ENBUゼミナールは、映画や演劇などのクリエーターや、俳優を養成するスクールで、ここを卒業したたくさんの人が現在、舞台や映画、テレビCMの世界で活躍している。普段は昼夜の講義と実践も含め1年コースにて授業をしているのだが、学生や社会人が通いやすい8月は短期集中のサマースクール講座(9〜18時間)が開催されているのだ。その講師陣も豪華。
演劇では「五反田団」の前田司郎、「岡崎藝術座」の神里雄大、「ままごと」の柴幸男、「ピチチ5」福原充則の身近なところから、今年監督が話題になった「ポツドール」三浦大輔など。映画では、ユニークなオーディションで俳優の出演を決める『SRサイタマノラッパー2』監督の入江悠、テレビや映画に多く出演する俳優の利重剛など。もちろん舞台演出家やシナリオ作家の講座も予定されている。内容は講師におまかせという事なので、セリフをしゃべらされたり、何をするのかは参加してみないと分からない。どの講座も女優、俳優気分を味わえる事だけは確かだ。
たしかに昔に比べて若い人が「自分の気持ちを伝える事」が下手になっている。仕事や就職活動に限らず長い人生、一度立ち止まって他人が何を伝えようとしているのか、自分の気持ちをどうやって伝えればいいのか考えてみるのも勉強になるだろう。役者志望ではなく、学生や社会人にとっては趣味の仲間やクリエーターと知り合いになれるチャンス。いままで意識しなかった開放された時間には、目からウロコの発見があるはず。
ENBUゼミナールHP http://enbuzemi.co.jp/