レジャー
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レジャー 2009年07月09日 15時00分
プロキオンS バンブーエール万全 坂路800メートル51秒7
にわかに立ち込めた暗雲だった。断然の主役候補と目されているバンブーエールが、アクシデントに見舞われた。 4日の調教後、脚元に熱を持った。調べてみると右トモのザ石と診断された。症状の程度によってはレースを回避せざるを得ないケガだったが、幸いそこまでの大事には至らなかった。 しかし、爪から痛みが取れ、歩様が安定するまで満足な調教はこなせない。1日乗れなければ3日は遅れるといわれる競走馬のトレーニングでこれは大きな痛手だった。 そんななか、陣営は出走をあきらめず早期回復に努めた。「火曜日(7日)までは軽い運動で無理しなかった。その日に獣医の診察を仰いだところゴーサインが出たので追い切りをしようと…」と安達調教師は経緯を説明した。 師を前向きにさせているのは、ここ2走で見せたエールの地力の高さと“貯金”だ。 世界の強豪が集まったドバイゴールデンシャヒーンで4着と大健闘。帰国初戦となった前走のさきたま杯も中途半端な状態で59キロを背負いながら2着に踏ん張った。 「あの時は体も減って攻めの調教ができなかった。その点、この中間は予定通りに乗ってきたからね。ザ石の誤算はあったけど、それを差し引いても前走よりいい状態で送り出せる」と“貯金”を強調した。 ドバイで好走したように暑い季節は大好き。得意の1400メートルで、GIIIなら底力がモノをいいそうだ。 【最終追いVTR】テンにやや引っ掛かったが、最後までしっかりした脚取りで駆け抜けた。中間のザ石の影響は感じられず、坂路で800メートル51秒7→37秒8→13秒3(ゴール前強め)と時計も及第点。馬体の張りは良く、力は出せる状態に仕上がっている。
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レジャー 2009年07月09日 15時00分
新馬情報 阪神で注目のバラ一族が登場
【福島】 セイコーライコウ(牡、美浦・鈴木康厩舎、父クロフネ、母ファインセイコー、日曜5R芝1200メートル出走予定) 5月下旬から乗り込まれ、ここまで7本の時計をマークしている。「育成所にいる時から『走る』といわれていたので、早めに持ってきて調教を積んできた。まだ一杯にやっていないのがどうかだけど、動きはいいね」と鈴木康調教師。「スピードがセールスポイントだが、追ってからも味があるから、距離が延びても良さそう」と将来性込みで期待をかける。柴田善騎手で初戦Vを目指す。 クロフォード(牝、父フジキセキ、母ストレイトフロムテキサス、日曜5R芝1200メートル出走予定) 今週はダートコースで6F78秒9→64秒9→50秒7→37秒0→12秒1を馬なりで計時。抜群の動きで、好仕上がりをアピールした。「見ての通り。450キロくらいだが、バランスが取れていてすごくいい馬ですよ」と二ノ宮調教師。鞍上には内田騎手を予定している。【阪神】 ローザミスティカ(牝、栗東・橋口厩舎、父アグネスタキオン、母ロゼカラー、日曜4R芝1800メートル出走予定) 大物感漂う素質馬が集まりそうな新馬戦のなかで、最注目の一頭。1995年のデイリー杯3歳Sを制した母に、父は名種牡馬のいわゆるバラ一族。半兄には重賞3勝のローゼンクロイツがいる。 「いい雰囲気の馬体をしているし、走りのバランスがいい。素質を感じる。期待に応えてくれそう」と橋口調教師の思いも熱い。勝ち方次第では、早くも来春のクラシック候補に挙げられそうだ。 ヴェラブランカ(牝、栗東・池江郎厩舎、父クロフネ、母アドマイヤサンデー、土曜4R芝1400メートル) 先週、福島でデビュー予定だったものの除外され、阪神で仕切り直しの一戦を迎える。 「もう十分乗り込んでいるし、除外の影響はありません。力を出せる状態です」と池江郎調教師。実際、阪神の開幕週には出走態勢が整っていただけに、何も問題はなさそう。父はクロフネで、半姉にオークス馬トールポピー、半兄には重賞3勝のフサイチホウオーがいる良血馬。ケイコの動きからも素質の高さは折り紙つきだけに、その走りに注目が集まりそうだ。【札幌】 メイショウグレイト(牡、美浦・小島太厩舎、父シンボリクリスエス、母メイショウオッチモ、土曜芝1200メートル出走予定) 仕上がりの良さが目立つ。今週は芝5Fから追い切って、最後まで無理せずに馬なりでフィニッシュ(68秒8)。「本数はやっていないけど、仕上がり早で動きも素軽い。ゲートも速いので初戦向きだよ」と吉永助手。武幸騎手とのコンビでデビュー予定だ。 サヤンクー(牝、美浦・藤沢和厩舎、父プリサイスエンド、母セクシーウィン、日曜芝1500メートル出走予定) 名門厩舎の期待馬。追い切りでは横山典騎手が手綱を取って軽快な動きを披露(芝コース、5F67秒3)。津曲助手も初戦勝ちに向けて気合十分だ。「素直ですごく乗りやすい。追ってからの反応も良く、初戦からかなり期待できる」と自信満々だ。横山典騎手とのコンビで初戦を迎える。
