中邑真輔は「中邑は偽アーティストだ」と侮辱するエイデン・イングリッシュと対戦。格の違いを見せつける中邑だったが、レフェリーの隙を突いてルセフが中邑にハイキックを見舞うと形勢逆転。イングリッシュの猛攻を受けて苦戦する中邑だったが、ライダーキックで劣勢を打開するとターンバックル上でヒザ蹴りを叩き込み、膝を突いたイングリッシュにキンシャサを決めて勝利した。
試合後、中邑がリングを降りたところでWWE王座戦挑戦権の獲得を狙うジョン・シナが登場すると、シナと中邑はレッスルマニアサインをともに指差した。
エリミネーション・チェンバー戦で敗戦し、レッスルマニアへの道が途絶えたジョン・シナ。前日のロウに続き、スマックダウンのオープニングに登場した。ロウではジ・アンダーテイカーとの対戦をアピールしたシナだが、「スマックダウンでレッスルマニア出場が決まっているのはただ1人、中邑真輔だけだ。俺はレッスルマニアに出場するために『ファストレーン』のフェイタル5ウェイWWE王座戦に出場したい」と主張すると、ダニエル・ブライアンGMが現れてAJスタイルズに勝利することを条件に王座戦参加を認めた。
シナ、AJのトップスーパースター同士の闘いは大技のシーソー戦を展開。AJがスタイルズ・クラッシュ、フェノメナル・フォアアームを決めれば、シナがSTF、アティテュード・アジャストメントを繰り出して応戦。互いに譲らない攻防となるも、AJのカーフ・クラッシャーをしのいだシナがこの試合4発目のアティテュード・アジャストメントを豪快に決めて3カウント。シナは勝利してPPV『ファストレーン』のWWE王座戦出場権を獲得し、この王座戦は6パックチャレンジで競われることになった。
試合後、王座戦に出場するケビン・オーエンズ、サミ・ゼイン、バロン・コービン、ドルフ・ジグラーが乱入してAJ、シナと乱闘となったが、果たしてAJはWWE王者のままレッスルマニアで中邑と対戦できるのか?PPV『ファストレーン』は日本時間3月12日にオハイオ州コロンバスのネイションワイド・アリーナで開催され全世界に生配信される。
文・どら増田
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