社会
-
社会 2011年08月18日 15時30分
増え続けるHIV感染者とエイズ患者
現在、HIV感染者とエイズ患者が増え続けているという。 エイズは1981年にアメリカの同性愛者が発症したことを発端に、一気に全世界に広まった病気である。元々はアフリカのチンパンジーの病気であったが、環境破壊などで人間と接触する機会が増えた結果、やがて人間にも感染するようになったという説が有力だ。 日本でも80年代には相当強烈な印象で報道され、一時は風俗店に足を運ぶ人が減ったといわれているくらいだが、いまではそれほど多くは報道されていない。 HIVとエイズについて語る前に、それらの違いについて説明すると、【HIVとは】 ヒト免疫不全ウイルスのこと。いわゆるエイズウイルスに感染した人をHIV感染者という。【エイズとは】 HIVに感染することによってリンパ球が破壊され免疫力が低下し、発症する様々な症状を総称して、「エイズ(後天性免疫不全症候群)」という。 つまりHIV感染しているだけではエイズ患者ではなくHIV感染者となる。HIV感染が原因で免疫不全(体を守る生体反応が、うまく働かなくなること)を起こしてしまったのがエイズ患者となる。 HIVに感染してもエイズになるとは限らない。ただし治療をしないでいると数年〜10年でHIVからエイズになるといわれている。 かつては死の病といわれたHIVやエイズであるが、医療の発達によってHIVからエイズになることや、エイズでの死亡はかなり抑えることができるようになった。とはいえ、一度HIVに感染してしまうと、体内からHIVウイルスを根絶することは、いまのところできないため、治療は一生続けなければならないといわれている。 世界的にみれば、HIVエイズに罹っている人は5千万人以上。特にアフリカのサハラ以南に世界中の感染者の約60%患者がいるとされている。 日本では、わかっているだけでHIVとエイズ患者合わせて1万8千人。日本での感染者は増加傾向にあるが、検査をする人が逆に少なくなっているという。 かつては同性愛者の病気と思われていたが、いまでは罹患者の約半数が同性愛ではない人であるとの報告もある。 さらに最近注目されているのが感染者の高齢化。また悪いことに高齢者は病院にはよく通っても性病の検査はあまりしない。近年、バイアグラ等の開発によって元気な中高年も多い。元気なのは結構だが、年齢を問わず検査をするなり予防のためにコンドームを付けるなりしてほしいものだ。 といっても、HIVやエイズに感染する人の約7割が、20代30代の若い世代であることを忘れてはならない。 HIVやエイズが人々に知られはじめた頃、この病気が同性愛者に多く、性行為から感染することが多かったため「エイズは乱れた世の中を正すための神の行為だ!」という人もいた。また、黒人に多くの感染者がいて、アジアでも近年増えてきていることから「エイズは有色人種を撲滅するために作った生物兵器だ!」と、いう人もいた。もし神の怒りならひどい神だし、有色人種撲滅のための生物兵器だとすると、白人にも同じように感染するHIVは失敗だったということになる。 幸いなことに、医療の進んでいる先進諸国の多くは、感染や死亡率が下がってきている。人類がかつて天然痘を根絶したごとく、一日も早くHIVやエイズを根絶することを願ってやまない。(巨椋修(おぐらおさむ)・山口敏太郎事務所)
-
社会 2011年08月17日 15時30分
児童虐待が子供とその成長に与える影響 -歪む人生観-
子育てにおける虐待が問題になっている。虐待をするのは約6割が実母、2割が実父である。厚生労働省の調査によると、虐待を受けた子どもは将来、成人後も大きな影響を受けるという。 厚生労働省の「男女の生活と意識に関する調査」によると、初めて初体験の感想では、虐待経験のない人は「うれしかった」が半数近く。対して虐待経験のある人は「うれしかった」は約3分の1程度で、否定的な感想が27.9%。 それだけではない。リストカットなど自傷行為については、虐待経験のある人は虐待経験がない人に比べて5〜6倍も多い。あまり知られていないことだが、現代の中高生の10人に1人は自傷行為をやっているのだ。 