フジテレビの女子アナウンサーといえば、新人アナウンサーにつけられる愛称『○○パン』シリーズが有名だ。高島彩のアヤパン、千野志麻のチノパンのほか、近年でも加藤綾子のカトパン、三田友梨佳のミタパンなどが知られる。
まさに期待の女子アナといえるが、気になるのは採用人数だろう。今年は女子アナの採用数がわずか1人。フジテレビのアナウンサーは男女含めて毎年3名〜4名程度が採用されるのが恒例となっている。研修期間を経て、夏の名物番組となっている『27時間テレビ』での「提供クレジット読み」がデビューの場となっていた。やはり1人というのは、テレビ不況の現れなのだろうか。これはフジテレビばかりの話ではない。
「フジテレビと同系列のフジサンケイグループの産経新聞社は2019年度の新卒採用者はわずかに2名と話題になりました。内訳は記者職1名、ビジネス職1名であり、産経新聞の新人記者は実質1人という状態です。これは全国紙ではありえない数字だと話題になりました。産経新聞自体部数減に苦しんでおり、将来的には全国販売をやめるという話もありますね。フジサンケイグループ全体のメディア不況の影響がフジテレビにも現れているのかもしれません」(業界関係者)
フジテレビに限らず、民放局の女子アナウンサーといえば、「ニュース読みよりもバラエティ番組での活躍が目立つ」「プロ野球選手や芸能人や実業家と結婚してあっさり寿退社」といったイメージが多い。だが、採用1名となれば、まさに社運を背負っていることにもなり、彼女にかかるプレッシャーはそれなりに大きそうだ。