県警つくば中央署によると、2月11日午前0時50分頃、同市東新井の歩道を1人で歩いていた女性(24)が、後ろから近づいてきた男に、いきなり両足をつかまれて倒された。
男は「パンツをくれ」などと言って、女性の両足を持ち上げ、パンツを無理やり剥ぎ取って逃走した。女性は恐怖のあまり、声を出すことも抵抗もできなかった。暴行されることはなく、ケガはなかった。
事件後、女性は数十メートル離れた飲食店に助けを求め、事情を聴いた店員が110番通報。同署員が駆け付けたが、目撃者はいなかった。
現場はつくばエクスプレス・つくば駅から約1.5キロの距離で、深夜になると、人通りはほとんどなく閑散とした場所。女性は愛知県稲沢市在住で、たまたまつくばに遊びに来ていて、夜を明かすインターネットカフェを探していたところだった。
女性の証言によると、男は年齢20歳から30歳くらいで、身長170センチ前後。黒っぽいジャンパーを着ていたという。同署では近くの防犯カメラの映像を解析するなどして、強盗事件として男の行方を追っている。
女性は10センチほどの高いハイヒールを履き、膝丈のスカートを着ていたが、あいにくストッキングを履いておらず、素足だったため、下着を脱がせやすかったとみられる。犯行は約15秒の早業だった。
(蔵元英二)