児童虐待は近年になって注目されるようになった。近年になって公共機関やメディアが注目されるようになったからで、実は昔からあったともいわれているが、ハッキリとしたことはわからない。どちらにせよ、児童虐待がその児童の将来に大きな傷となることは間違いないようだ。 児童虐待をする親は多くの場合「しつけのため」「教育の一環」という言葉を使う。例えば身体的虐待は、子どもが重傷や死にいたるような体罰や暴力。「しつけのため」といってほとんど食事を与えないということもある。これらは決して「しつけ」でも「教育」でもあるまい。 では、どういった親が虐待をする傾向が強いのかというと、富裕層よりも貧困層が圧倒的に多い。ある調査では虐待をする親の約半数が貧困層である。また、親の学歴は中卒、高校中退が全体の約4割を占め、大卒の親による虐待はほんの数パーセントと少ない。 なぜ虐待をしてしまうかというと、生活していくうえでのストレスや、子どもに愛情を感じない、アルコール依存症、親自身にも虐待を受けて育った経験がある、等だ。 児童虐待は、その子どもに大変大きな悪影響を及ぼすので、自覚のある親は相談機関に行ってほしい。また、児童虐待を発見した人は児童相談所や役所の担当窓口に通告する義務があるとのこと。少しでも児童虐待が少なくなることを願ってやまない。(巨椋修(おぐらおさむ)・山口敏太郎事務所)
-
社会 2011年08月16日 17時30分
まんべくん発言を長万部町長が謝罪! twitter閉鎖へ
北海道・長万部町のゆるキャラ「まんべくん」のtwitterが終戦記念日前日の14日、「どう見ても日本の侵略戦争が全てのはじまりです」などとつぶやき、ネット上で“炎上”した問題で、16日、長万部町観光協会は公式サイトで白井捷一町長の名で謝罪文を掲載した。町長は一連の発言は長万部町の公式発言ではないことを強調したうえで、「まんべくん」twitterの中止を発表した。 長万部町長が<お詫び>としてコメントした内容は以下の通り。 このたびの「まんべくん」の戦争についてのツイッター発言については、皆様に大変ご心配ご迷惑をおかけいたしましたことを、お詫び申し上げます。 今回のツイッター上での発言は、まんべくんのキャラクターの商標を許可している株式会社エム社のコメントであり、長万部町の公式な発言でありませんので、ご理解を頂きたいと存じます。 しかし、町のキャラクターである「まんべくん」の発言であり、皆様にご心配ご迷惑をおかけいたしましたことを重ねて深くお詫び申し上げます。 今後の対応については、ツイッターを運営しているエム社への「まんべくん」の使用許諾権を禁止し、まんべくんツイッターは中止となります。(以上、万部町観光協会HPより転載) まんべくんtwitterは14日、「まんべくん戦争の勉強をするねッ」とつぶやき、「日本の犠牲者三百十万人。日本がアジア諸国民に与えた被害者数二千万人」「どう見ても日本の侵略戦争が全てのはじまりです」などと書き込んでいた。長万部町は15日、思想信条にかかわることをつぶやかないよう、運営者に注意したというが、長万部町への苦情が殺到するなど騒動が拡大したため、このような対応になったようだ。 公式アカウントにはめずらしく、歯に衣着せぬ発言で9万ものフォロワーを得るほど人気アカウントだったが、ゆるキャラの領分を逸脱してしまったということか。
-
-
社会 2011年08月15日 10時00分
66回目の終戦の日 民主党・岡田幹事長が談話を発表
15日、「終戦の日」を迎えるにあたり、民主党・岡田克也幹事長が、「終戦の日にあたって」との談話を発表した。 終戦の日にあたって 本日、66回目の終戦の日を迎えました。先の戦争で犠牲となられた内外のすべての方々に対し、国民の皆さまとともに謹んで哀悼の誠を捧げます。 どれほど年月が経とうとも、内外の多くの人々に多大な苦痛と惨禍を与えた先の戦争を決して忘れてはなりません。二度と悲劇を繰り返さないとの強い意思のもと、歴史を直視し、その反省と教訓をふまえ、英知を集めて世界の平和を築いていくことこそが、今に生きる私たちの責任であり使命です。 