search
とじる
トップ > レジャー > 七夕賞 夏男デストラメンテの一発

七夕賞 夏男デストラメンテの一発

 夏の福島競馬のラストは「第45回七夕賞」(GIII、芝2000メートル、12日)。サマー2000シリーズの開幕戦とあって平坦巧者が勢ぞろいしたが、なかでも一発の魅力にあふれるのが、夏の福島、新潟で<3300>のデストラメンテだ。得意の季節を迎えて、状態は上昇一途。ハンデにも恵まれただけに、アッといわせるシーンがあって不思議ない。

 夏の福島、新潟で<3300>の実績を残すデストラメンテが今年も得意の季節を迎え、調子を上げてきた。
 前走のむらさき賞(1600万)では14番人気の低評価を覆す快勝で5勝目をゲットしたが、「夏場がいいのが分かっているから、そこへ向けてローテーションを組んできた。当時は正直、まだ七、八分の状態だった」と清水助手は明かす。「道悪が良かったことは確かだけど、あのデキで勝てたのだから、能力を再確認できた。目標の七夕賞へ弾みがついたね」と顔をほころばせる。
 陣営の思惑通り、気温の上昇とともに体調は良化一途。1日の1週前の追い切りでは美浦の坂路で3頭併せを敢行。800メートル51秒1→36秒7→11秒9の好タイムを馬なりでマークし、あっさり最先着を果たした。「いい動きだった。最後までしっかり伸びていたし、ここにきて本当に馬が良くなっている」と清水美調教師が言えば、同助手も「覇気が出て、キビキビしてきた。ピークに近い」と体調面に太鼓判を押す。

 重賞挑戦は3歳時のセントライト記念(12着)以来となるが、「あのころは体質的に弱かったし、もともと奥手のタイプ。年齢を重ねるごとに充実してきたから、今なら大きな差はないと思う」と清水助手に臆するところはない。
 昨年の新潟・阿賀野川特別(2着)で0秒4差の勝負をしたオウケンブルースリが後に菊花賞を制し、ジャパンCでも5着と好走。さらに、1馬身差3着に下したダイワワイルドボアもセントライト記念を制している。
 「去年よりも力をつけているし、ここはハンデ(54キロ)も恵まれた。平坦コースは合うし、道悪もうまいからね。楽しみの方が大きいよ」
 この後は新潟記念を予定しており、結果次第ではサマー2000のチャンピオンの座も見えてくる。スケールアップした夏男から目が離せない。

関連記事


レジャー→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

レジャー→

もっと見る→

注目タグ