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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(11/24東京・11/24京都)

 先週ピックアップした2頭。東京デビューの注目馬・サンドラバローズは、スタートは出たものの行き脚が付かなかったため、鞍上が押してポジションを取りに行く。道中は5番手の位置を進み直線へ。直線に入り仕掛けられるが、外の馬に寄られて追い切れず。スペースが開いて抜け出しを図るが、すぐさまスペースが狭くなり頸を上げてブレーキ。ようやくスペースが開いた時には先頭はゴール寸前。本馬自身脚が上がってしまい9着。スタートからポジションを取りに行って脚を使ってしまったことや、直線でスムーズさを欠いたことが敗因。まだ初戦で幼さもあった。スムーズに競馬が出来れば順番はすぐ来るだろう。京都デビューの注目馬・ワールドインパクトは、スタートでやや出遅れてしま うが、すぐに巻き返し好位3番手の位置取り。スローペースで進む中、折り合いも付き脚を溜める。4コーナーで徐々にギアを上げて行き、直線に入り手前を変えると内に切れ込んでしまうが、じわじわと伸びて2着。余裕残しの馬体だったこともあるが、まだ初戦だったこともありレースに集中しきれていなかった。それでも2着に来るのだから能力は確か。一度使われた効果で次走は変わってくるだろう。

 今週の東京デビューの注目馬は、11月24日(日)第4R芝2000m戦に出走予定のディスキーダンス。馬名の由来は「南アフリカ発祥のダンス」。牡、栗毛、2011年5月28日生。美浦・手塚貴久厩舎。父ステイゴールド、母ダンスフォーママ、母父エリシオ。生産は千歳市・社台ファーム、馬主は社台レースホース。愛馬会法人・社台サラブレッドクラブの募集馬で総額3000万円。半兄には芝中距離戦で4勝を挙げたエチゴイチエ(父ネオユニヴァース)がおり、近親には05年の有馬記念を制し、翌年のドバイシーマクラシックを勝った名馬・ハーツクライ(父サンデーサイレンス)がいる。本馬は均整の取れた好馬体をしており、頸が長細く胴長。肩から脚元までスッと真っ直ぐ伸 びている。まだトモに緩さはあるが、5月28日の遅生まれということもあり、本格的に身が詰まってくるのはまだ先。繋ぎの角度、長さも程良く、とにかく全体のバランスが良い。キレで勝負というタイプではなく、ステイゴールド産駒らしい長く良い脚を使えるタイプだろう。なお、鞍上には横山典弘騎手を予定している。

 京都デビューの注目馬は、11月24日(日)第5R芝2000m戦に出走予定のメレアグロス。馬名の由来は「ギリシア神話の英雄」。牡、2011年5月12日生。栗東・松田国英厩舎。父ブライアンズタイム、母タニノホロホロ、母父トニービン。生産は新ひだか町・カントリー牧場。馬主はノルマンディーサラブレッドレーシング。愛馬会法人・ノルマンディーオーナーズクラブの募集馬で総額1800万円。半姉には芝短距離戦で4勝を挙げたタニノローゼ(父ジェネラス)や、半兄に08年セントライト記念(GII)で5着に入り、全3勝を挙げたナリタダイコク(父フジキセキ)がいる。本馬は全体的に長さがある馬体をしており、如何にも長めの距離が合いそうだ。ブライアンズタイム 産駒らしい豊富な筋肉量を持ち、繋ぎは程良い柔軟性があり、後肢の踏み込みも深い。その走りはパワータイプのそれで、柔らかみがあるので芝でも十分やれると思うが、ダートの方がベターか。父の産駒らしく使われながら力をつけていきそうだ。こちらも5月12日の遅生まれということもあり、本格化は先になりそうだが、先々が楽しみな一頭である。

※出走予定競争には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

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