テレ朝は『クレヨンしんちゃん』以外にも、その前後に放送されている『ドラえもん』『ミュージックステーション』といった長寿番組も時間を変更すると決めており、多くの世代に衝撃を与えている。
さて、そんな『クレヨンしんちゃん』だが、今から6年前の2013年、思わず「ゾッ」としてしまうような恐怖の放送事故が発生したことがある。
2013年3月30日、ひかりTVが1999年公開の映画『クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦』を放送した。
最初は何の問題もなく放送されたが、途中でアニメ作品にもかかわらず、なぜか少し昭和風の髪型をした女性が実写で登場。この女性はテーブルの上に赤い花の入った花瓶、手にはスクリーンのようなものを手にし、何も口にすることなく視聴者の方を向いていたという。
その後も放送事故は何度か続いた。逆さまの数字が表示され、画面が真っ暗になり、ぐちゃぐちゃに絡まる青い線などが放送されたという。これは、もちろん映画の演出などではない。
当時、この事故はネットで話題に。「しんちゃんの映画に女性の幽霊が現れた!」「トイレに行けなくなる」といった声が相次いだ。
なお、この放送事故について、後日ひかりTV側は「コンテンツの不具合」と公式HPで説明したが、謎の女性の正体については明かされなかった。
この謎の映像はテレビ放送の休止時間帯に流れる試験電波放送(テストパターン)が何らかの異常で放送されてしまったのではないかとされている。
登場した女性のルックスは「昭和風」で、文字のフォントも少し古め。2013年にしてはあまりに違和感の残る映像だったため、一部では「本物の怪奇現象だったのではないか」という噂もあるという……。
文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)