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日本に中国人観光客が何人来ようが儲かるのは中国だけという仕組み

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提供:週刊実話

 中国人に京都が人気だ。中でも京都に別荘を持ったり、移住まで希望する中国人専門の『谷町君(たにまちくん)』(大阪市)なる不動産会社も活躍中だという。

 実は「谷町君」は2016年に貿易やネット通販を手掛ける中国人たちが設立した会社で、同社によると京都では3年ほど前から中国人による不動産購入が増え、日本に骨を埋める人も出現したことから、京都の1億円レベルの高額物件が高騰中だという。

 京都には中国人観光客も殺到している。周恩来・元国務院総理の記念碑もある嵐山・渡月橋などの名所もあるが、そこを訪れるのは日本人ばかりで、中国人はほとんどいない。

 「中国人の初めての日本団体様向け観光ツアーの定番は東京、箱根、京都、大阪を巡るツアーです。中でも目玉の京都はツアー客を含め個人旅行の中国人も多く、中国人であふれ返っていると言っても過言ではありません。ですが、中国人観光客が京都に落とすおカネは雀の涙です」(旅行ライター)
 どいうことか。

 「例えば、外国人観光客に人気の着物の着付けですが、京都の清水寺へ伸びる『茶わん坂』には『レンタル着物』のノボリが立ち並んでいますが、店は例外なく中国人の経営です。需要は6割が中国、2割が韓国で残る2割が日本人およびその他の国の人たちです。ですから中国語ができなければもうからないのです。着物のレンタル業に限らず、日本では、『中国人の送迎による白タク営業が横行し、日本のタクシー業者が悲鳴』というニュースが一時大々的に取り上げられましたが、要するに日本のタクシー運転手には、中国語が理解できる運転手はほぼ皆無ですから、乗客は行きたい場所を中国語で伝えられずストレスを感じますし、また現金の支払いで日本円の小銭など欲しくない。中国の白タクなら『WeChatPay』や『Alipay』で簡単決済できますからね。需要があるのはある意味当然なのです」(同)

 日本訪問前に日本到着後の送迎、観光地巡りなどを中国国内で送迎運転の予約を行い、旅行に備えているため日本人の出る幕がなく、中国人のみで完結してしまっているわけだ。

 不謹慎かもしれないが、笑えるのはレンタル着物店舗向けに日本風のグッズを販売しているのも中国人だ。中国人が制作した小物を中国人が日本で販売して、日本を訪れた中国人観光客が購入して中国へ持ち帰っている。

 団体中国人旅行客が訪れる観光地を巡るバスや利用する旅行代理店、夜のツアーも結局は中華系のオーナーが取り仕切る。“夜”の場合、観光客が中国人に案内された風俗店で、登場した風俗嬢が日本人ではなく、中国人じゃないかと怒り出す観光客もいるそうな。

 日本で中国人がカネを落とす地には、中国人の商売人が必ず居て、中国人へとカネが流れるビジネスモデルが確立しているのだ。せめて税務当局には、彼らの申告を見過ごさないように願いたい。

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