インターネットニュースではトップ扱いでユーザーのコメントが溢れ、民放各局、NHKも対応に追われ、速報が入った2010年6月2日の午前10時前後から、特別報道番組を急遽 組んで放送をおこなうことになった。
緊急のニュースが入れば通常のTV番組を変更して特番を組むのはよく見られることだが、そんな中でもブレない放送局がある。
それはテレビ東京である。
各局が延々と鳩山首相のニュースを流す中で、淡々と通常のTV番組を放送していた。午前11時過ぎに株価情報の中で、チラっとニュースで触れた程度である。その後はテレビショッピングを予定通り放送していた。よほどの事が無い限りは、通常の番組を流すというスタイルだが、鳩山首相辞任のニュースでは、テレビ東京の番組編成を急遽 変更させるほどではなかったということだ。
テレビ東京マニアにはよく知られている話ではあるが、鳩山首相辞任のニュース1つの対応でマニアからの支持が上がるテレビ局もまた珍しい話である。
SNSサイト・mixiでは、「テレビ東京伝説」というコミュニティがあり、当然 今回の話題もトピックとして取り上げられている。
「やった! さすがテレ東! 俺達に出来ない通常放送を平然とやってのける! そこにシビレる憧れるぅ!」(「テレビ東京伝説」のコミュニティ・トップより)
また1つのエピソードが語り継がれることになったのである。ブレずに真っすぐに突き進むのは非常に困難であるが故に、希少価値がある。
テレビ東京の通常番組はブレずにどこまで続くのか? これからも暖かく見守っていこうではないか。
伝説よ。永遠に…。