レジャー
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レジャー 2008年01月26日 15時00分
平安S(GIII 京都ダ1800m 27日) 本紙・谷口はロングプライド
古豪が幅を利かすダート重賞戦線。が、しかし、競馬は生き物であるサラブレッドが主役である以上、遅かれ早かれ、否が応でも世代交代の大波は押し寄せてくる。ましてや、新ダート王として世界を見据えるヴァーミリアン不在のGIII・平安S。次代のエースを見極めるにはふさわしい登竜門といえるだろう。 本命はズバリ、4歳馬ロングプライド。ドラゴンファイヤー、フェラーリピサ、アドマイヤミリオン、マコトスパルビエロ等、ポスト・ヴァーミリアン候補は同年代にも数多くいるが、栗東中学の悪ガキ仲間・宮本助手が「いずれは世界の頂点を目指せる馬に必ずなる」と断言するスケールの大きさは他の追随を許さない。 さすがに歴戦の古馬にまじった昨秋のエルムS後は、未勝利勝ちからユニコーンSまで破竹の4連勝した3歳春の勢いは止められたが、前走の名古屋GPでは2着と息を吹き返した。 しかも、レースぶりは決して納得のいくものではなかった。「計算づくのロングスパートからセーフティリードをつくって『ヨシ、勝った』と思った瞬間、4角にあった水たまりに物見してガクンと失速。相手も後ろから一気に加速していただけに、あの物見がなければ同じ負けるにしても、もっと際どかったはず」 それでも、昨年のJCダート2着馬フィールドルージュからはわずかコンマ3秒差。同馬に秘められた素質というマグマは確実に活動を活発化している。地殻変動を起こし、一気の大噴火でダート重賞戦線の勢力図を塗りかえる可能性は高い。 「3歳春と違って、折り合いの心配がないからどんなレースにも対応できるようになったが、まだまだこの馬は奥があって良くなる。エルムSではメイショウトウコンに完敗したけど、あの時は栗東との施設の違いで仕上げづらく、しかも、内枠で窮屈な競馬を強いられたからね。苦手な水たまりも予報では心配なさそうだし、飛躍の年にするためにも負けられない気持ち」 ヴァーミリアンに追いつけ追い越せ! 明けて4歳馬の新旗手ロングプライドが寒風切り裂く熱砂で躍動する!
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レジャー 2008年01月25日 15時00分
アレキサンドライトS(1600万下 中山ダ1800m 26日) 藤川京子 タマモグレアーが2連勝でオープン入りよ!
アレキサンドライトSは◎タマモグレアーが中山でしぶとさを生かします。 休み明けを使われて調子を上げていた前走の1000万戦は、好位3番手から早めに先頭に立つ積極策でグイグイ脚を伸ばし、後続を振り切りました。14kg増の534kgの馬体は明け4歳を迎え、さらにパワーアップしています。 以前は体が弱く、走るのをやめてしまうことも多々ありましたが、昨夏の札幌戦あたりから心身ともに成長。とくに腰がしっかりしてきたのが大きいですね。最後まであきらめずに一生懸命走るようになり、もまれてもヘコむことはなくなりました。 残された課題は砂を被るとあまりよろしくなく、顔を上げて力むような走りになってしまうこと。でも、最近は前々で流れに乗り、早めに仕掛けていく自分の競馬を確立しましたからね。 そうなると、あとはスタートだけ。スムーズに行ければ最後まで本当にしぶとい馬。中山コースは初ですが、脚質的には合いそうだし、輸送も経験積み。昇級戦のここも楽しみです。
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レジャー 2008年01月25日 15時00分
アレキサンドライトS アベコーの気になる本命馬は!?