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レジャー 2009年07月09日 15時00分
ジャパンダートダービー テスタマッタ大金星
「第11回ジャパンダートダービー(JDD)」は8日、大井競馬場で行われ、4番人気のテスタマッタ(牡3歳、JRA栗東・村山明厩舎)がダート3戦無敗で優勝。村山明調教師は同馬で調教師初勝利を挙げていたが、それにGI初挑戦・初制覇の偉業が加わった。 ゴールデンチケットが軽快に逃げるなか、中団に控えたテスタマッタ。直線で満を持して追い出されると、馬群の間から鋭く伸びて先に抜け出しかけていたシルクメビウスを交わし、2馬身突き放した。 「序盤に少し掛かったが、ムキにならなかった分、直線で伸びた。以前乗ったときと落ち着きが全然違ったね」と岩田騎手。村山師も「2走前、四位騎手に距離を延ばした方がいいとアドバイスされた。それが生きて今日は比較的折り合えたのがよかった」と折り合い面での進境を勝因に挙げた。今後はグリーンウッドに放牧に出た後、武蔵野S→JCダートを目指す。2着シルクメビウス 田中博騎手「まさか後ろから来るとは思っていなかったし、抜け出したときには勝てると思ったが…。もう少し追い出しを我慢すればよかった」3着ゴールデンチケット 武豊騎手「ハナに立つまで2番手の馬が行くのか行かないのかはっきりしなくて脚を使ってしまった」
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レジャー 2009年07月09日 15時00分
内外HP版地方競馬予想 佐々木敦子の最終のおみやげ
佐々木敦子です。今開催の初日、大井競馬場にいって勝負しました。結果は…負けましたぁ〜。重複して買った馬券をハナ差で外したのが悔しかった。初日の負けを最終日で取り戻します! さて、今開催の最終レースは「千代田区特別」。ロックエモーションの馬旨指数がいいですね。坂井英光騎手にかわり2走目、1200メートルでの成績も安定していて人気になりそう。 栗田厩舎2頭出しのもう一頭、ヴィーナスイモンは1600メートル中心で走っていますが、馬券的には、こちらの方ががオイシイかも。 このレースはトミケンルビー、マイネルメテオール、ソウルバリアンと比較的安定した成績を残している馬が多いので手広く流します。 穴はトミケンソリッド。近2走は1500、1600メートルを使って掲示板を外しましたが、その前までは船橋1200メートルで安定した成績を残しています。人気薄なので狙いの一頭です。 展開的には、サントワインとヴィーナスイモンが先行して、ロックエモーション以下が追い込むと読んでいるので、馬券的には3連単マルチ勝負。ヴィーナスイモンが残ることも十分考えられるので、マルチで抑えたほうが良さそうです。【3連単1頭軸マルチ】(3)軸(1)(2)(4)(5)(10) 梅雨の季節ですからジトッとした馬券じゃなくてスカッと爽やかに馬券を取れたらいいなぁ〜。私の馬旨指数も近々リニューアルしますので、よかったら参考にしてくださいね。 ※馬旨(ウマウマ)指数…前4走の成績と前3走の成績をそれぞれ数値化し、その合計の差がより低く、総合計が高い馬が軸候補の筆頭となるデータ馬券。データは3着までに入る確率がベース。予想の基本は3連複となる。<プロフィール> 佐々木敦子(ささき・あつこ)3月31日生まれ/B型/東京都出身/パチンコ・パチスロに特化し、タレント活動中。最近は馬券もデビュー。南関東を中心に、パチンコ・パチスロで培った勝負勘と独自のデータをもとにヒットを連発している。 パチンコ必勝ガイド・漫画パチンカー・パチスロパニック7ゴールドでコラムを連載中。スカパー!777chサイトセブンTVにレギュラー出演中。 まだまだ競馬は駆け出しの私ですが、馬旨指数で頑張ってます。応援よろしくお願いします!
