というのも、大きな視点からエンターテインメントを作れるからだ。2年前の紅白出場時のように物議を醸すこともあるが、それを含めて“音楽を通してのモノ作り”には一目置く必要がある。重大緊急記者会見では「才能ある方をプロデュースしたり楽曲提供していけたら」と語っていた。
それを聞いて、ビクンときた。実は、以前から彼がアイドルをプロデュースすれば、何かが起きるんじゃないかと感じていたからだ。これはまさに渡りに船! 望ましい展開になってきた。
聞くところによれば、DJ OZMAという人は各ジャンルの音楽にも精通し、かつアイドルというジャンルにも偏見を持っていないという。アイドルが楽曲をリリースする際の最大のウイークポイント。それは楽曲そのもの。「こんなもん、誰が聴くんだよ!?」という程度の代物が平気でジャンジャン発売されているのがアイドル歌謡界の実情だ。リリースされるだけまだマシで、歌い手は魅力的なのに楽曲自体が死んでいることが往々にしてある。作り手側に“発売イベントを行うための付属品”くらいの認識しかないのだろう。
そこでDJ OZMAにご登場願えないものか。この考えは数カ月前から温めていたのだが、そのきっかけは、彼がエイベックス入りするというニュースを聞いたからだ。エイベックスといえば、いわゆるアイドルはいない。でも、DJ OZMAと“彼女”が組んだら何かが生まれそうではないか? そう、後藤真希(23)だ。
後藤は今年6月、エイベックス移籍が発表されたが、以降、これといったことはしていない。一部報道によれば、毎日レッスン場に通い、「自分で曲を作って」いるという…。かなり嫌な予感がする。誰か止めてくれ。
だったら、四の五の言わずにDJ OZMAがプロデュースすればいい。せっかくエイベックスに移籍したのだから、ここで接点を使わないのは、あまりにもったいない。少なくともつんく♂(40)よりは相性が良さそうではないか。派手でセクシーで歌唱力に定評のある後藤真希を生かせるのはもはやDJ OZMAしかいないと思うのだが…。