同シリーズには熱狂的なファンが多く、二人の舞台挨拶が行われた12月26日、「丸の内ピカデリー1」(東京都中央区)には、場内に入りきれないほど大勢の観客が押し寄せた。西田敏行と三國連太郎らに加え、ゲストの松坂慶子が舞台で挨拶を終えて退場した後も、「ハマちゃんコール」「スーさんコール」が鳴り止まず、西田敏行と三國連太郎が再び登場する異例の事態まで起こる始末。西田敏行は「いやぁ、舞台挨拶でアンコールがかかるなんてねぇ。皆、愛してます!」と号泣。日頃クールで知られた三國連太郎も、涙を浮かべて挨拶した。この人気ぶりに、早くも新しい喜劇映画シリーズの登場を期待する声が、映画業界内部で挙がっている。そもそも『釣りバカ日誌』とは、『男はつらいよ』(フーテンの寅さん)という国民的人気作品の後を受けてスタートしたシリーズであり、当初はあまり期待されていなかったが、予想外のヒットを博して見事にその大役を果たしてみせた。
今年、ドル箱だった『釣りバカ日誌』シリーズが終了するが、実はそんな中で、『男はつらいよ』が新シリーズで復活すると噂されているのだ!? しかも、主演にはジャニーズ系のタレント、若手人気俳優、人気芸人などの起用が取り沙汰されており、脚本家も数名の人気作家がリストアップされているという。はたして、噂される21世紀版「フーテンの寅さん」は実現するのであろうか。