わが国は、東日本大震災に際して国際社会から大きな支援と激励をいただきました。一方、福島原発事故は、各国の原子力・エネルギー政策に影響を与えています。私たちは、国際社会からの善意と協力に心から感謝するとともに、国際社会との絆を強め、その平和と繁栄のためにさらに貢献していく決意です。 悲しむべきことに、今も世界では、紛争やテロ、暴力の連鎖が絶えません。その背景に、貧困や差別、人権抑圧など根深い課題があることも忘れてはなりません。そして人類は、核兵器など大量破壊兵器の脅威に晒されており、わが国周辺においても深刻な課題であり続けています。 終戦の日にあたり、民主党は、日本国民の平和への理念と強固な意思に支えられた外交を柱に、国際社会としっかりと手を携えて、戦争につながるあらゆる課題の解決に取り組み、国際社会の恒久平和の実現に向けて全力で邁進していくことを誓います。
-
社会 2011年08月13日 17時59分
ルターとユダヤ人虐殺の歴史
「神は乗り越えられる試練しか与えない」という言葉をご存知の方も多いと思う。この言葉をいったのは、宗教改革で有名なマルティン・ルター。 宗教改革の旗手ということでルターは人格者であると思われがちであるが、ルターには暗い一面もあった。熱心なキリスト教修道士であったルターは、誰よりも異教徒を憎んだ男でもあったのだ。 中世キリスト教史の汚点として「魔女狩り」や「異端審問所」があるが、これらに対してルターは烈火のごとく怒ったのである。 「手ぬるい!」と…。 旧教(カトリック)に対し新教(プロテスタント)を起こしたルターは、積極的に魔女狩りを行い、数多くの無実の人々を殺した男でもあるのだ。 魔女だけではない。若い頃のルターは、ユダヤ人に対して、比較的寛容であったが、やがてユダヤ人たちが頑としてキリスト教に改宗しようとしないことに業を煮やし「ユダヤ人強制収容所」「ユダヤ人の旅行と金融業の禁止」「ラビによる教育の禁止」「タルムードの没収」「ユダヤ人の追放」「ユダヤ人の強制労働」などを実行した。 ルターいわく 「ユダヤ人は、元々流浪の民なのだから、本来一文無しのはずだ。彼らが所有するものはすべてもとはわれわれの財産だったのだ」(定方晟著 洋泉社刊『憎悪の宗教』より引用) 宗教家とも思えない言葉だが、元々キリスト教には、イエス・キリストを処刑したユダヤ人対する憎悪の念があり、ユダヤ人や異教徒を攻撃しても良いとする教えがあった。イエスをはじめキリスト教の礎となったパウロや12使徒自身がユダヤ人であったにもかかわらずだ。 このルターによるユダヤ人迫害を見習ったのが、ナチス・ドイツである。キリスト教徒によるユダヤ人への迫害が、もっともひどく、大掛かりに行われたのが、ナチス・ドイツの「ホロコースト」や「アウシュビッツ事件」であった。 「ホロコースト」とは、「すべてを焼き尽くす」という意味であるが、ナチス・ドイツの政策で、ユダヤ人だけではなく、共産主義者やロマ人(ジプシー)、スラブ民族、ポーランド人や障害者も、虐殺の対象とされた悲劇である。この政策で、ユダヤ人は600万人、他の人々も含めると1千万人もの無実の人間が殺されたのだ。 ルターによって起こされた宗教改革はカトリックとプロテスタントという宗教戦争になり、ナチス・ドイツの手本となり、また、魔女狩りの伝統はアメリカ合衆国に渡っても行われた。 黒人を虐殺することで有名なKKK団は、最初熱心なプロテスタント教徒が、黒人、ユダヤ人だけではなくカトリック教徒も処刑を実行している。これも異教徒を殺す魔女狩りの一種なのだ。 宗教は万人を救う一方で、一つ間違えば大変な悲劇を生むという一つの例であろう。おそらく人類にとって宗教は不可欠なものであろうから、今後の人類は宗教を平和利用して欲しいものだと願ってやまない。巨椋修(おぐらおさむ)(山口敏太郎事務所)
-
-
社会 2011年08月11日 22時30分
「セシウムさん」東海テレビ番組打ち切り…社長が謝罪会見