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レジャー 2009年07月09日 15時00分
「渋井哲也の気ままに朝帰り」デトックスしたのに朝の五時?
ここ数週間は、仕事やプライベートな理由で、ずっと朝まで飲んでいました。 もう飲み過ぎというほどです。飲み過ぎても吐くということはめったにありませんが、目覚めるときに気持ち悪いこともあります。 そんなときは、もうデトックス(解毒)しかありません。 みなさんはどうやってデトックスをしているのでしょうか。「スポーツで汗をかく」という人もいれば、「当面の間お酒を飲まない」という人もいるでしょう。私が最近やっているのは、岩盤浴です。スポーツで汗を流すのもよいですが、岩盤浴も気持ちがいいのです。 先日も、岩盤浴に行ってきました。歌舞伎町内にはいくつかの岩盤浴があります。私は最近、あるところに通っています。その日は、予約で一杯だったために、待ち時間があったほどです。みんな、デトックスしたいのですね。 一時間の岩盤浴を済ませた後、「よい汗をかいた」と思ったので、すぐに家に帰ろうと思ったのです。すると、深夜だというのに、たくさんの人が集まっているのです。 歌舞伎町が騒然としていました。どうやらケンカのようです。 「6月になってケンカが多いんですよね。警察の捜査車両も多いですしね」と、歌舞伎町で知り合った男性が言っていました。歌舞伎町が物騒になったのでしょうか、あるいは、活気が戻ってきたのでしょうか。 岩盤浴で汗をかいたものの、ケンカを見てしまったので、心の中がざわついてしまった私です。知り合いの飲み屋で軽く一杯飲んで行こうと思いました。ほんとに、一杯で帰ろうと思ったのです。 すると、マスターに「ちょうどよいところに来たな。話を聞いてやって」と言われました。女性が失恋し、どうも納得がいっていないようでした。 私は、恋話が好きで、「出会い系サイト」や「ウェブ恋愛」についての本を書いています。それを知っているマスターは、恋に悩んでいる女性がいると、私に話をふることがあります。 この夜もそうでした。 失恋の場合、ふる側には流れがあります。 しかし、ふられる側は、予兆を感じていなければいないほど、突然で、納得がいきません。彼女の話もそんな内容でした。 好きな人と会えなくなるのは、誰にとっても納得がいかないものです。ただ、失恋というのはそういうものです。 ようやく恋の話が終わりましたが、時間をみると、朝の5時を過ぎていました。「ああ、今日も朝まで飲み歩いちゃったよ。せっかく岩盤浴に行ったのに…」<プロフィール>渋井哲也(しぶい てつや)フリーライター。ノンフィクション作家。栃木県生まれ。若者の生きづらさ(自殺、自傷、依存など)をテーマに取材するほか、ケータイ・ネット利用、教育、サブカルチャー、性、風俗、キャバクラなどに関心を持つ。近刊に「実録・闇サイト事件簿」(幻冬舎新書)や「解決!学校クレーム “理不尽”保護者の実態と対応実践」(河出書房新社)。他に、「明日、自殺しませんか 男女7人ネット心中」(幻冬舎文庫)、「ウェブ恋愛」(ちくま新書)、「学校裏サイト」(晋遊舎新書)など。【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/
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レジャー 2009年07月08日 15時00分
七夕賞(GIII、福島芝2000メートル、12日) ミヤビランベリ 今年もサマーチャンプの座はいただき!!
