そんななか、バラエティのなかでも、特に異質なポジションに位置しようとしているのが、三宅健。事変は7月、『アウト×デラックス』(フジテレビ系列)で起こった。
タレントや素人が、アウトな性格や趣味を打ち明け、矢部浩之(ナインティナイン)とマツコ・デラックスが笑いのタネにする同番組に、現役ジャニーズアイドルが出演したのだ。V6のなかでもとりわけ露出が減少している三宅は、レギュラー2本、雑誌連載2本が定期の仕事。これを、愚痴ってみせた。
本来、ジャニーズに金の話はご法度。それを正面から突き破った衝撃は大きく、2か月後にも再び出演。今度は、美脚を出しているセクシータレントの脚をなでるという暴挙に出た。さらに、「どんなおっぱいが好き?」の質問に、「Eカップ。Eは何してもいいのE」と、まさかの下ネタ。あげくに、マツコの胸を揉み、「Fカップ? FはフリーダムのF」と喜んでみせた。
こんな三宅。本業をおろそかにしているかと思いきや、今月25日から、およそ2年ぶりの主演舞台『SomeGirl(s)』が開幕。ジリ貧やエロをアピールした結果、ステージでしっかり締めるというオチは、最高の“三宅劇場”といえよう。
三宅が新路線を開拓、ひとまずのオチをつけた今、次の新星が現れた。同じくV6の長野博だ。31日に放映される『アメトーーク!』(テレビ朝日系列)の“ボーイスカウト芸人”に、番組プロモーションのために招かれたタレント側としてではなく、笑いで競う芸人側として出演するのだ。
グルメに次いで、新たな我を目覚めさせるか? “一般人にもっとも近いジャニーズ”長野の“笑撃”に期待しよう。