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七夕賞(GIII、福島芝2000メートル、12日) ミヤビランベリ 今年もサマーチャンプの座はいただき!!

 夏の福島競馬のフィナーレを飾るのは、サマー2000シリーズの第1弾「第45回七夕賞」(GIII、芝2000メートル、12日)。最終追い切りが8日、東西のトレセンで行われ、ミヤビランベリが絶好の気配を披露し、万全の仕上がりをアピールした。昨年、このレースを制し、サマー2000チャンピオンに輝いた実績は明らかに上位。前走の目黒記念を5馬身差で圧勝し、さらなるパワーアップを印象づけており、連覇へ態勢は整った。

 前走、目黒記念を5馬身差で圧勝したミヤビランベリ。昨年のサマー2000シリーズ覇者が連覇に向けて、幸先のいいスタートを切った。
 「あのレースは極悪馬場が味方してくれた。実績のある馬が力を出せずに終わったからね」と加藤敬調教師は冷静に振り返った。とはいえ、天皇賞・春5着、香港ヴァーズ3着のジャガーメイルをまったく寄せ付けなかったのは底力の証しだろう。

 前走後は勢いに乗って宝塚記念挑戦のプランもあったが、「目に見えない疲れが心配だった」とじっくり間隔をあけて調整に専念した。
 「おかげで順調に回復したし、調教の動きも満足いくもの。57キロのハンデも馬格があるので心配していない」
 昨年はこの七夕賞を勝って重賞初制覇。小倉記念でも5着してサマーシリーズ制覇に結びつけた。「今年はもっとしっかりと、地力でチャンピオンをつかみたい。前走のGII勝ちが本物だったと証明するためにも頑張ってほしい。当日、落ち着きさえあれば、勝つ可能性は十分あると思う」と期待していた。

 【最終追いVTR】CWコースで単走で追われ、6F82秒3、上がり3F39秒6→12秒4(馬なり)をマークした。道中は落ち着き十分で鞍上との呼吸もピタリ。最後まで自分のリズムを崩すことなく、軽快な脚取りでフィニッシュした。ますます快調だ。

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