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「攪乱情報流布」「メディア買収」「世論工作」…中国人スパイが衝撃の暴露!?

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提供:週刊実話

 中国のスパイだったと自称する王立強という27歳の男性が、今年4月にシドニーに旅行し、そのまま滞在を続け、秘かにASIO(豪防諜機関)と接触、政治亡命を求めていることが分かった。

 同氏の告白によって、中国の情報ネットワークは豪ばかりか、香港と台湾でもスパイ活動を行ない、情報収集、攪乱情報流布、メディアの買収、世論工作を展開している事実が明らかになった。

「王氏は『豪州に多くの中国人スパイが潜んでおり、一部の議員は中国当局と強いつながりがある』と証言しています。ASIOのマイク・バージェス長官も『外国による介入』と題した異例の声明を発表し、中国当局の議会への浸透工作について捜査に取り組んでいると発言しました」(国際ジャーナリスト)

 王氏は、市民や学生の抵抗が続く香港では、軍の情報部に所属して情報収集に奔走した他、大学への浸透を図り、学生に中国に同調するような意見を拡散して親中派を増やした。その一方で、武闘派にもシンパを装ってスパイを潜り込ませ、メンバーの割り出しを行った。香港独立を訴える「香港民族党」へもスパイを潜入させたという。

 中国は情報機関に命じて、2020年の台湾総統選での蔡英文政権転覆を指令しており、フェイクニュースや攪乱情報を流布するためにメディアを利用していることも明らかになった。

「王氏は、世論工作の重点をフェイスブックなどインターネットに置き、組織されたサイバー部隊が、フェイスブックのネット網を容易に破壊していることを明らかにしています。王氏は中国旅券、香港永久住民身分証、韓国旅券を所持しており、これらを使用してスパイ活動に携わったと証言。豪の報道番組で『帰国させられれば死刑になる』と訴えました」(同・ジャーナリスト)

 中国の新華社は、王氏が2016年10月、詐欺罪で福建省光沢県人民法院(地裁)から懲役1年3月、執行猶予1年6月の判決を言い渡され、19年2月には自動車輸入投資事業を巡る詐欺で被害者から460万元(7130万円)余りを騙し取った詐欺師で、所持している中国旅券と香港永久住民身分証はいずれも偽造だと報道した。中国外務省も、王氏に関する諸外国の報道を「詐欺師の話を採用する稚拙な茶番だ」と全否定している。

 スパイを取り締まる法律がないため「スパイ天国」とヤユされる日本。われわれが日々見聞きするニュースが“フェイク”ではないとは、とてもじゃないが言い切れない。

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