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夏より深刻? ダルさ、倦怠感の原因になる「秋バテ」対処法

 夏バテは知っていても、秋バテについて知っている方はそう多くないのではないでしょうか。夏バテと似たような症状が、暑さが和らいで涼しくなってきた今の時期に現れている場合、それは秋バテかもしれません。

 そこで今回は医師の小田切ヨシカズ先生に“秋バテへの対処法”について教えていただきました。

■秋バテとは?
「まず、秋バテとは、9月下旬ごろから現れる体調不良のことを指します。倦怠感・食欲不振・頭痛・不眠など様々な症状があり、夏バテに似たような症状が出ます。夏バテは、冷房による室温と外気温の差によって引き起こされますが、秋バテは気温の急激な変化や低気圧などの影響で起こります。寒暖の差や気候の影響で、自律神経に乱れが生じることで、体調不良に陥るのです」

 では秋バテへの対処法はどんなものがあるのでしょうか?

■対処法1:睡眠を十分に取る
「秋は行楽シーズンなので、遠出する予定が色々と入る時期でしょう。しかし、あまりに活発に活動し過ぎるのも考えものです。『秋バテかも?』と感じたら、出かけるのを控えてゆっくり休養を取りましょう。体力を使いすぎたら、秋バテから体調を本格的に崩してしまい、風邪などを引いてしまう可能性もありますからね」

■対処法2:湯船に浸かる
「夏の間はシャワーだけで入浴を済ませてしまっていた方も多いのではないでしょうか。秋バテの原因は自律神経のバランスの乱れですが、湯船に浸かることで、自律神経の働きを取り戻すことができます。特に半身浴が効果的で、40℃弱のぬるめのお湯に30分程浸かるのがよいでしょう」

■対処法3:温かいものを食べる
「秋バテになると、胃腸の調子も悪くなってしまいます。そこで、胃腸の負担にならないような食べ物を食べて、体力温存に努めましょう。その時、温かいものを食べるようにしましょう。■2でご紹介した半身浴と同様に、体を温めることができます」

 今回は秋バテになった後の対処法をご紹介しました。しかし、秋バテに対しては、夏ごろからの予防も必要です。夏の疲れが蓄積することが秋バテに繋がることもあるため、夏ごろから冷房病に気を付けたり、疲れを溜めないようにしたりする必要があるのです。皆さんも、来年は秋バテになってしまう前に予防しましょう。また、既に今年秋バテになってしまっていたら、今回ご紹介した方法で対処してみてはいかがでしょうか。

【取材協力】
小田切ヨシカズ(湘南育ちのサーファー医師。ワークライフバランス重視の36歳。現在、横浜の内科クリニックに勤務中)

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