夏の福島競馬のフィナーレを飾るのは、サマー2000シリーズの第1弾「第45回七夕賞」(GIII、芝2000メートル、12日)。最終追い切りが8日、東西のトレセンで行われ、ミヤビランベリが絶好の気配を披露し、万全の仕上がりをアピールした。昨年、このレースを制し、サマー2000チャンピオンに輝いた実績は明らかに上位。前走の目黒記念を5馬身差で圧勝し、さらなるパワーアップを印象づけており、連覇へ態勢は整った。 前走、目黒記念を5馬身差で圧勝したミヤビランベリ。昨年のサマー2000シリーズ覇者が連覇に向けて、幸先のいいスタートを切った。 「あのレースは極悪馬場が味方してくれた。実績のある馬が力を出せずに終わったからね」と加藤敬調教師は冷静に振り返った。とはいえ、天皇賞・春5着、香港ヴァーズ3着のジャガーメイルをまったく寄せ付けなかったのは底力の証しだろう。 前走後は勢いに乗って宝塚記念挑戦のプランもあったが、「目に見えない疲れが心配だった」とじっくり間隔をあけて調整に専念した。 「おかげで順調に回復したし、調教の動きも満足いくもの。57キロのハンデも馬格があるので心配していない」 昨年はこの七夕賞を勝って重賞初制覇。小倉記念でも5着してサマーシリーズ制覇に結びつけた。「今年はもっとしっかりと、地力でチャンピオンをつかみたい。前走のGII勝ちが本物だったと証明するためにも頑張ってほしい。当日、落ち着きさえあれば、勝つ可能性は十分あると思う」と期待していた。 【最終追いVTR】CWコースで単走で追われ、6F82秒3、上がり3F39秒6→12秒4(馬なり)をマークした。道中は落ち着き十分で鞍上との呼吸もピタリ。最後まで自分のリズムを崩すことなく、軽快な脚取りでフィニッシュした。ますます快調だ。
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レジャー 2009年07月08日 15時00分
プロキオンS(GIII、阪神ダ1400メートル、12日) 一気に重賞制覇だ! 上がり馬トーホウドルチェが猛デモ
このところ5戦3勝と急激に力をつけてきたトーホウドルチェ。特に前走の安芸Sはハイペースを2番手から楽々と追走、直線であっさり抜け出し、2馬身差の完勝を飾った。 「うまく番手の競馬ができれば強さを発揮できるんだ」と田島調教師は振り返ったが、4、5番手からのレースを強いられた前々走の栗東Sでも3着に粘っており、脚質にも幅が出てきた。 この中間はこのレースを目標に入念な乗り込みを消化。蒸し暑い日が続くが、そこは夏場に強い牝馬だ。まったくヘコたれていない。 「最近は精神面でもどっしりして、無駄なエネルギーを使わなくなった。大人になったね。放牧明けはカイバを食べないところがあるんだけど、今は平均してしっかり食べてくれる。ピークといえる仕上がりじゃないかな」と師はうなずいた。 これまで1200メートルでしか良績がなかったが、前走で1Fの距離のカベを克服。今回にメドを立てた。「むしろ今なら千四の方がレースしやすいね。目下の充実ぶりなら重賞でも」と力が入っていた。 【最終追いVTR】和田騎手がまたがり、坂路で800メートル53秒2→37秒9→12秒4(強め)マークした。馬場は雨でかなり渋化していたが、軽くハミをかけられた程度でこのタイムは秀逸。走りにもメリハリがあり、デキは高いレベルで安定している。
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レジャー 2009年07月07日 15時00分
七夕賞 夏男デストラメンテの一発
夏の福島競馬のラストは「第45回七夕賞」(GIII、芝2000メートル、12日)。サマー2000シリーズの開幕戦とあって平坦巧者が勢ぞろいしたが、なかでも一発の魅力にあふれるのが、夏の福島、新潟で<3300>のデストラメンテだ。得意の季節を迎えて、状態は上昇一途。ハンデにも恵まれただけに、アッといわせるシーンがあって不思議ない。 夏の福島、新潟で<3300>の実績を残すデストラメンテが今年も得意の季節を迎え、調子を上げてきた。 前走のむらさき賞(1600万)では14番人気の低評価を覆す快勝で5勝目をゲットしたが、「夏場がいいのが分かっているから、そこへ向けてローテーションを組んできた。当時は正直、まだ七、八分の状態だった」と清水助手は明かす。「道悪が良かったことは確かだけど、あのデキで勝てたのだから、能力を再確認できた。目標の七夕賞へ弾みがついたね」と顔をほころばせる。 陣営の思惑通り、気温の上昇とともに体調は良化一途。1日の1週前の追い切りでは美浦の坂路で3頭併せを敢行。800メートル51秒1→36秒7→11秒9の好タイムを馬なりでマークし、あっさり最先着を果たした。「いい動きだった。最後までしっかり伸びていたし、ここにきて本当に馬が良くなっている」と清水美調教師が言えば、同助手も「覇気が出て、キビキビしてきた。ピークに近い」と体調面に太鼓判を押す。 重賞挑戦は3歳時のセントライト記念(12着)以来となるが、「あのころは体質的に弱かったし、もともと奥手のタイプ。年齢を重ねるごとに充実してきたから、今なら大きな差はないと思う」と清水助手に臆するところはない。 昨年の新潟・阿賀野川特別(2着)で0秒4差の勝負をしたオウケンブルースリが後に菊花賞を制し、ジャパンCでも5着と好走。さらに、1馬身差3着に下したダイワワイルドボアもセントライト記念を制している。 「去年よりも力をつけているし、ここはハンデ(54キロ)も恵まれた。平坦コースは合うし、道悪もうまいからね。楽しみの方が大きいよ」 この後は新潟記念を予定しており、結果次第ではサマー2000のチャンピオンの座も見えてくる。スケールアップした夏男から目が離せない。
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レジャー 2009年07月07日 15時00分
プロキオンS 北の刺客オフィサー見参
過去10年で1番人気の優勝は6回。プロキオンSは実績馬が実力通りの走りを見せるケースが多い。しかし、その傾向は近年変わりつつあり、ここ3年は人気薄が大活躍。2006年のメイショウバトラー、昨年のヴァンクルタテヤマはともに7番人気だった。そして今年、一発を狙う刺客が北の大地からの殴り込みをかけるオフィサーだ。 まさに異例のプロキオンS出走だ。通常では考えられない北海道からの超ロング輸送…函館→阪神競馬場間は実に1000キロを超える。しかも、前走の北海道スプリントC後は門別競馬場近くのグローバル・トレーニングファームへ放牧、そして2日に函館入りして最終追いも当地で行う。 「すごい移動の仕方でしょ。でも、地方交流戦などで何十回も輸送を経験しているので、問題ないんです。今回だって馬自身にすれば栗東から京都や、阪神に行くのと変わらない感じじゃないかな」(日高助手) 今年の森厩舎は北海道を拠点にして全国各地へ転戦。先月20日も函館に滞在していたスマートセントラルが福島へと遠征し、開成山特別を勝利している。森厩舎にとって、北の大地からの遠征は普通のことなのだ。 「ジンマシン明けだった前走に比べると馬自身も使って確実に良くなっている。それに前回の千は正直、距離が短すぎた。今度は守備範囲の阪神千四。昨年、オープン特別を勝っているように条件はいい」と日高助手は期待を寄せる。 ダート短距離界での顔となっている同馬も、すでに今年で7歳と現役生活も残り少なくなってきた。それだけに10度目となる区切りの重賞挑戦で陣営は悲願のタイトル奪取を目指す。 「前走も苦手の千ながら終いは伸びていた。今回は力を発揮できる舞台だし、流れひとつでは十分にチャンスはある」 海を渡り、山を越えてやってくるタフネスホースが、夏の仁川で“砂嵐”を巻き起こす。
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レジャー 2009年07月07日 15時00分
丹下日出夫の若駒通信簿 ロードシップはクラシック向き
新馬戦に下ろすまでに、どのような調教過程を経てきたのか。タイムはもちろんだが、坂路かコースか。コースはどの部分を通ってきたのか。併せ馬は外か内か。誰が乗っているのか等々、チェックポイントはいくつもあるが、クラシックを目指す牡馬ならば、5Fよりは6F追い。負荷のかけ方も違うように思う。 福島・芝1800メートルの新馬を勝ち上がったロードシップは、主戦の松岡騎手が跨り、関東では珍しい6F追いを早くから敢行していた。 「マンハッタンカフェ×ミルジョージの長距離砲だし、もしかしたら」の思いはあったが、3コーナーから、持ったままでひとマクリ。 開催3週目で前夜は雨。しかも、今季の福島はオーバーシードの洋芝という馬場コンディションを考慮すれば、1分50秒7という走破タイムも、36秒6の上がりも許容範囲。前記した血統と、それに見合う馬体の造りを思えば、一介の早熟馬でもない。 「次は札幌に行こうかな(当然2歳S?)」と、相沢調教師がモゴモゴ言っていた(笑)が、札幌と似た洋芝を経験した意味も大きい。 この後、札幌の1500メートルか1800メートルで、どのような馬が出てくるかの相手待ちになるが、中距離重賞の路線に乗ったことは確かだろう。 ロジユニヴァースのダービー以来、吹き始めた関東の追い風を少しばかり加味し、通信簿は4としましたが、ひいきしすぎですかね(笑)。 札幌開催も3週目となり、新馬戦もエンジンがかかってきた。土、日曜に芝1200メートル戦が2鞍組まれていたが、牝馬限定の土曜日のステラリードは、上がり34秒3で1分10秒0。対する日曜日の牡馬混合戦のキョウエイアシュラは、34秒6の上がりで1分10秒5。 走破タイム、ラップともに、ステラ上位は一目瞭然。函館2歳Sのフロントランナーに躍り出た観がある。436キロの馬体をどう維持するのか。牝馬限定路線を選んで慎重に摩耗を防げば、はるか桜花賞も見えてくるとは思うが…。 福島・芝1200メートルのクリアキーと、阪神・芝1200メートルのシンメイフジは、湿り加減の荒れ馬場を考慮しても、少し時計が平凡。時計更新を当面の宿題としておきましょうか。
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