人気作家である令丈氏だが、実は美術大学(当時)の出身で、グラフィックデザインを専攻していた。デザインの分野から著述の世界に入った変わりダネの人物である。この嵯峨美術短期大学(現・京都嵯峨芸術大学)からは、お笑い芸人のいがわゆり蚊氏や、とっとこハム太郎の原作者である河井リツ子氏、そして、宇宙戦艦ヤマトの「森雪」の等身大フィギュアや、裁判にもなって大変な騒ぎとなったことが記憶に新しい漫画家・楳図かずお氏の新居を商品化するなど、画期的な商品を世に送り続けている玩具プロデューサーの安斎レオ氏など、異彩を放つ人材を多く輩出している。
8月1日(日)に開催される、令丈ヒロ子氏のメモリートークイベントでは、玩具プロデューサーの安斎レオ氏も出演して、「アートと小説」「アートと玩具」など、一見接点のなさそうなテーマについての興味深いトークも聞けそうだ。
入場は無料で、嵯峨芸術大学の学生でなくても入場は可能らしいので、関西在住の方はぜひ気軽に足を運んでみてはいかがだろうか?
トーク終了後には令丈ヒロ子、安斎レオ両氏のサイン会も行われるそう。
安斎氏は「自分の発想や作品を世に出したいが、どうやって世に出していけばよいのか分からなくて悩んでいる…そんな若い人たちにとって、何かヒントが掴めるようなトークショーをできたらと思っています」と語っている。
悩める若者たちには、必見のイベントなのかも。
京都嵯峨芸術大学
http://www.kyoto-saga.ac.jp/topics/detail.php?oid=42856
(「作家・歩く雑誌」中沢健 山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou