TARUは自主的に無期限活動自粛を全日本に申し出て受理されたが、6月3日、同団体より事件に関係した者に対する処分が発表された。
まず、VMは強制解散。TARUを含め、VMメンバーのKONO、稔、MAZADAの計4人には無期限出場停止処分が科せられた。同時に世界ジュニア・ヘビー級王者の稔、世界タッグ王者のKONO(パートナーはジョー・ドーリング)が保持するベルトははく奪された。
現場にいた関係者への調査でKONOらの3人はヘイト選手に手は出しておらず、暴行したTARUを止めに入ったとの証言も出ている。本当にそうであれば、ここまでの処分は厳しすぎるとも思えるが、「現場にいたという事実を重く受け止めた」(内田雅之取締役)末の厳罰となった。処分の解除については、ヘイト選手の回復を待って、本人及び家族との和解が成立した場合となるもよう。
ヘイト選手は命に別状はないものの、依然意識が完全に戻っておらず、会話もままならない状態で予断は許されない。
なお、6・19両国国技館大会では、世界タッグ、世界ジュニア・ヘビー級両選手権戦が予定されていたが、対戦カードは変更となる。
(最強プロレスサイトBATTLENET/ミカエル・コバタ)