−− 『恋のから騒ぎ』の話も聞いていいですか?
黛 いいですよ!
−− 黛さんは『恋から』では、どんなキャラだったんですか?
黛 私としては、普通のつもりだったんですけど…。実際に自分が経験した話を、そのまま話してるだけだったんで。でも話してみたら「エー!」って周りにリアクションされて、「あれ? 普通じゃなかったのかな」って、自分でビックリしたり。
−− 明石家さんまさんがあの声で「ウヒョー!」ってリアクションするから…(笑)。
黛 さんまさんの反応見ると「私、凄いことしてたのかな!?」って思っちゃうんですよね。
−− さんまさんがトークの魔術師として、話してる本人も気づかなかったその人の真の面白さを、引き出しちゃうんでしょうね。
黛 でしょうね。私自身が人の話聞いてると、「えー、それヤバいんじゃないの!?」って思うんですけど、話してる本人にとっては普通の話なんですよね。だから私の話も、人が聞いたらビックリするんでしょうね。
−− 『恋から』のトークで目立つ人って、どういう人なんですか?
黛 それはやっぱり、恋愛経験豊富な人でしょう!
−− 黛さんも?(笑)。
黛 そう…でしたね、はい(笑)。
−− さんまさんの印象は?
黛 最初初めてお会いした時は「顔がちっちゃい!」って思いました(笑)。それとやっぱり、スターとしてのオーラが凄いですね。
−− さんまさんに口説かれたことは?(笑)。
黛 ないです、ないです(笑)。ホントに、オンとオフの線引きを、凄くハッキリしている方なんで。
あ、それと、どんなにちっちゃいことでも聞き逃さないので、ホント凄い天才だと思います! ちょっとポロっと言ったことでも、100倍になって返ってくるので凄いなと思います。だから私たちも、自然と喋っちゃうんですよ。
−− では、これまででさんまさんに一番ウケた話を、ちょっと話してもらってもいいですか?
黛 はい。昔つきあってた元彼の話なんですけど。夜、元彼と一緒に歩いてる時、「肩がぶつかった」とか言われてヤンキーに絡まれて、もうすっごい怖かったんですよ。「オメーなんだよー」って、向こうに凄まれて。
その彼、普段は私のバッグ持ってくれたりとか、いつもカッコいい彼氏だったんですよ。だから助けてくれるのかなと思ったら、ちょっと間を置いてから「…え? 僕らが見えるんですか」って、急に幽霊になりすまし始めたんですよ!
−− (笑)。
黛 もう、開いた口が塞がらなくって。で、そのヤンキーは、「コイツらアブナいよ、怖いよ…」って、逃げちゃったんですね。「コイツら」ってことは、私もアブナい人扱いされてることですからね(笑)。もう、恋もサーッと冷めちゃいました。
−− いい迷惑ですよね(笑)。
(つづく)
◆『レスラーガールズ』&『レスラーボーイズ』
『レスラーガールズ』
2011年1月7日(金)〜11日(火)
東京・下北沢シアター711
【出演】石井あみ/愛川ゆず季/飯田南織/平田弥里/秋山優/高杉美羽/安川結花/原さち穂/森村祥江/黛実希/青地洋/松田沙希/信田美帆 (ex-太陽とシスコムーン)
『レスラーボーイズ』
2011年1月7日(金)〜11日(火)
東京・下北沢「劇」小劇場
【出演】野沢トオル/城戸裕次/伊藤航/庄田侑右/小川大悟/犬伏雄一/藤田俊雄/山村哲史/宮崎唯/芝けん/笹本れいか/IZAM
ベニバラ兎団 公式サイト
http://www.benibarausagidan.net/
(山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou