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「トリプルスレットで勝負したい」シナが、レッスルマニアのAJ対中邑に割り込み宣言!【WWE】

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©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.

 世界最大のプロレス団体WWEは米国現地時間3月5日、主力ブランドであるロウをウィスコンシン州ミルウォーキーで開催した。

 先週行われたもうひとつの主力ブランド、スマックダウンで、WWE王者AJスタイルズに勝利し、日本時間3月12日にオハイオ州コロンバスのネイションワイド・アリーナで開催される次回PPV『ファストレーン』で開催する『6パックチャレンジWWE王座戦』(6選手参加によるタイトルマッチ)の出場を獲得したジョン・シナがリングに登場した。

 シナは「ファストレーンで勝利して17度目のWWE王座戴冠を果たす。そしてAJスタイルズはリマッチ権を行使して、レッスルマニア34のWWE王座戦は中邑真輔、ジョン・シナ、AJスタイルズでのトリプルスレットで勝負したい」と6パックチャレンジ戦の勝利、さらにはプロレス界世界最大のビッグマッチ『レッスルマニア』(日本時間4月9日ニューオリンズ メルセデス・ベンツ・スーパードーム)での対戦カードを予告した。

 そこに、突然ゴールダスト(新日本プロレスに参戦中のCodyの実兄)が現れると、そのまま試合が始まり、この試合でもアティテュード・アジャストメントを決めて快勝。『ファストレーン』での王座奪取、そして『レッスルマニア』で、AJ対中邑へ割り込むというシナのプラン達成に向けて弾みをつけたが、日本のファンはもちろん、世界のファンだけではなく、中邑自身も世界最高の舞台でAJ対中邑のシングル実現を期待しているだけに、このシナの空気を読まない行動は迷惑な話である。

 またWWEは、ヒルビリー・ジムの2018年度のWWE殿堂入りを発表した。2018年度の殿堂者としてはゴールドバーグ、ダッドリー・ボーイズ、アイボリー、ジェフ・ジェレットに続きこれで5人目。

 今回殿堂入りが発表されたヒルビリー・ジムは1984年にWWEデビュー。ジーンズの繋ぎ姿に笑顔のひげ顔。大きなカントリーボーイとして、多くのWWEユニバース(ファン)に愛された。日本のリングへの参戦はなかったが、1980年代、新日本プロレスマットにおけるアントニオ猪木との闘いから世界のスーパースターにまで上り詰めたハルク・ホーガンに見いだされ、トレーニング受けると持ち前の怪力に技術が加わり、類稀な才能を開花させた。1990年にリングを去るまで多くの名試合を残したヒルビリー・ジムだが、中でも93,173名もの来場者を誇った『レッスルマニア3』で行われたキングコング・バンディとのシックス・パーソン・タッグ・チーム・マッチが記憶に残る。その後もWWEで仕事を続け、2014年にはWWEネットワークのリアリティ番組「レジェンド・ハウス」でまた新たな一面を見せ、多くのユニバースを笑顔にした。殿堂入りセレモニー『WWEホール・オブ・フェーム2018』は、日本時間4月7日にルイジアナ州ニューオリンズのスムージー・キング・センターで行われる。

文 / どら増田
写真提供 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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