正月の中山競馬、ラス前のメーンは激戦区の準オープンによる「アレキサンドライトS」(ダ1800m 26日)。仕上げの難しい厳寒期とあり、昨年は3連単22万円馬券が飛び出したこのレース…アベコーこと阿部幸太郎は上がり馬のトーセンクラウンで強気に攻める! みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。 大寒を過ぎてから、また一段と寒さが厳しくなりました。寒さといえば厳寒期の調整方法に、各厩舎とも頭を痛めているようです。何といっても登録頭数が多く、現在の中山開催はフルゲートで16頭。きっちりと仕上げたのに、狙っていたレースが除外で使えない、といったケースが多くなってきています。 厳寒期はトレーニングを休むと、すぐに筋肉が硬くなったり、あるいは蹄に不安のある馬は、負担の少ない調整方法を必然的に強いられます。真夏とは違ったトレーニング。そんな中で去年、今年と1月の中山、京都で、好成績の厩舎があります。明日のこの欄でご紹介致しましょう。 さて、中山7日目のメーンは「アレキサンドライトS」。ダート1800mです。出走にこぎつけるだけで大変な準オープンクラス。今回はこの難関にタガノサイクロン、フィールドオアシスといった人気の中心になりそうな馬が2度目の除外を受けました。 このレースのポイントはマイネルテセウス、ダイショウジェットにトーセンゴライアス、ワイエムサチ等、主導権を取りたい馬がそろったこと。そうなると、末脚を生かせるパピヨンシチーや、ブラックランナーに有利な流れですが、実はそれ以上に注目すべき馬がいます。 それがトーセンクラウンです。オペラハウス×ダンシングブレーヴの配合で、奥手のタイプが多いスタミナ血統。明け4歳を迎えて、前走の1000万では2馬身半差で圧倒しています。このときの距離は芝2200mで、時計は2分14秒0。昨年暮れの中山7日目の準オープン・クリスマスCを勝ち上がったのがブラックアルタイル。そのときの時計が2分14秒3。つまり、トーセンクラウンが時計で準オープンクラスをしのいでいるのです。 となると課題は初めてのダートですが、昨年の3東エーデルワイスS(2着)の直前、南Dコースで単走で追い切られた際のラスト1Fが12秒2。上々の反応を見せていたことから問題なしと判断します。丹内騎手がレース中、まともに砂を被らないような競馬ができれば、直線アッサリのシーンは十分です。
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レジャー 2008年01月25日 15時00分
アレキサンドライトS(1600万下 中山ダ1800m 26日) 本紙・橋本はブラックランナー中心
ここにきて2連勝と本格化著しいブラックランナーの勢いは止まらない。 中身も濃い。直線でゴーサインが出ると一気に弾け、いずれも0秒3、0秒4突き放す圧勝だ。とりわけ、千葉TV杯は追い込みの利きにくい小回りの中山だけに価値が高く、ポテンシャルの高さをまざまざと見せつけた。 もともと、2000mの新馬戦を楽勝(0秒3)している厩舎の期待馬が、紆余曲折を経てついに本物になったといえる。もっと上を目指している馬で、昇級戦の壁は皆無に等しい。 乗りかわりも、内田博騎手なら心配無用。3連勝でオープン入りを果たす公算が大。 相手筆頭はパピヨンシチー。やはり昇級戦になるが、相手なりに走るタイプだし、目下の充実ぶりから好勝負に持ち込みそう。 久々も底力あるマイネルテセウスが逆転候補。
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レジャー 2008年01月25日 15時00分
伏見S(1600万下 京都芝1400m 26日) 本紙・谷口はシルクドラグーン
相変わらずの除外ラッシュで各陣営とも仕上げの難しさに悲鳴を上げているが、ともに先週の除外で出走権を取得。他陣営のうらやむ2頭出しの山内厩舎がこのレースの主導権を握る。 ◎はただいま絶好調のシルクドラグーン。とにかく、昨秋からの充実ぶりは目を見張らせる。「千二の後の千四。道中、少しの遊びがほしいところ」と山内師は例によって重箱の隅を突ついてみせるが、その口元の緩みを読み取る限りはかなりの自信度と見た。 無論、“2頭出しは人気薄を狙え”の格言通り、ひと息入った前走をひと叩きされ、気配一変のゼットフラッシュの逆転の目も十分。
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レジャー 2008年01月25日 15時00分
太宰府特別(1000万下 小倉芝1800m 26日) 本紙・長田はワンマンシャチョウから勝負
休み明けを1度使って、大幅な良化を示しているワンマンシャチョウが絶好の狙い目だ。 その前走はスローペースに泣かされて0秒2差5着に惜敗したが、悲観する必要はまったくない。むしろ、プラス10kgと太めの馬体で万全とはいえなかったことを考えれば、上々といえるだろう。 中間は順調そのもの。最終追い(芝コース)では6F76秒8、ラスト1Fは12秒1の切れ味を見せ、万全の仕上がり状態になった。 すでに現級勝ちがあるように、このメンバーなら実力断然。ペリエに鞍上を強化し、盤石の態勢が整っている。
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レジャー 2008年01月24日 15時00分
AJC杯 本紙・橋本記者がドリームパスポート陣営を直撃
無冠の帝王ドリームパスポートが復活なるか。今週の中山メーン「第49回AJC杯」(JpnII 芝2200m 27日)の最大の焦点はこの一点に尽きるといっても過言ではないだろう。長期休養から復帰して3戦目、新天地で天皇賞・春に向けて大きく羽ばたこうとしている“ドリパス”の新パートナー・松岡騎手を、美浦黄門こと本紙・橋本千春記者が徹底取材した。 −−先週は2年連続の京成杯優勝(マイネルチャールズ)おめでとうございます。 松岡騎手「ありがとうございます。2連覇は意識していなかったですけど、うれしかったです。直線内の狭いところをこじあけてきたように、負けん気が強くて勝負根性は抜群です。クラシックが楽しみになりました」 −−さて、今週はドリームパスポートで厩舎(稲葉厩舎)ともども、2週連続重賞制覇のチャンスですが…。ドリームパスポートの印象は? 松岡騎手「先週、今週と2回ケイコに騎乗しましたが、(初めてコンビを組むので)正直なところ前回とは比較のしようがないです。当然、3歳時からのレースビデオはひと通り見てます。ただ、あまり先入観は持たず、競馬のイメージを大事にして、自然体で乗りたいと思ってます」 −−馬の癖などは聞かされてますか? 松岡騎手「競馬はどこからでもスパートできるタイプだけど、引っ掛かると聞いているので、折り合いに気をつけないといけない。あと、ケイコより実戦向きと聞いてます」 −−最終追い切りの感想をお願いします。 松岡騎手「1週前(ポリトラック=6F80秒1、上がり37秒5→12秒2・一杯)に実戦並みに速いところをやっているので、軽く流す程度。先週は少し折り合いを欠いたけど、今日は軽快なフットワークで、動きはスムーズでした」 −−最後に意気込みをお願いします。 松岡騎手「相手うんぬんより自分の競馬ができれば、結果はついてくると信じてます。ぜひ結果を出したいですね。応援お願いします」
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レジャー 2008年01月24日 15時00分
今週の有力新馬(中山)
今週、4頭もの新馬をスタンバイさせ、一気に攻勢をかける手塚厩舎。中でも、7日目(土)の芝1600m戦に出走予定のハチノヨウニサス(牝、父War Chant、母Bridey O)が面白い。 父はBCマイル(米GI)を制した名馬。完成度の高い外国産馬らしく、中間から動きの良さが目立っている。「スピードがあり、マイル前後が合っている。まじめな性格で動きも及第点。2度の除外で出走が延びているから、乗り込み量も十分。体もできているし、初戦からいいところがあると思うよ」と手塚師。手綱は津村騎手が取る。 もう一頭、師が大きな期待を寄せているのがマルターズスクープ(牡、父フォーティナイナー、母マルターズスパーブ)。 500kgを超える大型馬で、母はフラワーCの勝ち馬という良血だ。中間は坂路で豪快な動きを披露しており、「ソエとか弱いところがあるけど、動きはいいよ。奥がありそうな馬だね」とトレーナー。田中勝騎手を背に最終目(日)のダ1800m戦でデビューする。
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レジャー 2008年01月24日 15時00分
今週の有力新馬(京都)
7日目(土)の芝1600m戦(牝馬限定)は想定段階で36頭がエントリー。頭数だけでなく、メンバーもそろっていてハイレベルな戦いとなりそうだ。 その中でも一番の素質馬として注目されるのがダイワスピリット(牝、父ダンスインザダーク=栗東・松田国厩舎)だ。 母は1998年の桜花賞2着馬ロンドンブリッジ、姉は2004年のオークス馬ダイワエルシエーロという超良血。今週の追い切りでは芝コースで5F67秒8と軽快な走りを披露している。 「ケイコでは実に力強い走りをしている。姉にも負けない素質を持っているので、うまくそれが開花すれば楽しみ」と名トレーナー・松田国師の期待も大きい。安藤勝騎手を背にデビュー予定だ。 最終日(日)の芝1400m戦ではヘヴンリーヘヴン(牡、父ダンスインザダーク、母エブアド=栗東・小野厩舎)が初戦突破を狙う。 23日には芝コースで6F78秒8と上々の動きを披露。ケイコをつけた河北騎手も「馬っぷりが良くていい走りをする。将来的に楽しみな一頭」と高い評価を与える。本番は武豊騎手を背にデビュー予定だ。
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レジャー 2008年01月24日 15時00分
古賀正俊の当たり馬券直行便(最終回) アテにならない厩舎談話
ファンの皆さんは馬券を買うときに、日刊紙や専門紙に掲載されている厩舎のコメント(調教師、調教助手、厩務員談)を参考にしていると思いますが、「これは当たっていたな」と感じることがどれくらいありますか? わたしの45年の競馬人生の中で、厩舎からいいコメント(好勝負をするような話)が出ていて、その通り1、2着にくる確率は20%以下です。逆にあまり良くないコメント(追い切り時計が詰まってこない、体が絞れない、息の入りが悪い、肩の出が悪い、トモに力強さがない、カイ食いが悪い等)が出ているとき、その馬が馬券に絡まない確率は80%以上です。 わたしも少し前までは騎手、調教助手としてコメントする側にいました。担当している自厩舎の馬は分かりましたが、立場上、新聞記者より情報は入ってくるといっても、よその厩舎の馬の本当のところはなかなか分かりませんでした。いくら自分の馬のデキが良くても、競馬は相手がいるものですからね。ダメな話、こない情報はアテになっても、いい話、くる情報はあまり信じすぎない方がいいということです。 また、今の出走馬選定方法では、本当にその馬に合ったレース(芝、ダート、距離など)を使えることが少ないのも事実です。長く競馬を見てきたファンなら、なぜ、この馬がこのレースにと思うことが多いはずです。そのようなレースで大敗した後、人気を下げて、次走に適鞍に出走し、好成績を挙げると穴になります。その馬の適性を知ることも大事ですね。 以上のことを参考にして、予想をたてると的中率が上がると思います。 わたしのこのコラムは今回が最終回。長い間、ご愛読ありがとうございました。今後はこれまで書いてきたことをもう少し詳しくして一冊の本にまとめたいと思っています。内容はパドックでの馬の見方、返し馬を見る際の注意点、馬の精神面、体調面等、馬に関することのほか、厩舎関係の話、JRAの裏話、審議決定の裏、ディープインパクト問題の真意などです。もし、書店等で目に留まったら、手に取っていただけると幸いです。
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