愛知・名古屋の東海テレビ(フジ系列)の浅野碩也社長は11日午後8時からの会見で、「セシウムさん」「汚染米」などの不適切なテロップを表示した情報番組「ぴーかんテレビ」を打ち切ると発表。自身の役員報酬も3か月間、50%削減する処分も行うこともあわせて発表した。 4日の放送後、すぐにネットに画像が出回り、大きな騒動となった。東海テレビは即担当者を岩手県に謝罪に行かせ、翌日には同番組の担当アナウンサーが謝罪したが、騒動は収束しなかった。東海テレビには約1万5000件の電話やメールが殺到し、CM提供を取りやめる企業も相次いでいた。
-
社会 2011年08月06日 17時59分
社会問題となっていた“クレジットカード現金化業者”が全国初の摘発
リアルライブで1月に取り上げたクレジットカード現金化業者に、ようやく捜査のメスが入った。 警視庁生活経済課は8月5日、クレジットカードで商品を購入させ、手数料を差し引いてキャッシュバックする「カード現金化」と呼ばれる手法で、法定利息を超える高金利で金を貸し付けたとして、東京都板橋区の飲食店経営・橋本幸治容疑者(41)を出資法違反(高金利)容疑で逮捕した。 同課によると、同容疑による現金化業者の摘発は全国初。同容疑者はキャッシュバックしたことは認めているが、容疑は否認しているという。逮捕容疑は昨年3月〜今年1月に、千葉県浦安市の男性会社員(49)ら4人に対し、おもちゃのネックレスやブレスレットをカード払いで販売。いずれも約100円の価値しかなかったが、代金の一部をキャッシュバックしたように装って計約346万円を融資、法定利息を約45万1200円超える計約69万5700円を受け取った疑い。同容疑者は06年7月〜今年3月の間に、全国の約750人に計約4億3000万円を融資し、約8000万円の利益を得たとみられている。 カード現金化は昨年6月に完全施工された改正貸金業法の弊害で、新たに金を借りられなくなった借金難民の駆け込み寺的な商法となっていた。その手法はいくつかあるが、主流となっているのがキャッシュバック付商品販売。二束三文の商品を高い値段をつけてカードで買わせ、キャッシュバックという事実上の融資をするもの。客側はカードの支払日までは一時的にしのげるが、実態は高金利を取られており、支払日に泣きをみることになる。 「不当景品類及び不当表示防止法」(以下、景表法)では、景品は取引総額の10%以下と規定されています。ですが、ほとんどの業者は、この販売方法は景表法の「もれなく型」に該当し、キャッシュバックは景品の例外に該当するため、取引総額の10%以上を提供しても合法と主張していた。 この商法の実態は法律の裏をかいた新手の高利のヤミ金で、警察もなかなか手が出せずにいた。警視庁は今後、同業者の摘発に力を入れる方針だという。(落合一郎)※関連記事最近社会問題になっている“クレジットカード現金化”について(1)http://npn.co.jp/article/detail/32384410/最近社会問題になっている“クレジットカード現金化”について(2)http://npn.co.jp/article/detail/89652444/
-
社会 2011年08月05日 11時45分
東海テレビの情報番組「ぴーかんテレビ」が不適切放送
フジテレビ系列東海テレビの情報番組「ぴーかんテレビ」が8月4日に放送した内容が不適切と指摘され、大きな問題に発展している。 岩手県産ひとめぼれ10Kgの当選者の名前を「怪しいお米セシウムさん」「汚染されたお米セシウムさん」とテロップで表記したことが一部のネットメディアを始め、東海テレビの地元、愛知県の新聞メディアも相次いで報道。 さらに、番組が報道された当日夕方には「ひとめぼれ」の産地、岩手県の報道番組でも取り上げられた。番組の中で、岩手県が東海テレビに強く抗議し、流通している米は原発事故前に収穫したものであることを伝えた。県のホームページにも抗議文が掲載され、3000件以上がツイートされている。 今回、問題となった「ぴーかんテレビ」は東海エリア(愛知、岐阜、三重)で視聴可能だが、ネットの掲示板を通じて瞬く間に全国に広がり、数多くの批判が殺到しているという。 東海テレビのホームページでは「ぴーかんテレビ内での不適切な表現の放送について」と題した謝罪文を掲載。「常識を欠いた不謹慎な内容が画面に出てしまった」とした上で、「福島県をはじめ原発事故による被害を受けた方々や岩手県の農業、畜産業に携わる方々にご迷惑をおかけし、視聴者の皆さまには大変不快な思いを抱かせてしまいましたことを、ここに深くお詫び申し上げます」と述べた。(括弧内はHPより抜粋) 一連の表記は、本来ならばリハーサルなどで使用される放送しないはずの仮テロップ。このダミーデータが誤って流れてしまったとのことで、管理体制の不備を認めた。 今後、BPO(放送倫理・番組向上機構)の動きが注目されている。
