なかでも、LTEは両社ともサービスを開始するものの、予約開始時(14日時点)ではテザリングについてはauのみが対応するという発表だっただめ、「ソフトバンクとauの機能比較」「テザリングとは何なのか」で各種メディアも注目。それが気に入らなかった…かどうかは不明だが、19日、孫社長は緊急記者会見を開催。そこで「2013年1月からテザリング対応します」とぶち上げた。テザリング料金については、今年いっぱいの申込で最大2年間無料とauと足並みを揃える。
さらにLTE用の基地局をすでに1万以上建設(2012年8月18日時点)し、「ここまで環境整備が進んでいるのはソフトバンクだけ」「その証拠に、他社では起きている通信障害もソフトバンクだけは起きていない」とキッパリ。
また、14日に発表した「iPhone下取りプログラム」を強化。iPhone4S64GBで1万2000円だったものを2万円に大幅アップ(モデルによって下取り価格は異なる)。発売直前になって下取り価格のアップをするあたり、できるだけユーザーの声に応えたい、何がなんでも他社に負けたくないという孫社長の意気込みが感じられる。
ちなみに、iPhone4S(64GB)のソフトバンクユーザーがiPhone5に機種変更した場合、1年目の月額は3785円。auユーザーがソフトバンクのiPhone5にする場合、のりかえ割等が適用されて3295円とさらに安い。いずれも下取り20000円(毎月1000円月額料金から引かれる×20か月)適用だ。
逆に同モデルでソフトバンクユーザーがauに乗り換えると4295円と510円高くなるほか、auのiPhone4SユーザーがiPhone5に機種変更するのは、ソフトバンクのような下取りプログラムがないため、5275円。auのiPhone4Sを買った人は使用開始からまだ1年しか経っておらず、残存もあるが、ソフトバンクのiPhone5に乗り換えるなら4295円、実に月額約980円も差が。ということは980×12=1年で11760円の差額。残存の金額とこの金額を“相殺”した気分なら、乗り換えもありか…と思うのは、iPhone4S(au)を持っている記者の心の声である。
※2012年9月20日16時現在の情報
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