会場に集まっていたファンからは、「もっと早く発表できなかったのか」「会場までの交通費とホテル代が無駄になった」などと、まさかの中止に怒りの声が上がった。
「2004年10月に水戸県民文化センターで開催予定だったコンサートも、沢田はドタキャンした前科があります。また過去には、MC中に『歌って〜』と声を上げたファンに激怒し『嫌なら帰れ!』と罵声を浴びせ、会場を凍り付かせたことも。とにかく怒りやすく、ファンは沢田の機嫌を損ねないように、独自のルールに従うしかないんです。往年のジュリーの歌を聴きたいと、懐かしんでチケットを買ったファンは、あまりのわがままぶりにビックリするんじゃないでしょうか」(芸能記者)
実際、コンサートでかつての沢田のヒット曲を楽しみたいと思ったら、それは大きな間違いだ。最近では過去のヒット曲を数曲歌うのみで、後はほとんど誰も知らない曲か、反原発ソングを聞かされるハメになるという。
「先日もコンサート中にファンといざこざを起こし、客が強制退場させられる出来事があったばかりです。沢田もファンが往年のヒット曲を求めていることは分かっていて、昨年のツアーではかなり多めに歌っていました。さらに『来年はもっと盛り上げる』と公言していたのですが、フタを開けてみたらバックバンドもなく、簡素なステージ上で、ギターと2人だけで反原発ソングを熱唱するありさま。これでは文句を言いたくなる人もいるでしょうね」(同・記者)
ネット上ではドタキャンの理由について、「会場が埋まらなかったので中止にした」「コンサート会場で反原発の1000万人著名活動をしようとしてモメた」など、さまざまな憶測が飛び交っている。
「精力的にライブ活動に精を出す沢田ですが、最近ではそのあまりのわがままぶりに、妻の田中裕子とともに、テレビやCMからお呼びがかかることはほとんどありません。頼みの綱のコンサートも、度重なるトラブルにチケットの売れ行きが芳しくなく、プロモーターがアリーナ席の招待券をバラまいて体裁を保っている状態とウワサされるほどです」(同)
古希を迎えても今なお、美声を響かせている沢田だが、かつての“妖艶なジュリー”は、思い出の中にとどめておいた方が幸せなのかもしれない。