-
社会 2011年08月04日 15時30分
自傷行為をする中高生10人に1人
現代の中高生の10人に1人が、リストカットなど自傷行為の経験があるということをみなさんはご存知であろうか? 国立精神・神経センター精神保健研究所・自殺予防総合対策センターの松本俊彦氏によると、・中学生: 男子8.3% 女子9.0%・高校生: 男子7.5% 女子12.1%・大学生: 男子3.5% 女子3.3% という数値を表している。 また・少年鑑別所入所者: 男子10.7% 女子60.9%・少年刑務所: 男性14.7% と、自傷行為をする若者たちと、非行との関係を挙げており、自傷する若者の特徴として「飲酒・喫煙・薬物の誘いを受けた経験者が多い」「自尊心が低い」「幼少期に多動(落ち着かない)の挿話がある」「ピアスをしている生徒が多い」「拒食や過食などの摂食障害傾向が認められる生徒が多い」と、非行や自尊心の低さ、精神的な不安定感と関連の可能性も示唆。 若者たちが自傷行為をする理由としては「イライラを抑えるため」「気持ちをすっきりさせたくて」「生きるために必要」「心の痛みを身体の痛みに置き換えている」「私の安定剤」という不快感情への対処が55%と最も多い。 自殺目的の自傷行為は18%と比較的少ないが、自殺企図の経験があるものが48%もいるのが特徴。自己アピールのために自傷行為をする人もいるが、多くの自傷者は、自傷行為について人に知られたいと思っておらず治療も相談もしない傾向にある。 もし、自傷行為を繰り返す若者を見かけた場合は、頭ごなしに否定したり叱責せず、共感・理解が必要とのこと。よく「いまどきの若いヤツは…」という大人がいるが、そういった若者を育ててきたのが大人世代であることを忘れてはいけない。 また、中高生の10人に1人が自傷行為をするような社会を作ってきたもの大人世代であることを忘れてはいけない。いま、手首を切っている若者たちも10年後20年後には親になっているのだ。 彼らが大人になり親になったとき、その子どもたちの自傷行為が、少なくなるような世の中を作るのは、現在の大人といわれる人たちの仕事でもあるだろう。(※参考・引用『児童・生徒における自傷行為の理解と援助』松本俊彦 国立精神・神経センター精神保健研究所 自殺予防総合対策センター)巨椋修(おぐらおさむ)(山口敏太郎事務所)
-
-
社会 2011年08月04日 11時45分
“プロレス界のお騒がせ男”ザ・グレート・サスケ 覆面制作費未払いで提訴されたマスク職人と和解
みちのくプロレスのプロレスラーであるザ・グレート・サスケの覆面を制作したマスク職人のA氏(イニシアルではない)が、昨年11月に制作費の未払い金と慰謝料で約430万円を請求し提訴していた訴訟が、8月3日までに和解が成立したことが明らかになった。 訴状によると、A氏は98年から10年8月まで、サスケの試合用、議会用、結婚式用の覆面170点を制作したにもかかわらず、代金約330万円が未払いになっているうえ、ブログに覆面を侮辱する書き込みをされたとのもの。A氏は慰謝料としての100万円を加えた約430万円を請求していた。 双方の関係者によると、サスケが代金の一部の約100万円を支払うことで和解したという。関係者によると、サスケからは現在、約10万円しか支払われていないが、サスケの所属事務所によると、「支払うべきものはきちんと支払う」と本人が話しているとのこと。(落合一郎)※関連記事“お騒がせ男”ザ・グレート・サスケが覆面製作費未払いで提訴されるも、プロレス界には同情の声も…http://npn.co.jp/article/detail/21511176/