まず、“デザイナー”といってもピンからキリまで。「しっかりしたデザイナーが設計したものなら問題ないのですが、“とりあえずオシャレに”程度の指示でつくられたものも多く存在します。このような物件はオシャレ重視で、生活に支障をきたすものもあります」(住宅事情に詳しいライター)
また、しっかりとしたデザイナーズマンションの家賃相場は通常の物件の1.5倍程度ということなのだが、「一般物件と変わらなかったり、少しだけ上乗せしただけの格安物件は、日当たりが悪いなどのデメリットがあることが多いですね」(同)。そもそも条件が悪すぎるからリフォームして、お客を探そうという家主側の営業努力の可能性が高いという。そんな中には事件の起きた事故物件もあるというのだ。
さらに、これからの注意事項として「とりあえず窓からスカイツリーを見ることのできる物件が多くなってくるかも。ただ、“とりあえず窓から見えれば”との考えで設計されたものは犠牲も多いでしょうね」(同)。
最後に住宅事情に詳しいライターは「オシャレなマンションに住みたいという気持ちはわからなくもないのですが、住宅の世界では、みなさんが思うほど“おいしい物件”なんてものは存在しないでしょう。結局、総合的に見ればどれも適正価格です。デザイナーズマンションの適正価格(通常の1.5倍)より低いものは要注意と考えるべきですね。通常価格以上の家賃になってしまうデザイナーズ物件にはお金に余裕のない人に勧めることはできないです」と語った。
それでも、あたなは格安デザイナーズマンションに住みますか?