今週の中山デビューの注目馬は、1月25日(土)第6R芝2000m戦に出走予定のエンジェルピース。馬名の由来は「天使+平和。母名より連想」。牡、鹿毛、2011年4月13日生。美浦・斎藤誠厩舎。父メイショウサムソン、母キッズエンジェル、母父ステイゴールド。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はキャロットファーム。愛馬会法人・キャロットクラブの募集馬で総額1600万円。本馬は500kg中盤の雄大な馬体を持つ大型馬。各パーツが太く大きいが、全体を見るとバランスが取れた馬体をしている。前駆の筋肉は現時点では申し分ないが、トモにはまだ緩さがあり、そのあたりは今後の成長に期待したいところ。芝かダートかといえば、ダート向きだろうが、繋ぎは芝でもと思える造りで、それなりに柔らかさもあるので時計のかかる馬場であれば芝でも。気性は穏やかで折り合い面には苦労しないであろう。初戦からというタイプではないが、使われながら力を付けていき、ゆくゆくはダートで面白そうな一頭。
中京デビューの注目馬は、1月26日(日)第6R芝1400m戦に出走予定のシュネール。馬名の由来は「速い(独)」。牡、鹿毛、2011年3月8日生。栗東・鈴木孝志厩舎。父デュランダル、母マハーブ、母父Nureyev。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主は永田和彦氏。2011年セレクトセール0歳市場において1522万円で落札された。半姉にはダートで3勝を挙げたクレヨンルージュ(父フジキセキ)や、ダート1200mで6勝を挙げた半姉マハーバリプラム(父フジキセキ)、半兄にはダートで4勝を挙げたデイトユアドリーム(父トワイニング)がいる。他にも全姉オキザリスやディープインパクト産駒のマハーバーラタがいるが、総じてダートでの活躍が目立っている血統で、本馬も例に洩れずダートに適性を感じる。繋ぎは立ち気味で、胸前、上腕、肩の筋肉はしっかりとついているが、立派な前駆に比べると後肢にはもう少し逞しさがほしいところ。それでもキレがありそうなシルエットをしており、キレのある追い込みを武器に活躍しそうだ。なお、鞍上には松山弘平騎手を予定している。
※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。