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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(1/19中山・1/19中京)

 先週ピックアップした2頭は、残念ながら非当選除外で出走出来ず。改めて出走してきた際には注目してもらいたい。

 さて、今週の中山デビューの注目馬は、1月19日(日)第6R芝1600m戦に出走予定のユナイテッド。馬名の由来は「団結した」。牡、鹿毛、2011年4月22日生。美浦・田村康仁厩舎。父クロフネ、母ピアレスベル、母父アグネスタキオン。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主は林正道氏。2012年セレクトセール1歳馬市場において1890万円で落札された。近親には2005年朝日杯FS(GI)を勝ち、最優秀2歳牡馬に選ばれたフサイチリシャール(父クロフネ)や、2005年デイリー杯クイーンC(GIII)を勝ったライラプス(父フレンチデピュティ)、伯父には中央ダートで7勝を挙げたベラージオ(父メジロライアン)や、伯母に全5勝中4勝が重賞というフサイ チエアデール(父サンデーサイレンス)と、活躍馬を多数輩出してきた名牝ラスティックベル一族。本馬は均整の取れた好馬体をしており、骨格や繋ぎが父クロフネに似ている。筋肉の質はサンデー系の血が入っているためバリバリのクロフネ産駒といった印象ではなく、収縮性がありそうな筋肉をしている。顔は凛としており気性面での心配はないだろう。全体の印象から距離はマイルから2000mくらいが合いそうだ。なお、鞍上には戸崎圭太騎手を予定している。

 中京デビューの注目馬は、1月19日(日)第6R芝2000m戦に出走予定のケルヴィンサイド。馬名の由来は「豪州ダーレー・オーストラリアのファーム名より」。牡、鹿毛、2011年1月29日生。栗東・藤岡健一厩舎。父コマンズ、母オータムメロディー、母父Kingmambo。生産は日高町・ダーレー・ジャパン・ファーム、馬主はH.H.シェイク・モハメド氏。半姉には2012年レインボーダリアが勝ったエリザベス女王杯(GI)で3着に入ったピクシープリンセス(父ディープインパクト)がおり、半兄にはダート中距離路線で5勝を挙げているジョヴァンニ(父アドマイヤムーン)がいる。本馬は脚長で馬格があり筋肉量も豊富、如何にもパワータイプとの印象を受ける。コマンズ産駒は総じて芝で走っているが、本馬の筋肉の質はやや硬めで、芝・ダートともに走れるとは思うがダートがベターか。距離はある程度融通が利きそうで2000mまでは大丈夫だろう。なお、鞍上には藤岡佑介騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

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