「もう腹をくくったのか、テレビ各局のインタビューを受けた。大嶽親方は涙ながらに『元力士が胴元だと思っていた』、『暴力団と関係があるとは思わなかった』など苦し紛れに弁解。妻との離婚を決意したことも明かし世論の同情を買うのに必死だが、二度と相撲に関係した仕事はできないだろう。ちゃっかりギャラをもらっているといううわさもある」(テレビ局の相撲担当記者)
大嶽親方が現役時代所属していた二子山部屋の元おかみさんで“育ての親”でもあるタレントの藤田紀子はワイドショーに生出演し、「あの子(大嶽親方)はあんな子じゃなかった」と“親心”を吐露したが、大嶽親方の“ギャンブル病”は今に始まったことではないというのだ。
「現役時代は同部屋で年齢が一緒の高田川親方(元安芸乃島)とウマが合い、2人でよくギャンブルに出かけていた。ジャンルは競馬、競輪、競艇と何でもあり。地方場所では付き人を場外売り場に走らせることもあったし、自ら地方に“遠征”することもあった」(ベテラン相撲記者)
野球賭博では大嶽親方の負け金が数千万にまでふくらみ、大関・琴光喜に一部を肩代わりさせるなど豪快なかけっぷりだったようだが、現役時代も変わらなかったようだ。
「出かけるときはセカンドバッグいっぱいに現金を詰め込んで出かけ、負けるときは中身がすっからかん。ところが、勝った時はバッグに入りきらず、紙袋いっぱいに現金を入れて帰って来たほどの“ギャンブル病”。夫人の父で元横綱・大鵬は夫人と結婚前に『アイツのギャンブルをやめさせる』とギャンブルから足を洗わせようとしたが、大嶽親方は『ギャンブルはオレの甲斐性だ』と取り合わなかった」(同)
結局、大嶽親方は文字通りギャンブルで身をほろぼしたあげく、大横綱の顔にまで泥を塗ってしまった。