search
とじる
トップ > レジャー > ハッシーの中央競馬新馬セレクション(12/22中山・12/21阪神)

ハッシーの中央競馬新馬セレクション(12/22中山・12/21阪神)

 先週ピックアップした2頭。中山デビューの注目馬・マックスユーキャンは、まずまずのスタートを切ると馬の行く気に任せたポジショニングで後方3番手。1コーナーで頭を上げたり、道中は力みながらの追走。4コーナーの手応えはなかなかのものであったが、直線ではやはり左手前が強いためか、右にささらないように苦労しながらの追い出しとなっているように見えた。それでもじりじりと伸びて5着に入ったのは力がある証拠。まともに追うことができればあっさり勝ち上がるだろう。12月14日(土)におこなわれた阪神デビューの注目馬・グレンガイルは、スタートで出遅れ最後方からの競馬。800m通過が54秒2と超がつくほどのスローペースだったため、向正面から動いていき2 番手まで上がる。残り600mから急激にペースが上がるも楽にペースアップし、抜群の手応えで直線へ。逃げたビバワールドに並びかけたが、そこから逆に突き放されてしまい4着。太め残りの状態だったことや、向正面から動いていったことを考えると能力は確かで、超スローペースでもきっちり折り合いがつき、鞍上の意のままに動く気性の良さもある。一度使われてピリっとしてくれば間違いなく走ってくる1頭だ。

 今週(12月21日〜23日)で今年の中央競馬は全日程を終了するが、今年最後を飾る注目新馬はこれだ。12月22日(日)第4R芝2000m戦に出走予定のファドーグ。馬名の由来は「ペニーホイッスル(アイルランド語)母名より連想」。牡、黒鹿毛、2011年4月25日生。美浦・奥平雅士厩舎。父シンボリクリスエス、母ペニーホイッスル、母父サンデーサイレンス。生産は白老町・社台コーポレーション白老ファーム、馬主はキャロットファーム。愛馬会法人・キャロットクラブの募集馬で総額3000万円。母は04年フェアリーS(GIII)で2着となり、桜花賞(GI)に出走し全3勝を挙げた。近親には今年の共同通信杯(GIII)を勝ったメイケイぺガスター(父フジキセキ) がいる。本馬は見栄えのする好馬体をしており、学習能力が高そうな凛々しい顔立ちをしている。胴はやや長めのつくりであるが、繋ぎはそれほど長くはなくマイルから2000mくらいを得意としそうだ。前脚の捌きに若干硬さが見られるが、その分後肢に伸びがある。繋ぎにもやや硬いところがあるので、馬体、血統からダートでもやれそうだ。攻め馬ではフットワークの良い走りをしており、キレで勝負というよりも長く良い脚を使うタイプだろう。なお、鞍上には後藤浩輝騎手を予定している。

 阪神デビューの注目馬は、12月21日(土)第5R芝1600m牝馬限定戦に出走予定のフラッシュバイオ。馬名の由来は「閃光+冠名」。牝、鹿毛、2011年2月18日生。栗東・藤原英昭厩舎。父ディープインパクト、母シアリアスバイオ、母父タマモクロス。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はバイオ。母は全5勝を挙げ、ファインモーションが勝った02年秋華賞(GI)で3着になった活躍馬。本馬はバランスが良く牝馬らしい丸みのある馬体をしており、闘志を秘めた瞳を持ち、才女のような凛とした顔立ちをしている。特筆すべきは逞しい中にも柔軟性のある胸前や肩、上腕の筋肉。トモの逞しさも負けてはないが、もう少し踏み込みが深くなるとなお良い。追われると重心が グッと低くなる走りで、キレで勝負するタイプ。なお、鞍上には浜中俊騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

関連記事


レジャー→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

レジャー→

もっと見る→

注目タグ