−−コント「未亡人 朱美ちゃん」のインパクトが、脳裏から離れません(笑)。
中野「狙い通りというか。脳裏のどこかにあれば、嫌悪感であっても、検索してもらえるし。舞台で、明転した瞬間のインパクトって大事ですし」
橋本「お正月、番組に出させていただいたんですけど、そのネタを見て寝たら、『初夢に出てきた』って聞いたことがあります(笑)。『夢に出てきた』って、よく聞きますね」
中野「私たちのコントって、“あるある”じゃなくて、マイナーで、見ちゃいけない人たちが登場する(笑)。『“あるある”がない』ってよく言われますね」
橋本「新宿にいる人でも、この人はどこに行くんだろ? どっから来たんだろ? なんでこんなファッションなんだろ? って気になっちゃうと、ふたりで追いかけてったり」
−−繰り返す「ダメよ〜、ダメダメ」というフレーズが、今ジワリと使われ出していますね。
中野「これが自分たちのキャッチコピーになるなんて思ってなかったし、狙ってもなかった。あれは、流れがあっての『ダメダメ』なんですけど、フレーズが先行しちゃって。複雑ではありますよね」
橋本「使ってもらえるのはうれしいけど、ビックリしますよね。この前、岩手に営業で行ったんですけど、子どもに『ダメよ〜、ダメダメの人だ』って言われたり」
中野「子どもに一番ウケないと思っていたんで、驚きました。でも、あんなバケもんみたいな顔してやってるんで、普段は気づかれなくて。この前も、電車で隣の席の人が“ダメよ〜”で遊んでたんですけど、ぜんぜん気づかれなかった」
橋本「うちは親も気づかないんで(笑)。『テレビ、出るよ』って連絡しても、見過ごしちゃったみたい」
−−現在は、大好きな志村けんさんの出身ということで、東京・東村山で一緒に住んでいるんですって。
中野「そうです。志村さん、ビートたけしさん、爆笑問題さんが大好きで。東京に出てきてからは、ほかの事務所は受けずに、(爆笑問題が所属する)タイタンだけに絞って。大好きな爆笑さんの事務所に入って、大好きな志村さんがいた東村山に住んで、大好きなたけしさんのギャグの“コマネチ”って名づけたウサギを買って。好きな物に囲まれて、生活しているんです。ウサギは死んだんですけど、今は“アンドロポフ”っていう、たけしさんのギャグのを買ってます。太田(光/爆笑問題)さんに付けていただいて」
橋本「お正月には、太田さんにホメていただいて…」
中野「志村さんには、ラジオ(TBS系『志村けんの夜の虫』)に出させていただいたとき、『志村さんの技術をパクらせてください』ってお願いしたら、『いいよ』って公認してもらって」
橋本「尊敬する爆笑問題さん、志村さんと会えたんで、あとはたけしさんだけ」
−−近いうちに『北野演芸館〜たけしが本気で選んだ芸人大集結』(TBS系列)から、招待状が届くんじゃないですか?
中野「出たいです! そうなると、ヤバイ!!」
【プロフィール】橋本小雪(左) ‘84年11月生まれ、兵庫県出身。中野聡子 ‘83年11月生まれ、愛媛県出身。タイタン所属。2007年結成。youtubeチャンネル「感電パラレル」http://www.youtube.com/ElekitelDenkiにて毎日動画をアップ中。4月23日に音楽ユニット「ハイパーエレキテル連合」としてCDデビューhttp://www.hmv.co.jp/news/article/1404040002/
日本エレキテル連合出演「爆笑問題withタイタンシネマライブ」
http://www.titan-net.co.jp/cinemalive.php
日本エレキテル連合 DVD「シリアル電気」
http://contentsleague.jp/ner/625.html
(次回は5月の最終週に更新)