夏といえば、やっぱり一度は行ってみたいのが沖縄だろう。
沖縄の魅力にほれ込んだ著者が、持ち前の「ガチマヤー」(沖縄の言葉で「食いしん坊」の意味)精神で、南国からエネルギッシュな島紀行を届ける。
沖縄に45もの離島があったことにまずビックリさせられる。そして、島ひとつひとつに一度は食べたい美食が存在していた。
オレンジ色に輝く宮城島の黄金芋、古宇利島で食べられる沖縄産ウニ、阿嘉島に残る海水で作る本来の島豆腐などなど。沖縄そばやゴーヤばかりではない、興味深い美食を探索できる内容だ。
まぶしい日差しに、透き通るような海と空が輝く沖縄の写真を眺めていると、さらに食欲が刺激されてきてお腹一杯な一冊だ。(税別1500円)