休み明けを使われて調子を上げていた前走の1000万戦は、好位3番手から早めに先頭に立つ積極策でグイグイ脚を伸ばし、後続を振り切りました。14kg増の534kgの馬体は明け4歳を迎え、さらにパワーアップしています。
以前は体が弱く、走るのをやめてしまうことも多々ありましたが、昨夏の札幌戦あたりから心身ともに成長。とくに腰がしっかりしてきたのが大きいですね。最後まであきらめずに一生懸命走るようになり、もまれてもヘコむことはなくなりました。
残された課題は砂を被るとあまりよろしくなく、顔を上げて力むような走りになってしまうこと。でも、最近は前々で流れに乗り、早めに仕掛けていく自分の競馬を確立しましたからね。
そうなると、あとはスタートだけ。スムーズに行ければ最後まで本当にしぶとい馬。中山コースは初ですが、脚質的には合いそうだし、輸送も経験積み。昇級戦のここも楽しみです。