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ツイッターは社会復帰のきっかけになるか?

 昔は、インターネットの世界というものは一般の人にはあまり馴染みの無い世界だったように思う。

 2ちゃんねるしかり。MMORPGしかり。その世界にハマる人達の中には、仮想世界でしか人とコミュニケーションを取ることが出来ず、現実世界に出ずにずっと仮想世界に滞在する「廃人」と呼ばれる人達もいた。

 しかし、映画「電車男」など、インターネットの世界を題材にした映画がヒットした影響もあるのか、次第に一般化されてきたように思う。
 そして、今では、mixi、twitterなど、携帯でも使えるコミュニティサイトが登場したおかげもあり、インターネット上の仮想世界を楽しむことが日常的になったように感じる。

 だが、「廃人」は今でも存在する。こういう人達が完全にいなくなることはないだろう。筆者が思うに、インターネットの世界は使い方次第で薬にも毒にもなるのではないだろうか。
 少し私の過去の話をさせていただくと、私は過去に病気が原因で3年間ほど半寝たきり状態で過ごしたことがある。そのときに家で少しでも出来ることはないかと考えて購入したのがパソコンであり、手段がインターネットであった。
 最初は何をしたらいいのか分からなかったので、映画の影響もあり2ちゃんねるやmixiを始めてみた。そこで、オフ会というネット上で知り合った人達が実際に現実世界で会って遊ぶという行事が行われているということを知り、身体の調子がいいときは積極的に参加してみた。このオフ会があったから私は社会復帰ができ、引きこもりになったり鬱を発症せずに済んだと思っている。

 では、今日本で一番活気があると思われるツイッターに関してはどうだろうか。やはり他のコミュニティサイトと同じようなことが言えるのではないだろうか。上手い使い方をすれば全国に友達が出来て情報交換が出来たり、知り合った人が会える距離に住んでいる人であればインターネットという仮想世界から現実世界での友達を増やすことが出来る。
 病気で外に出ることが出来ない人にとっては、唯一人と繋がっていれる場所、会話を楽しんでストレス発散をする場所になるだろう。ひきこもりの人が外に出るきっかけになったり、ニートがオフ会で、頑張って働いている人達と知り合いその姿を見て仕事への活力を見出すかもしれない。

 しかし一方で、仮想世界にハマりすぎて、ツイッター上ではコミュニケーションを取れるのに現実世界では人と話すことが出来ない、表情が見えない分誤解が生じやすい為、行き違いから喧嘩になり逆にストレスを強める可能性もあるだろう。
 インターネットは素晴らしいツールである。是非とも自分に合った「薬」になるような使い方を心がけて、インターネットライフを楽しんでいただきたいものだ。(だいちゃん)

【参照】非モテタイムズ
http://himo2.jp/

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