◎ゴールデンナンバー
マイルGIで牡馬と互して戦ってきたドナウブルーもいよいよここが引退レースと聞く。56キロ、2か月ぶりでも牝馬同士なら力量上位は明らか。ポン駆けするタイプでもあり最右翼の一頭だろう。このドナウを単勝の魅力で上回るのが強烈な末脚を持つゴールデンナンバー。前走・愛知杯は超スローで前が止まらない流れ。33秒台の脚を使えど、最後方からの競馬ではどうにもならない。そもそも2000mは適距離とは思えず、切れ味を生かすにはマイル前後がベストだろう。前走は参考外とみるべき。追い込み一辺倒なのでイン有利の今の京都の馬場は微妙だが、条件戦とはいえ、このコースでも完勝しており末脚が爆発するような流れになれば重賞初制覇のチャンスとみる。
他では、秋のGII、GIでの実績から格上挑戦を感じさせないウリウリ。前走・ターコイズSで復調を印象付けたノボリディアーナは、京都3勝とめっぽう得意なだけに要注意。また、スランプに陥っていたミッドサマーフェアもようやく長いトンネルを抜けた感がありおさえておきたい。
【馬単】流し(13)軸→(1)(2)(3)(14)
【3連単】フォーメーション(3)(13)→(3)(13)→(1)(2)(14)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。