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生放送で坂上忍が大慌て「編集しておいて」岸博幸氏、かんぽ情報漏えい問題で郵政の闇を暴露?

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坂上忍

 24日放送の『バイキング』(フジテレビ系)での元官僚・岸博幸氏の発言が視聴者の間で話題を呼んでいる。

 番組では、かんぽ生命の保険の不適切な販売をめぐる問題を紹介。総務省の鈴木茂樹前事務次官が日本郵政・鈴木康雄上級副社長に、総務省が年内に予定している同社への行政処分の検討状況を漏らしていたことを報じた。康雄上級副社長は総務省の元事務次官であり、茂樹氏の先輩に当たる。これを受け高市早苗総務相は20日に茂樹前事務次官への停職3カ月の懲戒処分を発表。前事務次官は同日に辞職している。

 スタジオで岸氏は情報漏えいに関わった茂樹前事務官と康雄上級副社長に対し「一番やっちゃいけないことをやった。もう『バカヤロー』としか言いようがない」と怒りをあらわにした。

 番組では、都内の郵便局で局幹部が切手を着服した問題について、高市総務相が6日の会見で「(日本郵便が)隠蔽していたと私は受け取った」と怒りを口にしたことなども報道した。

 岸氏は「うるさい大臣には情報を上げないというのが役人のルール」と背景を語りつつも、「今回こいつらの言っていることは論外ですから」と日本郵政の隠蔽体質を切り捨てた。MCの坂上忍は「こいつら!?」と岸氏の様子に驚いた様子だった。

 岸氏はなおも「日本郵政(は小泉純一郎政権時に)完全民営化したはずが、(その後の)民主党政権が半官半民に逆行させちゃって、その後の自民党政権もそれを放置しているんです」と指摘。「天下り規制も民主党が緩めて、その後自民党政権が放置しているんです」と日本郵政を制御できなかった政府にも問題があると語った。攻めた発言を連発する岸氏に、坂上は「結構今日踏み込んじゃってるから、うまいこと編集しておいてください」と生放送にもかかわらずスタッフに呼び掛けるフリをしていた。

 岸氏には「前民主党政権も現自民党政権も批判してていい」「岸さん良い仕事してるね!」「高市さんガンバレ!な内容やん。マトモやん」など称賛する声が続出した。一方、岸氏の発言にうろたえるばかりの坂上には「官僚の情報漏えいから政権批判に持っていく腕見せろよ」「パニックの坂上が岸に当たるな」 「天下り官僚以上に金を貰ってる坂上がワザとらしい」などと残念がる声が見られた。

 いずれにせよ、かんぽ不正問題の解決にはまだまだ時間がかかりそうだ。

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