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シンジはなぜ「弁当男子」にクラスチェンジしたか? アニメ主人公が次々に弁当男子化

 最近よくきく「弁当男子」という言葉は、学校や職場に自分で調理した弁当を持参する男性のことを指す。つまりは「料理のできる男」のことだ。レシピや弁当箱に注目が集まり社会現象にもなった。

 果たして「料理ができる」というスキルは異性に対するアピールになるだろうか? 最近ヒットしたアニメの主人公を例に考えてみた。

◆新ヱヴァ・シンジの新スキル「料理」 作中でも実際にモテる

 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の主人公・碇シンジは、旧『新世紀エヴァンゲリオン』の頃には持っていなかった性格や特技を持っている。その一つが料理で、同居しているミサトやアスカのために、毎日甲斐甲斐しく弁当を作る。

 作中でも加持リョウジという大人の男性が、

 「シンジ君、台所に立つ男は、モテるぞ〜」
 とからかうシーンがある。実際にアスカとレイという二大ヒロインが、シンジのために必死で自分の料理スキルを上げようと努力する、という展開になるほどだ。

◆『とらドラ!』竜児は「家事男子」でズボラ美少女をゲット

 ラノベを原作としたアニメ『とらドラ!』の主人公・高須竜児は母子家庭で育ったためか、「弁当男子」を超えて掃除・洗濯まで何でもこなす「家事男子」になっている。

 ある日クラスメイトのツンデレ美少女・逢坂大河が隣の高級マンションで一人暮らしをしていることが分かり、成り行きで彼女の世話を焼くことになった。

 最初の頃はお互いに別の相手を好きだということを了解済みな二人の関係だったが、ズボラな生活を送る大河の食事を作ったりしてあげるうちに、大河は竜児にとって「世話の焼けるヤツ」から「家族」のような感情を抱く対象になってくる。

 また大河は複雑な家庭の事情も色々と抱えており、竜児はそういった面でも彼女の精神的な支えにもなっていく。本当に求められているのは「料理」よりも「気遣い」なのではないだろうか。(小山内)

【参照】非モテタイムズ
http://himo2.jp/

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