害時にも役に立つ。
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社会 2025年08月14日 09時00分
石破首相の戦後80年メッセージは「国内的な戦争責任」か 新たな議論引き起こす「なぜ軍部は暴走したのか」
8月15日は終戦記念日で、戦後80年の節目を迎える。SNSでは今も石破茂首相に「戦後80年談話を」という書き込みが見られるが、「談話」を出すには閣議決定が必要であり時間的に難しくなった。そこで浮上したのが、閣議決定の必要がない「メッセージ」発出である。メッセージは出せるのか、出せないのか。出すとすればどんな内容なのか。13日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」が特集し、解説した。石破首相が80年談話をあきらめたのは時間的制約だけではない。党内保守派の反対が大きく、配慮したためだ。例えば、小林鷹之氏は「70年談話を安倍総理が出されて、あれがすべてだと思っている」と話す。安倍晋三元首相が出した戦後70年談話には「私たちの子や孫、その先の世代の子どもたちに謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」と盛り込まれている。それを石破首相が“上書き”することになれば、戦後の謝罪外交に逆戻りするのではないかと保守派は懸念しているのである。しかし、石破首相は「50年談話、60年談話、70年談話を踏まえたうえで考えたい」としており、歴史認識は引き継ぐ考えだ。70年談話の有識者懇談会メンバーだった宮家邦彦氏は「石破さんがこだわっているのは、あれだけの戦争を引き起こした国内的な政治責任ではないか」と分析する。それを受け、元AERA編集長の浜田敬子氏は「広島と長崎での石破首相のスピーチは高く評価された。戦争に対してどう思っているのかをセットで語らないとおかしい。何らかのメッセージは出すべき」とコメントした。起業家でコメンテーターの安部敏樹氏は「(保守派は)議員総会で石破さんの退陣と一緒にこのテーマを持ち出しているので、政局にしている。戦争責任は本来そういうものではなく、淡々と検証されるべきもの」と語った。レギュラーコメンテーターの玉川徹氏は次のようにコメントした。「これまで戦後50年、60年、70年の節目には当時の首相が談話を発表してきた。しかも、50年談話は社会党の村山富市首相だった。この時だけが特殊だったということじゃないわけですよね。80年談話を出す場合には理由はいらないし、出さないならば理由が必要。ずっと続けてきていることなので」石破首相のメッセージ発出に反対している保守派と呼ばれる議員は、おそらく15日には靖国神社に参拝するだろう。玉川氏は「それは戦争の記憶を風化させないためではないのか」と指摘したうえで、「風化させないことは日本人の総意。風化させないという意味で言えば何らかの談話を出すべきだ」と提言した。日本の戦争責任は、国際的には、A級戦犯は東京裁判で裁かれ、BC級戦犯はその地域を占領した連合国各国の管轄下それぞれ独自の裁判規定で実施された。しかし、宮家氏と安部氏が指摘する国内的な戦争責任は、曖昧にされてきたのが戦後の80年だった。毎日新聞の佐藤千矢子氏は「なぜ軍部は暴走したのか」に重点を置いたメッセージになるのではないかと話した。
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社会 2025年08月13日 21時00分
外国人、勝手に埋葬する「闇土葬」横行 SNS「死体遺棄では」
日本で暮らす外国人が年々増加するなか、文化の違いを背景にした問題も起こっている。外国人を受け入れる墓地の不足もその一つだ。イスラム教などでは、死者の復活が信じられており、火葬ではなく土葬が基本だ。現在、日本国内で土葬が可能な墓地は全国で10カ所ほどしかない。13日放送のテレビ朝日系「グッド!モーニング」では、外国人を受け入れている霊園を取り上げている。埼玉県本庄市にある本庄児玉聖地霊園では、土葬もできる区画がある。区画には、四方をブロック塀で囲った質素な墓や土が盛られただけの墓もあった。トラブルも相次いでいる。霊園内に侵入し勝手に埋葬する「闇土葬」や、無断でひつぎを置いていく、埋葬区画を勝手に広げるといったケースが見られた。外国人利用者の管理費の未払いも問題になっている。また、「土葬の墓地が近くにあるのは嫌だ」という理由で墓じまいする日本人も増えているという。こうした状況にも関わらず、霊園の早川壮丞代表取締役は、「お互いさまに埋める場所だってあっていい。共存共栄がしたければ(日本人も)もっと心開かないとね」と述べていた。ネット上では、「ルールも守れない人との共生は難しい」「それは闇土葬というか死体遺棄なのでは」「法的整備がほとんど出来ていない」「なんできちんと取り締まりをしないのだろう」といった意見が見られた。宮城県では、昨年から土葬墓地の整備を検討している。村井嘉浩知事が墓地について言及したところ、イスラム教徒が歓迎する一方、メールなどで400件以上の批判が寄せられたという。宗教観の違いを超え、地域の理解を得るのは簡単ではない。
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外国人、勝手に埋葬する「闇土葬」横行 SNS「死体遺棄では」
2025年08月13日 21時00分
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