その模様とともに単独インタビューを敢行したのが、われらが『ラジかるッ』(日本テレビ)。織田裕二(40)のモノマネでおなじみの山本高広(33)がインタビュアーとして福田沙紀の牙城に挑んだ。
ここで、福田沙紀がどんな人かを説明しておこう。全日本国民的美少女コンテストで演技部門賞を獲得して、熊本から上京。トラックスーツを着せられて、『アタックNo.1 2005』を歌わされるなど明らかに迷走していた時期もあったが、演技とバラエティーで才能を開花。特に昨年のドラマ『ライフ』では冷徹ないじめっ子役を完璧に演じ切り、「こいつはすげえ!」と個人的に盛り上がっていた、そんな存在である。
ところが、この子。マスコミからは非常に悪評の高い子のようで、「態度が悪い」「何様のつもりだ」などと散々な言われようなのだ。そこまで言われると、逆に幻想が高まるものだが、それを踏まえて『ラジかるッ』を見てみると…。
山本から「どんな映画なんですか?」(織田裕二っぽく)と映画の内容を聞かれた福田沙紀。だが、この質問にほとんど答えない!なんでだよ!答えて宣伝するのが主役の義務だろ!
気を取り直してインタビューが進行していると、「あ、ここはキターって言わないんですね」と、芸人潰しに出た(しかも、ニヤニヤしながら)。それは山本側のタイミングで言うから!先に言っちゃダメだろ!
噂にたがわぬキラーぶりを遺憾なく発揮され、山本も頭を抱えてしまったところでインタビューは終了した。
思い出したのは沢尻エリカ(22)である。エリカ様が「別に…」や「特にないです」発言で物議をかもしたのは記憶に新しいが、なんだかエリカ様を見る気がしたのだ。
いやいや、エリカ様はこんなものじゃない!と反論したくなる気持ちはわかる。実際、エリカ様はこんなもんじゃない。だが、17歳当時、エリカ様がああなるなんて誰が想像しただろうか?つまり、福田沙紀が将来的にエリカ様級の大物にならないなんて、誰も言えないわけだ。
そんなわけで、この先の福田沙紀がちょっと面白くなってきた。エンターテインメントとして転がすことができたら、とんでもない逸材となる。沢尻不在で芸能界が面白くない現在、取って代われるのは君しかいない。マスコミの皆さん、「生意気だ!」とかいって可能性をつぶしてしまうのはもったいないので、もう少し様子を見ることにしませんか?